美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **なお現在コメント欄を閉鎖中です。

2016年8月の東京ハイカイ録 その2

8月6日の朝、オリンピックの開会式と原爆の慰霊式とをどちらも少しばかり見てから出かける。
不忍池へ蓮を見に。


そう、朝だから蓮。
ここの蓮は親しい。



湯島から千駄木へ。
団子坂を上る。殺人事件はないです。乱歩よごめぬ。
鴎外記念館へ。いつも楽しく拝見してますわ。
実は鴎外をけっこう読んでた七恵さん。
展覧会もわりとよく来てるのよ。
なのにね、どうしてか感想をまとめられないの。
まあ理由の大半は「会期の最終日に行くから」なのだよ…

今回は「恋する近代文学」展。「舞姫」を中心に同時代の明治の作家たちの恋愛小説の紹介もある。
恋愛小説の成立した時代状況やその新しさなども考えさせられた。面白い企画展。
「舞姫」発表時の評論家らの反応も興味深い。
中には支離滅裂だと言うのもあったが、それすらも面白く思う。
まあ今の目から見たら豊太郎の行動原理は終始一貫してるよ。
それについてぐだぐだ書かないが、豊太郎については要するに「ナサケナイ」と言い切ってもいい。だから面白いんだけど。

秋には「即興詩人」の企画展があるそうな。高橋裕人さんが教えて下さった。
すごくたのしみ♪

次に根津へ戻り弥生美術館へ。
わたしが中学の頃大ブームだったOSAMU GOODSの原田治展。
明るく健全なアメリカをイメージした世界。グッズもたくさんあったが、ライセンス契約のみというのがけっこう多かったんだな。
ミスドのグッズなんかはそう。実はわたしの手元にあるミスドのオサムグッズのはまだまだ現役でございますわ。

東急の指詰め注意のクマ、カルビーのポテトチップスのポテト君、そして崎陽軒のひょうちゃん。
えーっそうなの!まあ言われたらその通りでしたな。

華宵は浅草オペラに関連したもの、夢二はモダン都市東京での人々の様子。
どちらも非常に魅力的だった。

東大前から王子へ。



右へ行けば神社、左は飛鳥山。
紙の博物館へ行ったよ。
双六とか歌留多とか…こういうのね。



ガラスの仮面かるたにはまいったぜ。
やっぱり面白い企画展だった。こういうの大好きさ。

一旦宿へ戻るために乗り継ぐが3時過ぎでも都営新宿線が浴衣のカプで混み始めていた。
スーパーでスイカなどを購入してから宿へ帰る。
フロントに「花火に行くので一旦休む」と言うと「頑張ってください!!」と熱く言われる。

わたしの場合、本八幡も新小岩も遠いのでスカイツリー周辺でと思い出かけるが、ついでに散策しているうちに道に迷う。
たちまち本所に。鬼平の気分になるわ。
それで妙見さんについた。



もう少し歩くと法恩寺橋。おお、桜がある。あ、ここは前にマツコが来ていたところ。
それで土地勘がついてきた。
結局ちょっと遅れてスカイツリーに。
ピルの隙間からみるから花火は小さいけど、十分楽しめた。
1時間ばかり見てご機嫌。

そこから押上春慶寺…鬼平の親友の岸井さんの仮寓先でしたな。
には行かずに、お風呂屋さんへ。
そこへゆくのにどうしてか大きな道間違いをしてえらい目に遭う。
いやー参ったわ。
ようやくついたのが大黒湯。ここは天然湯だそうです。
たいへん肌によかったが、熱い湯でしたわー。
杉浦日向子が熱い湯にはムネを掴んで耐える、と書いてたが、納得。
ぬる湯好きなわたくし、初代五右衛門のキモチになりましたわ***

帰りはスルッと帰れました。
朝は蓮、夜は花火、それから銭湯にいき、宿に帰ればスイカひえひえ。
夏の楽しみを満喫してるのでした。
三日目ここまで。

四日目、日曜。
八月七日でございます。
わたくしの誕生日です。指をパーにしながら生まれてきて、しかも長髪だったんでビートルズやと言われたそうです。生まれたときからフザケた奴だと皆に言われております。

いつものロッカーに荷物を預け、そのまま三の丸尚蔵館へ。「馬」の展覧会の後期を見る。前期よりも後期の方が疾走する馬の作品が多い。奔馬。かっこいい。一方でまったりらぶらぶ馬もいて「意馬心猿」やんという感じもw

暑いけど非常に気持ちいい。
そのまま皇居内散策へ。
江戸城の石垣をみる。勝海舟、大石内蔵助の気分でもないよ。
むしろ竹内栖鳳の絵を想いながらかな。
ああ、都道府県の木とか植わってるのね。大阪は銀杏、神奈川も銀杏。



科学技術館へ。
ここはメーカーのブースがあるのね。面白いわ。資生堂、味の素などでお世話になる。
楽しいわ。こんな所には甥っ子や従妹の息子たちを連れてきてあげたい。

武道館経由。お濠にも蓮が咲いているね。九段下でお昼食べる。九段会館、いい建物だが仕方ないなあ。
三越前に行くのに半蔵門でなく東西線と銀座線使い三井記念美術館へ。
一階フロアではこんなのがある。



貢いではアールヌーヴォーの陶磁器をみた。欧州各国での同時期の新しい美術、その時代・その様式に則って生まれた陶磁器の美を堪能する。
サントリーのガレ展と相互割引なのもいいことですなあ。
すごくよかった。

そこから京橋へ。フィルムセンターへ向かうわけですが、その前にいいものを見た。



ニコニコしつつすぐそばのセンターに入ると、常設も少しずつ変わっていて、日本最古の映像「紅葉狩」の全編が観れたりもした。山神役は当時15歳の丑之助(後の六代目菊五郎)、子供らしい手足だけど、踊りの巧さがすごいな。
ほかにも国貞忠治の最期を描いたあれ、タイトル忘れた。伏見直江お姐様が拳銃構えてかっこいいのよ~~これは前にも出ていたな。
みそのコレクションのポスターもたくさんあり、楽しい常設展示でした。
本気で見るなら半日はかかる。

ここではこれよこれ。


助清のヨキケスになってますがな。
角川の戦略とかほんと、いいなあ。
子供心にヤバい邦画の状況を変えたなあと思ったしね。

ここで今月のハイカイも終わり。
早いけど帰宅の途に就く。
大丸で堂島ロール(て大阪やん)のパルフェやハーフロール買うて、他にも頼まれもの色々買って新幹線。38度超えの大阪が怖い・・・
まぁそれなりにいい誕生日も迎えれて、機嫌の良い三日半でしたわ。
次は来月ね。
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