美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **自宅でログイン出来ないので、現在「遊行七恵、道を尋ねて何かに出会う」で感想を挙げています。

仏教の思想と文化 インドから日本へ 第二期展

龍谷ミュージアムの「追慕抄 九條武子」展に行くと、先に「仏教の思想と文化 インドから日本へ」第二期展からの順になった。
大谷探検隊が将来した資料もあるようなので、楽しみに見始める。
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第一部 アジアの仏教
1.仏教とは
国と地域と時代の異なる、表現も違う「仏教」の展示がある。

四面仏坐像 マトゥラー 砂岩 2世紀  枠の内にいるのだが、どうも出たそうに見えて仕方ない。

蝕地印仏坐像 東インド 石像 10-11世紀  降魔印でもある蝕地印を見せたブッダが右手を地へ。

仏頭部壁画 伝スワート 漆喰彩色 6-8世紀 しっかりとこちらを見ている、大きな目。
インドと西域とを結ぶ道、そこから出たのか。

仏立像 タイ 銅像鍍金 7-8世紀 両の指が懐かしいギャグをしている。
ピッチンパッチン…顔はニンマリ。ピン芸人な仏さま。

サムット・コーイ タイ タイの仏教経典である。箱は木製に漆と金泥で繊細な絵が刻まれている。丁寧な拵え。
コーイという桑の葉に描かれた経典。
地獄めぐりをする誰かの見た情景。かなりのナマナマシサがある。
それも牛頭馬頭や鬼などではなく、責めるのは人である。人為的な拷問。
木の上にいる美女を求めて登ろうとして刺し貫かれたり、焙られたり。

2.釈尊の教えとその継承

アショーカ王碑文拓本 ルンビニー 紙本拓本 BC3世紀 大谷探検隊将来。立派なのを見た。

サンスクリット般若経 ギルギット 樺皮墨書 7-8世紀 読めない字を見るとそれだけでもときめくなあ。しかも経典。
大体経典や史書で読めない字が連なるのを見ると、本当にドキドキする。

3.大乗仏教とガンダーラ、西域

2-3世紀のガンダーラの仏伝レリーフがいくつも。大変丁寧な作り。
シッダルタの生涯を追う。

菩薩頭部 カラシャール 塑造 5-6世紀  大谷探検隊の野村栄三郎が収集した。相当な美人である。

4.中国の仏教
揺銭樹 銅造 2-3世紀  ああ、これは東博でも前に見たな。実はわたし、木にお金と言うのを見ると昔の視聴者参加番組で極められた時間内に金属の木からおカネの葉っぱを何枚取れるか競争するゲームを思い出すのでした。

第二部 日本の仏教
1.仏教伝来

白鳳時代の橘寺から出た塼仏などがある。

金銅弾正釈迦仏立像が二体。白鳳時代と奈良時代。
白鳳のはピンクレディーの「UFO」の手付き、奈良のは「やぁ」の手。

三井寺からは聖徳太子摂政図も来ていた。真っ向の顔の。

2.国家と仏教 

南北朝の華厳経や江戸時代版の日本霊異記があった。

・最澄、空海のもたらした教えと貴族生活

不動明王二童子図 室町時代 永観堂  凄いコンガラ童子が可愛い!!!美少年!ぱつんぱつんの前髪のおかっぱ美少年。
可愛いなあ。そして赤膚のセイタカ童子はちょっと憂鬱そうな感じでじーっと相棒を見ている。
親方は足元の二人の様子も頓着せず、相変わらず牙剥いて眼も上下…

3.仏教文化の円熟と日本的展開
・浄土教の展開
山越阿弥陀図、六字名号などがある。

・日本の神とほとけ
南北朝の十一面懸仏と平安後期の男神像と。

・ほとけたちの世界
ガンダーラ仏がやっばりかっこいい。
いい身体。。。

スカンダ立像 これは韋駄天のことらしい。

比丘像 4-5世紀  これはどうやら阿難陀らしい嘆いている。うつむき、手を顔に。造形がリアル。

この展示だけでもかなりよかった。

あとは映像を見た。
「伝えゆくもの 西本願寺の障壁画」
これは本当に見てよかった。4Kカメラの超高精細映像。
白書院、黒書院などの紹介があり、やがていくつか特定の絵をピックアップ。
特に虎の間の修復の様子など貴重なのが見れてたいへん良かった。
虎の子らのジャレ具合など可愛いて可愛いてなりませんわ。
豹ママも実は花柄の豹で睫毛あり。いいなあ。
そして狩野派から始まる障壁画もよく修復されたので、鶴が円山派の表情してたり。
こういうのは本当に映像として残してくれてありがたい。

いい展覧会でした。
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