美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **自宅でログイン出来ないので、現在「遊行七恵、道を尋ねて何かに出会う」で感想を挙げています。

あちらこちらのおひなさま

もう三月も終わりだが、この時期には各地でお雛様の展覧会が行われる。

こちらは鎌倉国宝館のお雛様の展示。
イメージ (41)
入ってすぐの右側全域はいつもの神仏連。コワモテさんが多いですね。

で、左側に広がるのがお雛様と眷族とお道具などの愛らしいもの。
いいなー、こういう対比も。

イメージ (42)

鎌倉を始め近隣の方の旧蔵品を預かってこうして展示する。
いいことだなあ。
享保雛の昔から古今雛、内裏雛、そして関東では珍しい御殿雛まである。
御殿雛は手の込んだことに中で電灯がつくようになってる。すごいな。
雛道具も愛らしいものばかり、つまり手の込んだものばかり。
特に陶磁器とガラスもの、錫もの、漆器などはそのたまらない愛らしさにくらくらするね。
小さなものは撮影しても、すればするだけある種の虚しさが湧いてくる。
つまり自分の目で見る以上の良さを再現できない。
綺麗だなと思ったものでもやはりこればかりは現物を見ないといけない。

御所人形もあり、中には仮面をかぶったり外したりするものもある。
よく出来ている。これで思い出すのが「リカちゃん人形」シリーズのパットちゃん人形。
パットちゃんは歌手でもあり、くるりと首を回すと変身も出来たはず。
いやーよく出来てます。

いいものを見せてもらいました。

次に京都文化博物館のひな人形。
こちらは毎年展示。吉川観方コレクションがメイン。
イメージ (3)
やはり享保雛があるが、こちらは元禄雛ともいうと説明を読む。
立雛がけっこうある。
以前物凄いとしか言いようのない展示の仕方をしているのを見たが、あれはひな人形ではなく情死人形とでも言いたくなるような様相を呈していた。
さすがに近年はもうそうした展示の仕方をやめているが、あれは一体なにを思ってあのような展示の仕方をしたのだろう。
今思い出してもぞくぞくする。
2004年の話。もう二度とあの光景にはお目にかかれないだろう。

大礼雛 昭和2年のね。一目でわかる丸平の人形。この三人官女がまた綺麗で。

衣裳人形では母と娘、娘が犬と狆(狆は犬とは別種と考えられていた)と一緒のものなど、今回初めて見るものが出ていた。

御所人形はもう相変わらずめんこい。中に坊ちゃんがりの子がいて、金色の鯉(タイではない)を抱っこしているのが特にかわいかった。
他に小さな鹿の人形たちがずらりと並ぶのもよかったし、木地師がこさえたような木の食器もあった。

こちらは4/3まで。

三井記念美術館も恒例のお雛様。
イメージ (4)
歴代の夫人方が大事にしてきたお雛様。相変わらず豪奢で見事でしたな。
特に五世丸平の特別制作のそれが群を抜いて豪華。

イメージ (5)
優雅でしたなあ…

ここではほかに水野年方の「都のにしき」が出ていた。年方の絵もなかなか見る機会がないので嬉しいね。
茶道具もあり、三井のご婦人方がどのような愉しみ方をしていたかがしのばれて、よいものを見たなあとしみじみ。

やはりお雛様はよいものですな。
うちのおひなさまは旧暦まで飾っております。
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