美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **なお現在コメント欄を閉鎖中です。

「花と鳥の絵画」@根津美術館

昨日の続きの根津美術館
第5室「花と鳥の絵画」
イメージ (54)

鶉図 伝 李安忠筆 1幅 絹本着色 中国・南宋時代 12−13世紀   国宝で元々は東山御物。わりと白い羽根のウズラ。よく肥えていて、美味しそうに見えなくもない。

梨花小禽図 伝 銭選筆 1幅 絹本着色 中国・元時代 13世紀   白い花が可憐。小鳥もいい。

梨花鳩図 伝 謝弘道筆 1幅 紙本着色 中国・元時代 13−14世紀   毛づくろいする鳩。
こうやってみれば、梨の白い花はこの当時とても愛されていたのだなあ。

蓮池水禽図 伝 黄筌筆 1幅 絹本着色 中国・元〜明時代 14世紀   枠の中に池があり水鳥がいる。そこでは水は豊か。外へ出ぬ代わりにそうして豊饒の時を過ごすのだ。

瓜虫図 呂敬甫筆 1幅 紙本着色 中国・明時代 14−15世紀   おお、瓜が。赤とんぼ、バッタ、そして蝶々。虫たちには虫たちなりの争いもあろうが、この絵だけを見ているとただただ静謐にして心地よい空間がある。

紫陽花水禽図 伝 徽宗筆 1幅 絹本着色 中国・明時代 15−16世紀   ガクアジサイ。徽宗皇帝の絵ではなくもっと後世のものではないかという。徽宗は猫の絵が好きだ。
この絵の中廻し、茶色の兎が見返りながら走り続ける連続パターン。可愛い。

柘榴叭々鳥図 伝 銭選筆 1幅 絹本着色 中国・明時代 16−17世紀   傷みかかっている実と二羽の叭叭鳥。自然の中での風景。

秋草図 銭維城筆 1巻 紙本着色 中国・清時代 18世紀  カラフル、たいへんカラフル。やや博物画風な趣がある。そして30種の秋草がえがかれる。

聴颿楼集宋元画冊 1冊 絹本着色ほか 中国・元〜清時代 14−18世紀   なんだか色々とドラマティックな場面が続く。
天を見上げる蛙がいる。なにやら哲学的な面持ちの蝦蟇である。
変わった蓮の絵もあれば、死んだ蝶々を運ぶ蟻の姿もある。薄い緑で描かれた山、端だけ墨の濃淡がみえる。

ここからは日本である。
芙蓉蟷螂図 伝 曾我宗丈筆 1幅 紙本着色 日本・室町時代 15世紀   ポーズをとる虫たち。カメラ目線の虫たちはピタリとポーズをキメる。

牡丹蝶図 伝 小栗宗湛筆 1幅 紙本着色 日本・室町時代 15−16世紀   飛ぶのはクロアゲハ。豪奢な美しさを見せる。

柳燕図 単庵智伝筆 1幅 紙本墨画 日本・室町時代 16世紀   二羽の元気そうな燕。可愛いな。

花鳥図 式部輝忠筆 2幅 紙本墨画 日本・室町時代 16世紀   右隻:子育て中の親鳥が虫を持ってくる。五羽の子供らが口を開けている。鶲、嬉しそう。椿と小鳥もいい。

梅四十雀図 狩野玉楽筆 1幅 紙本墨画 日本・室町時代 16世紀   紅梅にシジュウカラ。頬が白い。デート中かもれしない。

東洋、東アジアの中世の花鳥画を見ると心がとても鎮まる。
またこうした特集が見たい。
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