美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **自宅でログイン出来ないので、現在「遊行七恵、道を尋ねて何かに出会う」で感想を挙げています。

光琳没後300年記念 光琳とその後継者たち

既に終了したが畠山記念館で琳派を堪能した。
「光琳没後300年記念 光琳とその後継者たち」展である。
イメージ (2)
ここで見る茶道具も琳派の絵もやきものも、すべて愛しい。

絵を見る。
蓮池水禽図 宗達  薄墨がまるで影を捉えたよう。薄い中にも濃淡があり、それがリズムを作る。鳥の静けさ。

小督局図 光琳  左に小督のわび住まい。そこには侍女も描かれている。馬が来る・・・
思えば小督の絵と言えばこのシーンだけしかないように思う。

禊図 光琳  昔男業平は何をしようと物語になるが、こんな禊をしても時間の無駄ですがな。どら焼きのようなカワラケもあり。
とはいえ手順はきちんと踏んでても当人の意思があれですからなあ。
それを証明するような光琳描く昔男のぽよんとした様子。ただ、でこっぱちの侍童がなかなか可愛い。

紫陽花百合図 乾山  白い花。薄く青が載る。鉄砲百合もいい。白だから清楚というわけでもないが、やはり清らかさが目に付く。
この表装、花丸で彩られていて可愛い。上下は縫い取り。

水草蜉蝣図 抱一  花菖蒲がのびる。薄墨のトンボとの関係性がいい。

前期には光琳の躑躅、抱一の夕顔に屋根の猫などの絵が出ていたようだ。

茶道具をみる。
イメージ (3)

瀬戸茶入 銘・常盤 四点もの仕覆。いずれもええ感じ。

和歌懐紙 近衛家煕  墨痕淋漓。かっこいいな。予楽院。

結鉾香合 乾山  今年はじめの「春に想う 梅・椿・桜・桃」展にも出ていた。
可愛いからなあ。いつも愛される香合。img187.jpg

他にも黒楽「武蔵野」、銹絵染付笹文茶碗、銹絵松図茶器などがある。
色替りの土器皿、色絵牡丹文四方皿、色絵藤透鉢といった人気のやきものも並ぶので、にこにこ。

光琳の螺鈿が煌めく硯箱もあり、裏表に八つ橋図と秋草図が描かれた団扇も。
光琳の華やかさがいい。
彼の晩年の不遇は時代の嗜好の移り変わりなのだろうか。

光悦&宗達の人気コンビによる謡本も出ていた。豪奢な拵え。

光琳の白梅模様小袖貼付屏風を見ると、随分長らく小袖の大がかりな展覧会を見ていないなと思い出した。
京都文化博物館の常設で少々出ていたが、やはりわたしは寛文小袖が好きだ。
琳派の手描き小袖といえばプロデューサー光琳の手腕が光る話を思い出す。

四季花木図屏風 渡邊始興  百花が華やかに明るく描かれていて、とても好き。
金泥の躑躅、胡粉で盛り上がる菊と薄黄色の黄蜀葵、琵琶に蔦にアザミの荊、なずな、ユリ、甘草かキスゲ、わぁわぁと咲き乱れ、前面に押し出して、とてもいい。

守一の立葵図、伝・宗達の芥子図屏風まで、畠山記念館の琳派作品滞りなく並んでいた。
関連記事
スポンサーサイト
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア