美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

「大妖怪」展を見に行った その2

「大妖怪」展、続き。
そうそう、昨日の最後に書き忘れ。

百妖図 野衾(ノブスマ)がよかった。血を吸う巨大蝙蝠?ムササビ?上から来るからなかなか避けにくい。

E.錦絵の幽霊
北斎 百物語 お岩さん、さらやしき この二点が出ていた。いいよねえ。
わたしは北斎のすべての絵の中で特にこの百物語が好き。原コレクションの発色のいいのが出ていた。

土蜘蛛退治は江戸時代にも人気が高かった。
勝川や国芳や芳年のが出ている。
芝居でも「土蜘」は見どころが多くて好き。なかなかひんやりと怖いのよ。

国芳の三枚続のオバケ絵が出ている。讃岐院、相馬の古内裏などなど。
百物語化け物屋敷の図 林家正蔵工夫の怪談、化け物忠臣蔵、道外化もの夕涼 などの人気の絵もある。
やっぱり国芳は楽しいなあ。
岡崎の段の「働く猫」の二猫組も。そう「猫もがんばっています」のあいつら。大好き。

芳年 百器夜行 鬼やなく器だから付喪神ね。それぞれの特性が出ているのが楽しい。
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F.版本の妖怪
鳥山石燕の本が三種出ている。
画図百鬼夜行、今昔百鬼拾遺、百器徒然袋・・・
ここでも山彦が可愛いな。
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こっちは北斎漫画
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オバケも日常ナンダカンダとあるわけですわ。

桃山人/竹原春泉 怪談百物譚(桃山人夜話) こっちは二口女の絵があった。

一九、京伝らが原作で絵師が腕を振るった本もたくさん出ていて、当時の人々が黄表紙好きなのもよくわかるわ。
実はわたしだって大好きですからなあ。

2章 中世にうごめく妖怪

往生要集絵巻 地獄の釜で茹でられている。こういうのをみせて「だから悪事をするな」と諭すわけなんだが・・・

土蜘蛛草紙絵巻 東博で時折見かけるとやっばり撮影するね。
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こっちは悪い虫。
チラシになった辟邪の神虫はエエ虫。
ところでこの土蜘蛛みてると近藤ようこさん「月影の御母」の正妻の化生した姿を思い出して、寒気がするわい。

大江山絵詞 逸翁美術館 数年前に大江山系と伊吹山系の絵巻の比較展があった。
これは大江山で、長大な白い顔の童子がいる。

池上本門寺の大江山図屏風もある。首が飛んで血しぶき上げながら回転している。

大織冠図屏風、十二類合戦絵巻、熊野観心十界図などもある。

3章 妖怪の源流 地獄・もののけ
A.地獄にうごめくものたち
地獄草紙や六道絵がでているが、中に「これはこういうことをしたくて描いたのでは?」と疑いたくなるのがあった。
むしろそれを見せるのはまずいのでは、というもの。
啓蒙より欲望みたいな感じの刑罰。伊藤晴雨な世界。

所蔵先を確認するのもそそられるな。

B.縄文人の不安の造形化
みみずく土偶 辰馬考古資料館 ここからのか。
遮光器土偶もある。
土偶で不安と言うとやはり諸星大二郎「暗黒神話」か「マッドメン」ですな。

4章 妖怪転生 現代の妖怪
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ここで妖怪ウォッチ
可愛いな、ジバニャン。
ボツ案もよかった。

面白い展覧会でした。
8/2からは後期、それからハルカスに来る。
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