美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **自宅でログイン出来ないので、現在「遊行七恵、道を尋ねて何かに出会う」で感想を挙げています。

2016年秋 大阪市立美術館コレクション展 ・近年の寄贈品

最後は近年の寄贈品。
伊勢物語図 今村紫紅 (1880-1916) 6曲1双 明治44年(1911)頃  金地にカラフルな世界が広がる。桔梗の咲く時期。やや置いた貴人と可愛らしい侍童。柵に絡む草、秋のある日どこかで。

藍地御所解総模様帷子   1領 江戸時代・18世紀  御所解とは平安時代の貴族を思わせる文様ということだそうで、とはいうものの、花に松に銀杏に柳の柄ものなので、どこら辺がそうなのかがわからない。

白蓮図 榊原紫峰(1887-1971) 1幅 昭和14年(1939)頃   うすぼんやりとした風情がいい。薄黄緑の葉と薄い白の花と。紫峰の展覧会は随分前に奈良そごうで見たなあ。

樊敏碑   1幅 後漢時代・建安10年(205)  墓碑の拓本。巴郡の太守。朱で拵えてる。

重陽図 湯貽汾(1778-1853)董琬貞(1776-1849) 1幅 清時代・道光28年(1848)   清朝のある夫婦の楽しいコラボ。蟹にポットにシジミに湯飲み。ただしお酒ですな。
なんとなく楽しそう。

中国故事人物図押絵貼屏風 富岡鉄斎(1837‐1924) 6曲1双 明治時代・19世紀   これは一扇一人。文を読み、絵柄から大体は分かったが、一人だけわからん。右1から。
・太公望・黄石公にクツを捧げる張良・股くぐりする韓信・ロバに逆乗りの張果・菊を持つ陶潜・桃を持つ東方朔。
左1から。
・伯夷・老子・荘子・若き仲由・籠を持つおじさん(わたしにはわからない)・屈原。

銅鐸があるのもいかにも大阪らしくていい。どちらも重要美術品
袈裟襷文 銅鐸 1口 弥生時代・紀元前1~後1世紀
流水文 銅鐸 伝堺市陶器山出土 1口 弥生時代・紀元前1~後1世紀
袈裟襷文は@@@@、流水は流れてた。

小倉山蒔絵螺鈿香箪笥 1基 江戸時代・18世紀  綺麗な螺鈿。繊細な作りで、扉を開いた中の箪笥も素敵。

秋草蒔絵小箪笥 1基 江戸時代・18世紀   こちらも精妙巧緻。

牡丹蝶蒔絵重硯箱 1基 江戸~明治時代・19世紀   好みはこれだな。五段の重箱で無尽に蝶が舞う。蓋には牡丹と背後に花菱。透かしがまたよく出来ている。本体に蝶々、そのカバーに牡丹という構造。
こういうのが本当に好きだ。

やきものもある。
三彩 花卉文硯・筆洗 1具 遼時代・11世紀   唐文化に憧れてただけにいいのを拵えたはええが、どこで墨をするねんと訊きたいな。

月白釉 鉢 鈞窯系 1口 金時代・13世紀  これもいい色。

豆彩 蓮池鴛鴦文鉢 景徳鎮窯 「大清道光年製」青花銘 1口 清時代 道光期(1821-50)  なんと縁周りにチベット文字がずらり。

青花釉裏紅 福禄寿図皿 景徳鎮窯 「慶宜堂」青花銘 1枚 清時代・19世紀  白鹿やなくてカノコな鹿ですな。

五彩 魚藻文盤 ベトナム 1枚 後黎朝-莫朝時代・15~16世紀   赤い魚!

石造 如来三尊像 1軀 北魏時代・6世紀前半  台座に獅子が二頭。

雪国 田川覚三(1916-76) 1面 昭和24年(1949) 雪の富士がぽかっと浮かんでいて、ベタな青空の下に雪に覆われた屋根がある。妙に心に残る絵。

裸婦 寺内萬治郎(1890-1964) 1面 昭和時代・20世紀  横向きに座る女の肉の厚みが届く。

他にも絵が三枚。またこうした展示があれば、と思う。
関連記事
スポンサーサイト
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア