美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **なお現在コメント欄を閉鎖中です。

七月の東京ハイカイ録

七月の東京ハイカイ録
最近は前夜から都内にというのをやめている。
以前は平日の朝に出ると出勤者の迷惑になると考えて、時間をさけるのならいっそ夜からと思っていたのだ。
しかし最近早朝ならそんなに迷惑でもなく肩身も狭くならないと気づき、夏の事だし早い時間から明るいのもあって、早朝の出立にしている。
この3連休は曇天だったが、それでも朝は明るい。

品川で下車し、ロッカーに荷物を放り込んでから大井町経由で上野毛へ。
五島美術館。「動物襲来」。
これがもうたいへん面白い展覧会で、五島にこれだけ動物が棲息してたのか、と感心しきり。機嫌よく見て回れました。
高島屋史料館の「どうぶつえん」共々よろしいですがな。
なお、例によって展覧会の個別の感想は後日。

一旦上野毛駅に戻り二子玉川へ。
このとき、五島美術館の庭園のある門からなら二子玉川ライズまで徒歩5分だと知らず、わざわざ歩いたのだった。
渋ソバで軽く冷やしうどんを食べてから東急コーチバスに乗って静嘉堂文庫へ。
さっきの上野毛でもそうだが、緑の多いところはやはり気温が下がる。
てくてくと丘の上へ。
ここでは江戸の博物学を楽しむ。木村蒹葭堂の紹介はないものの、展示されてる本の発行元が蒹葭堂のところだったのをみつけたりする。
魚類と植物の百科事典が特に面白かった。

バスに乗らず、聖ドミニコ学園にそって歩き・・・すぎてしまう。
途中で気づき、住宅街を曲がると猫がたくさん住んでいた。いい町や。
東名高速をくぐり、砧公園へ。
なるほど20分ほどでつくね、世田谷美術館。

メキシコの写真家の作品を観たのはいいが、やはりその土地が乾いているからか、こちらのノドも大いに乾いた。
メキシコのユーモアというか面白味があまりわからない。
映画「革命児サパタ」のサパタの最期が蘇る・・・

用賀駅へ。そんなに暑くないので歩き続けれる。
かなり時間を使っていたので、予定変更して乃木坂へ。
国立新美術館。アカデミア美術館の所蔵品を見ているわけだが、ティントレットなどの名画が来ているのはやっぱりすごいな。
とはいえ、わたしが最初にアカデミア美術館の諸作をみたのは大丸だったように思う。
むかしのデパート展覧会はなかなか素晴らしかったのだ。

サントリーのガレはいいけれど、ちょっと前にガレを別なところで相当楽しく見たので、今回はパス。
そのまま渋谷に出てブンカムラに行く前に大戸屋。
クーポン券があるので、喜んでそれを使う。

西洋更紗。フランスでの更紗の根付き様がすごい。
インド更紗から学習して、フランス更紗が生まれてゆく。
現物を見て、伊万里や有田がドレスデンで愛され、マイセンが作られてゆく過程を想う。
わたしとしては実はインド更紗が好きだったりする。

早めに宿へ。
寝落ちして真夜中に動き出したので、フロントのお姉さんに笑われた。

2日目、目黒方面から始める。
白金台。松岡美術館へ。
ああ、中国陶磁器・・・、エコール・ド・パリ。
キスリング、ドンゲンを楽しめて嬉しい。ここでドンゲンを知ったのだよな。
わたしも「天使の反逆」の婦人の表情をまねてみる。

ああ、面白かった。
とはいうものの、実は仏像部屋に入った途端、凄い圧力を感じてさっさと出たのでした。

神戸ファッション美術館で開催された「こどものファッション」展が庭園美術館に巡回している。
わたしはこの建物の中でこの展覧会が見たかったのでずっと待っていた。
愛らしいと言うより綺麗な衣装をたくさんみる一方、ファッション・プレートや日本の童画も思いがけず大量にあるのが嬉しくて嬉しくて。
むしろこちらの方に大喜びしてしまった。
なにしろ双六まであるのだもの。

ご機嫌になったまま駅へ。お昼を食べてから、先ほど手に入れた久米美術館のチケットを手にビルの8階へ向かう。
久米邦武がイタリアに大使団の随員として出たときの資料などをみる。当時彼らがみたイタリア各地の名所を描いた版画なども並んでいた。

…地震ぢゃーーーー
震度3だったそうだが、高い位置だからもっと強く感じたな。

目黒区美術館では武井武雄・初山滋の二大童画家のを中心にした展覧会。
これが本当に素晴らしかった。壮観・圧巻・満艦飾~~~~
大いに楽しんでから目黒より横浜へGO!

みなとみらい。横浜美術館でメアリー・カサット展。
母子の優しい関係性がみとてれ、キモチが優しくなりました。
とはいえ、段々と自分と引き比べて、ある種の腹立たしさが生じてくるのも確かでしたわ。
こういう感覚を三原ミツカズが短編でうまく表現していたな。

最近あちこちに磯丸水産、築地食堂源ちゃん、うどんの水山が展開しているので、わたしとしてはたいへん助かる。で、マークイズの源ちゃんでごはん食べてから元町中華街に出る。要するに花火大会を見るためですな。
あめりか山の方には何やらショップも出ていた。そちらは前のマンションが邪魔で視界が良くないので、当初予定していた通りに港の見える丘公園へ。
最初はよく見えなかったが、時間が経つとよく見えた。
おー、いいねー。


中には○に☆のもあったり、滞空時間が長いのもあったりでした。
楽しい30分やったわ。これくらいの時間の方がいいかもね。

さて始発駅から座りましたがちょーーーーー混雑。色々乗り換えを考えた結果、中目黒で乗り換えてみた。
このルートの方が随分マシで案外時間も早かった。ああしんど。
2日目ここまで。

最終日は月曜の祝日。海の日か。来月には山の日も出来たそうだな。
ロッカーに荷物を放り込んでから動く。
三の丸尚蔵館へ。馬の展覧会で、彫像がやっぱりいいな。
絵では蒙古襲来絵詞、小栗判官などがあるが、鬼鹿毛を死後に馬頭観音として祀るという小栗の約定が果たされたシーンなんだけど、そのまま漆で塗り固めというのがびっくり。
よくよく説経節を読めば確かにこうあった。
「鬼鹿毛、死してのその後に、黄金御堂と、寺を立て、さて鬼鹿毛が、姿をば、真の漆で固めてに、馬をば、馬頭観音と、斎ふべし。」うむ。

ああ、渡櫓は銅板葺ですな、とか言いながら再び外へ。


大手町から六本木一丁目へ。
泉屋分館へ。京都で見た展覧会の巡回なんだが、細部が違う。
ああ、関西では展示できない内容もここにはあるなと気づく。
そりゃそうでしょうが、はっきり書くと、春翠さんともあろうお方が事前にきっちりと情報分析できなかったのかなあ。もったいないことをしはったが、それこそ自己責任ですわな。そのまま鰻谷本邸を活かすか拡大化したらよかったのに。
そうすればそんなしょーむないグチを漏らさんですんだのに。
とはいえ、撤退されたおかげで今日に至るまであのような立派な庭園が残り、美術館もあるのだから、なんとも言えないか。

須磨別邸は水族園、茶臼山本邸は慶沢園、鹿ケ谷は泉屋博古館本館、麻布別邸はここ、曼殊院の奥、那須、いろいろ…

江戸川橋へ。時間ぎりぎりでバス停につく。やはりホームからこのバス停には4分は必ずかかる。ビーグルバスに乗り、野間記念館へ。
美人画展の最終日。これはムリを押してやってきた甲斐がある展覧会。
いいものを見た。久しぶりに山中峯太郎と山川秀峰の「九条武子姫」もみたし、伊東深水の「虹の歌」挿絵も初めて見た。

飯田橋から大江戸線で両国へ。
さーて大混雑の大妖怪展にゆきます。
とはいえ15時現在ではチケット行列はあっても入場制限はない、制限はないが、中はぎっしり。
見づらかったけど、それでも自分のみたいものは大体見た。どこにあるのかわからなかった「虎にゃあにゃあ」もわかったし。
わたしとしては石燕の山彦がちびくろで可愛かった。これは五島美術館の動物襲来の仲間みたいな感じ。

門仲経由で大手町、6両目に乗ったら、ほんまにオアゾの入り口がそこに。
丸善ギャラリーで小田部羊一さんのハイジの原画などみる。原画というても作品に使われたわけではない。やっぱりハイジが好きだ。

わたしはヨーグリーナの凍らせたのが大好きなんだが、チチヤスも乳酸菌入りの透明飲料を出してるのを知り、購入。
乳酸菌入り無糖炭酸水。……うん。
いい時間になり、新幹線に乗る。
久しぶりにシウマイ弁当。おいしいわ。

楽しい三連休でした。
けっこう見たものの系統がはっきりしてるな。キーワードは「こども」かも。
また来月までサラバ。
関連記事
スポンサーサイト
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア