美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。
日本各地の様々な近代建築を見たくてのこのこ旅に出たり、首都圏や京阪神をハイカイし倒しているけれど、たまーに唯一無二?としかいいようのない建物を見ることがある。
今回の旧高岡石松邸がそれ。
駅は近鉄の河内国分で、そこから徒歩数分。
堅下の葡萄もこのネキ(古い大阪弁。近くの意)やったな、などと思いながら訪ねたところがこちら。

なんでも鉄網コンクリートというもので造られているそうな。モーラ式建築。
鉄筋やなしに鉄網。
このあたりがシロートのわたしにはわからない。
それで成り立つのか、と思うくらいなので、本当の凄さって理解しきれてないのだが、やっぱり凄いよね、これは。
なんかもう天守閣というかなんというか、塔屋というのか、展望台というのかよくわからんが、ちょっとばかり信長が拵えたという安土城を想いましたわ。

もっとアップにしよう。

漆喰で装飾も施されている。

屋根瓦の〇〇〇と並ぶ様はサザエさんの髪型のようでもある。
振り返るとこちらにもこんなのがある。

敷地内に面白い建物があるわけですよ。
こんにちは、と中へお邪魔いたします。
今は天理教北阪分教会となっております。ご厚意でこうして見学させてもろうております。
とにかく内部も興味が惹かれる装飾ばかりで、あっち見たりこっち見たりしてましたわ。

これなんて、革細工みたいな感じに見えるよね。



倶利伽羅龍…




本高砂屋のマンデルチーゲルではないよ…
さきほどチラ見せのガラス。




この鳥って松篁さんがよく描いた布哇あたりにおるやつらかな。

さて階段へ。


ライオン、ラーイオンーーー♪

…「奥様ライオン劇場」のメロディを歌いながら見てみましょう。



なんだかこの階段はすごくいいぞ。
忠太の拵えた大倉集古館の狛犬階段に匹敵する獅子階段。




装飾が面白い。

窓がまたなかなか。


まだまだ続きます。
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