FC2ブログ

美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

『女優』その他を読む

マンサンでは『女優』『静かなるドン』『湯けむりスナイパー』が、SJでは『リンかけ2』『バンパイヤ』が楽しみだ。
倉科遼は今では日本随一のマンガ原作者ではなかろうか。この人の作品には暴力だけでなく、愛と信頼と何よりも夢が描かれているといつも思う。まだ司敬として自ら作画されていた頃からファンだが、『女帝』『順子』『女優』とがんばる女を主役にしてからかつてのような破天荒さは影を潜めたが、その分だけ女性ファンもひそかに増やしているのではないか。将来は押しも押されもせぬ大女優になる、と予め示されているので、現在の苦境もゆとりを持って眺められる。次号が楽しみだ。
『リンかけ2』には久しぶりにバロア家の三銃士が登場した。私は男装の少女オリビエのファンだが、女性アレルギーの伊織が前回のような倒れ方をしないままオリビエと並んで試合を観戦するのが、なんとなく微笑ましい。男装の美少女でオリビエといえば『七つの黄金境』を必ず思い出すが、あの続編をぜひ完成して欲しいと切に思う。思ったとおり一組三人のうち必ず誰か一人は倒されてしまう。ドイツはヒムラーが敗れていた。
『バンパイヤ』徳弘正也はいつのまにか思想家の面影さえ見せるようになっているのではないか。マリアと昇平の関係は恋人同士・仲間というよりむしろ、母子神の変容である姉弟神のように見える。昇平の図書館通いはかつて図書館好きだった私にも嬉しい設定だ。千住の区民センター内に併設された図書館というのも状況として楽しい。徳弘マンガの小さな楽しみとはこうしたさりげないリアリズムではなかろうか。読む本や歩く場所や感情の漣などが作品を豊かにする…
関連記事
スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア