美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

「ナニデデキテルノ?」と「なにがあるのかな」と

日を分けて同じ地域にある二つのミュージアムに出かけた。
竹橋の工芸館と科学技術館である。

工芸館では所蔵品からピックアップした「ナニデデキテルノ?」展が開催中。
これは面白い内容でしたわ。
見歩きながらツイートした分とそのほかの分を交えて「ナニデデキテルノ?」なものたちを見てゆく。

最初に着物を見る。
志村ふくみさんの涼しげなものと、古代文様を織り出した喜多川平朗 の能装束などがいい。
古い時代の文様を見ると「獅子狩文錦」を復元した初代龍村平蔵の苦心を必ず思い出す。
芹沢銈介の「壺屋」柄、平良敏子の芭蕉布もある。

鹿児島寿蔵の紙塑人形「大森みやげ」と「なかよし」もある。
わたしは鹿児島寿蔵の人形の表情が好きだ。

ふとみれば夢二の拵えた「ピエロ」人形がある。
紙、布、針金、糸で作られた人形。昭和初期。これは作品として作られたのか、不二彦ちゃんたちはもうかなり大きくなっているし。
中原淳一の人形はよく見るが、夢二の人形は初見。

加藤土師萌 「萌葱金襴手丸筥」、金重陶陽「備前水指」、加守田章二の壺などやきものが現れる。
その中でも特に好ましいのはこちら。



他に鈴木治「鳥」、八木一夫、ルーシー・リーらの作品もある。一目でわかる個性の強い作品群。

岩田藤七藤田喬平のガラス工芸が現れた。綺麗。
そしてこの吉本由美子「斜塔 93」がとても気に入った。


個人的なことを言うと、仕事で縁のあるアクリル製の綺麗な透明商品を思い出すのだ。

鈴木長吉の連作「十二の鷹」から参、伍が出ている。鷹それぞれの個性というか性格がよく出ていて、本当に名品である。
また同じ鳥でもこんな可愛い奴もいる。


槻尾宗一「みみずく香爐」である。
このミミズクは随分人気で小学生らが自由にスケッチした絵の中でもけっこうたくさんあった。

蒟醤の可愛いものや黒田辰秋の螺鈿を見るうちに高野松山「群蝶木地蒔絵手箱」が来た。


たいへん綺麗な箱である。




面白いのはこちら。浜いさを「箱の男」全面に男がいる。



最後に怪獣のようなものを見た。
齋藤敏壽の「archetype」シリーズ?のうちから巨大な2点がある。
何かを思い出すのだが、ちょっとはっきり思い出せない。

面白い展覧会だが、「ナニデデキテルノ?」にまで目が向かなかったのはわたしがわるかった。
やっぱりこういう展覧会には小さい子供と一緒に来てみたいと思う。


次に科学技術館で見たものについて。
実は初めての訪問である。
この坂の奥にあるのか、と初めて知ったのだ。
公文書館はこの日は休み。「たのしい地獄」を再訪したいがもうムリだろうな。

さて科学技術館である。
ここに「なにがあるのかな」とシロートのわたしは大体の想像をしながら中に入った。
一階はフリーゾーンでショップが繁盛していた。光る骸骨模型なんていいよな。
地下はレストラン。後であきらめることになるのだが、バイキング1300円だそうです。

二階からは有料。
上がった途端に資生堂。日焼け止め商品がずらーっ


「シン・ゴジラ」に言及してたらさちえ姉さんから「壊されないよー早く映画を見てー」と推される推される。

商品をいくつか試用し、話をする。今の日本では50までだが、昔はもっと高いのがあったとかそんな話をした。
そうか、ここも大阪の科学技術館と同様に企業ラボがブース出してるのね。

分子構造模型を見る。
中でも特に好きなものの模型があった。


正直な話こんな模型をみてもわたしにはイミフなんだけど、これはこれで楽しい。

今度は日産の車が展示されていた。
現物よりミニカーに惹かれる。日本車がずらーっっ






今度は電気。ボールの中で磁場発生中。手をかざすとそちらにビビビがゆく。



最後に11時半から味の素のイベントに。
最初のお客さんだったので前席にいたら混んできて、なんだか困った夫婦がわたしを挟んで座った。移ろうにも移れないよ、これでは。仕方ないから最後まで知らん顔して座るしかない。

えーと、味覚実験ね。日本人が発見したうまみ成分、それの確認作業。味の素が人工的にうまみを集めたのが「味の素」。
パンダな入れものが可愛い。味の素なしのスープの後に味の素を加えて飲むと・・・あーらふしぎ、美味しくなりました。
それでプチ味の素をいただく。ありがとう。

これで思い出すのが「リバースエッジ 大川端探偵社」の一篇。
あるやくざの大親分が若い頃に食べたワンタンをもう一度食べたがるが、店はとっくにない。
探偵が何とか探し出して出張料理をさせると親分大感激。
探偵たちはいつものバーでヨカッタヨカッタと話していると、バーのママさんがその答えを言う。
そう、大親分は化学調味料によるうまみ成分、あの味を恋しく思ってたわけです。
なまじ大親分になり、時代も変わり、でそうしたものから遠のいてたからなあ。
でもこれはいい話だった。なるほどなあと納得。

地下レストランは満杯なので外へ。
テクテク歩くと武道館。



田安門から出て九段下。昭和館も九段会館も雲を突くように建つ。
面白い物を見て歩きましたわ。
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