美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

五月の東京ハイカイ録、その1

とにかく今回は長い。
内容のむちゃくちゃさは今に始まったことやないのでええとして(ええのか???)、今回は4/28の夜から5/3の夜までのハイカイですわ。
幸いというかなんというかJRのEXICの会員なもんで、ポイントが貯まりましてな、それで往復をグリーン車にしました。指定席の値段のままで。
こういう時期はちょっとでも楽をしたいもんです。

定宿へは東京駅からの送迎バス。やっぱりね定宿を持つと色々楽。その分人間関係をよくしようといい子にならざるをえんけど、まあ普段わがままとエゴで成り立ってるわたしでも月一回くらいは丁寧にマジメな顔してヒトサマと相対するのはええもんです。

ほんで早速部屋がわたしにはマズいフロアだったので回避してくれとたのむ。以前怪異現象があったのだ。すると今回のフロントの人がたまたまそのときの担当者だったので「あっ!」で一発変更。
ホテルを変えるほどではないけど、あのフロアはお断りよ。

さて翌日は昭和の日。
色々いう人もあるが、この日が休みなのは会社員は嬉しいよ。サービス業の方々にはすまぬけど。
あとわたしは「大型連休」とは言わないし書かない。発音は「ゴルデンウィー」で書くときは「GW」。これで伝わるし、その方が短いので合理的でもある。

例によって例のごとく展覧会の個別の感想は後日また延々と書きます。

人形町から日本橋へ向かう辺りで見かけた。装飾が可愛い。
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東府中にゆくのだが、まさかの強風&冷風で寒いのなんの。調布で乗り換え待ちのとき、凍えてもたわ!
コート着てきてよかったよ。
それでまあ寒い中をヨロヨロしながら府中市美術館の「ファンタスティック」な江戸絵画を見たのだが、当然ながらよかったです。
来年は是非「雀!応挙、芦雪、国芳から栖鳳まで」展とかしてほしいな♪

そんで帰りは小金井までバス。たまには叔母に会いに行くべきなんだが、スルーしてしまう。バス停で万一会えば呪われそうやな。

で、その小金井があまりの強風で、バスロータリーでおばあさんが動けなくなってた。
こらあかん、と声をかけて手を引いて近くの商業ビルへ。
おばあさんは一階のスーパーへ・七恵は二階へごはんを食べに行きました。
こう言うときは単数より複数で歩く方がいい。
夜は居酒屋の店で鰺フライ定食のランチ。
そりゃ横須賀の味美食堂にはかなわないけど、なかなか美味しかったよ、ここの鰺フライも。

快速乗って吉祥寺へ。武蔵野市吉祥寺美術館で「萩尾望都SF原画展」。かっこよかったなあ。
正直、わたしは萩尾さんはキャラよりストーリーに惹かれるのだが、SF作品の原画展を見ていて改めてそのことを確認し、深く納得。キャラに頼るのでなく、揺るぎのない世界観があるからこその広がり…素晴らしかった。そして原画の美麗さにふるえる。

心の水底の揺らぎを保ちたいので近くのmoicafeさんへ。
吉祥寺に来たらここで気持ち良い時間を過ごしたい。

神田経由で上野に到着。
随分な人出の上野。原因はわかっておる。
まぁそれでもわたくしは戦略を練っておる。
とりあえず東博へ入るのが先。
「黒田清輝」展をみる。どうもネット上では黒田ヘタヘタというのが流れているけど、彼の庭園で育った花を描いたもの、裸婦などはやはりいいよ。
技術以前に熱意があって、それが心に響く。よかったわ。

さて一旦退出してから都美へ。18時。夜間開館ですからな。「若冲展」これで30分待ちとあったけど実際は20分くらいで中に入り、あとは混雑の中、好きなように見た。
わたしはトリがニガテなのでそちらはスルーし、わりに京都でよく見る絵もご近所のも軽くみて、本当に見たかった画を楽しんだ。

出てから東博に戻り「黄金のアフガン」。
黄金の美貌は永劫不滅。素晴らしかった…
また詳しいこと書くけど、死後の安寧と言うことを想った。

上野の駅ナカでラーメン屋に入り、展覧会チケットのおかげでサービスもいただいて、宿へ。
初日はこんなもんでした。

二日目。
東京サブウェイチケット三日分のその1のはじまりはじまり

山種美術館で土牛。醍醐の桜にはじまり最後の絵までを堪能。
目黒に出るのにはJRにして区美で「高島野十郎」。
ああ、息苦しさに負けた…

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そこから飛んで佐倉へ。
疲れてしまったのでバスで歴博へ。3時についたな。
「万年筆の歴史」というか日本の万年筆ってすごいなーと感心した。
あとは柳田國男が考古学にイラッときてた資料なども面白かった。
帰りはJR千葉へ出たいのでやっぱりバス。4:35というのは早いバスの終わり時間。

佐倉から千葉までえらく近いのでびっくり。
駅で5時のおしらせの「新世界より」を聴く。いいなあ。

千葉からは秋まで運行のパルコバスに乗せてもらい千葉市美術館へ。
吉田博展。これがもう素晴らしかった。
わたしは吉田博と言えば最初に認識したのは木版画だが、実はそれ以前に洋画の「精華」に衝撃を受けていて、ずっと再会を願っていたのだが、あの作者とこの作者が同一人物だとは長らく知らなかったからなあ。水彩画もたくさんあった。
欧米での作品よりアジアを描いたものの方がずっとよかった。これはこれで面白い現象だと思った。
黒田君とはたいへん合わなかったというのも面白い話だと思う。

千葉市はこれでも大概「ああ、満足」なのに、その後に「最後にデザートをどうぞ」と出してくるのが他の所ならメインディッシュになったりするようなものなので、今回もいいものに溺れた。
ほんまにどうなってるのだ、このレベルの高さは。

二日目ここまで。

5/1.メーデーだということを完全に忘れきっていた。
この日は朝から横浜に出てバスに乗り馬の博物館へ。
久しぶり。緑が濃いなあ。わたしは新緑の濃さ・緑の折り重なりにざわめくのですよ。
根岸の競馬場の夢のあと。
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山口晃「馬鑑」展を愉しむ。新作はまだまだ製作中ということだけど、旧作だけでもずいぶん楽しめたよ。しかもこれはついでの話だけど馬の博物館がお馬さんの付箋くれたりして嬉しかったな。

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ターフの上ではくつろぐ人が多いのが印象的だった。

馬車…やなくてバスで元町へ。商店街のおしゃれなのを通り過ぎて中華街へ。
目当ての店は大行列なのでやめる。近くにはわたしが初めて横浜に来た時に入ったお粥のお店もあったが、今日はそれよりバラ肉の角煮なの。
で、順海閣に入り角煮丼とシウマイのランチを頼む。それにスープと杏仁豆腐がついて880円は凄いなと思う。また今度も来たいわ。なおシウマイはここが崎陽軒の親方筋みたいね。

神奈川近代文学館で漱石を、大仏次郎記念館では鞍馬天狗をモチーフにしたおもちゃ展をみる。
歴博では横浜正金銀行の兌換券や海外の鋳造されたコインなどみる。
これだけ「おカネ」が集まる展覧会を見ると里見弴「かね」という短編を思い出すわ。
つまり「カネ」を使うためでなく、オブジェとして愛した男の話。

それからハマ美へ向かうが、うーーーん、ちょっと意図がわからなくて困った。
横浜そごうでは平木浮世絵財団所蔵品から「猫の浮世絵」これが面白くて2時間あっという間に過ぎたがな~~~

ああわたしはやっぱりわかりやすいものが好き。

三日目はここまで。
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