美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

「春に想う 梅・椿・桜・桃」 @畠山記念館

こちらはもう3/13までだったが、やはり花に関する古美術を集めた展覧会である。
「春に想う 梅・椿・桜・桃」
抱一の「椿に鶯図」と夜桜蒔絵四半硯箱が人の心を誘った。
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茶道具も春を想わせるものが揃っていた。
薩摩文琳茶碗 銘・雪の花 この銘をつけたのは不昧公。仕覆は花ウサギ金襴、いちご裂。どちらも愛らしい。とはいえどうイチゴなのかがよくわからないので、イチゴは一期でもあるのかなどいろいろ思うのも楽しい。
挽家の烏丸光弘の文字、不昧の箱書きなどもある。

共筒茶杓 銘・一つ松 小堀遠州 「小遠江』サイン入りで、櫂は白め、あとはやや茶色が濃い。

薄茶の道具もある。
堅手塩笥茶碗 銘・春雲 朝鮮のもので青灰色の景色がカモメにも見える。

十二支蒔絵棗 桃山時代 これは可愛いし、なによりそんな昔ぽくは見えない。八稜形にどうぶつたちが入るが、なかなか愛らしいそぶりを見せる。余白を紗綾形などで埋めている。

芦屋梅花文筒釜 室町時代 梅のモチーフが愛らしい。筒型なのでどうもこれでスープなど炊いてもよさそうである。

曲水宴図 其一 みんなとても楽しそう。いいなあ。とはいえ詠まないと罰ゲームが待っている。
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次郎衛門雛がある。原在中の雛屏風を背にして微笑む。里山を描いたのびやかな絵。
おっとりした心持になる。

さていよいよ春をモチーフにしたお道具揃いである。
色絵梅鶯文八角鉢 いかにも柿右衛門らしさの出た美しい鉢。わたしなどはとても好きだ。

結鉾香合 乾山 これがまた愛らしい。カクカクと表面を六角から八角くらいにした面を集めた多面球形なのだ。白梅が咲いているのもいい。好きな1つ。

他にも乾山の作品がいくつか出ているが、白梅と白椿が多いのが印象的。

青貝花鳥軸盆 明代 縦長の青貝細工の濃やかで緻密な表現。とてもいい。
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昭和に入ってからも名工は生まれる。
特に漆芸の佳いのが出ていた。
梅、椿、桜、桃。それらをモチーフにした愛らしい碗。

絵の方は抱一の桜に瑠璃鳥、浮田一蕙の狸に桜図・・・

最後に旅に使える旅箪笥の精巧さに驚いた。
本当に細かい…

いいものを見て気持ち良かった…
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