美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **なお現在コメント欄を閉鎖中です。

本の中の江戸美術

東洋文庫に行った。
今回はこちら。
イメージ (4)
チラシにある通り「春画」も出ている。

まずは洋物を俯瞰。ああ、素晴らしき本棚、本の洪水。
感嘆してから展示を見る。

モリソン書庫
1496年刊行の「東方見聞録」
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お猫様、ネズミを捕る図。
どういう意味でのこの絵なのかな。

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マダム・バタフライ
ちょっと藤島武二の東洋美女(モデルはお葉さん)思い出した。

銅版画の風景画は建造物をきちんと見る分にはとてもいいと思う。
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イメージ (5)

さて浦島。
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綺麗な絵。

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印刷ものもある。
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世之介ののぞき。

こちらは八犬伝
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下はゝ大法師と子供姿の八犬士による子とろ遊びの図

京伝の戯作も出て来た。
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ブックカバーというか本の袋。

明治のチリメン本
左は松山鏡、右は花咲じじい
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左は舌切り雀、右は猿蟹合戦
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こういうシーンを表紙に持ってくるところがこれまた面白い。
こちらは桃太郎
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さてこの先はカメラ禁止。
奈良絵本の「しゃかの本地」「菅家物語」「義経記」などが並ぶ。

面白いのは「弁慶物語」 河岸で二羽を見る幼児ともいえぬような幼児と、それを背後から殺そうとする父・熊野別当と必死で止める母。絵自体は又兵衛風。

天明8年1788のカレンダーがあるが、これは春画のアンソロで重政、豊春らの絵が。

湖龍斎「雷の夜」はモロに春画なんだが普通の本の横にいきなりこの絵本が来るからドキッとしまんがなw
雷嫌いの亭主をなだめる女房、実はほかの男となさってる図。
こういうのを見ると山上たつひこ「金瓶梅」を思い出す。
藩金蓮が亭主にぐだぐだ文句言われてる最中、隠れてる西門慶から合図されて壁越しに…という。

英泉のもあるが、これが意外に醒めた絵で、最中ながら女の眼はカメラ目線、男もどこか白々しい。
重政の春画がけっこうよかった。

国芳のシリーズもの「観物画譜」がいい。319枚のシリーズ。
生人形、竹沢藤次の曲独楽、両国広小路の見世物図など。
こういうのは本当にじっくりと観てみたい。
この1861年10月10日、初めて本当の虎が江戸に来たそうな。

最後に広重「江戸百」「六十余州名所図会」のいいのが出ていた。
「広重ビビッド」の復習と予習になった。

階下では諸外国に翻訳された日本の本が紹介されていた。
中で三島の「鹿鳴館」は近年のものだが、建物があった当時の写真が出ていた。



12/25まで。

そうそう常設で広開土王碑拓本のレプリカがあるのだが、これを見ると必ず安彦良和「天の血脈」を思い出す。
あれはこの拓本を取ろうとするところから話が始まるのだ。
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