美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **なお現在コメント欄を閉鎖中です。

2017.1月の東京ハイカイ録その2

土曜の話。
府中へGO!乗り換えの笹塚駅で風に負ける。寒い寒い。
東府中からてくてく…


ガラス絵を見ましたわ。
良かった。小出のガラス絵はちょこちょこ見てきたが、多くのガラス絵が並ぶことでそれぞれの違いを知り、見方が変わった。
小出の技能の高さ、構成の良さを改めて知った。
一方長谷川利行の自在さも面白く、破綻しているように見えても、それは勢いに変わる。とても良かった。
東欧と中国とでほぼ同時期にガラス絵が発展してると言うのも面白い話だった。



常設は牛島の描く風景のモデルになった地が牛島の風景そのものになっている、という不思議なものを見たり。
ルノワール描く人物がルノワールの人物画そのまま、というのと同じことかも。

疲れているからかお手洗いの壁面タイルが全て顔に見えて仕方なかった。
これは確かヤバいのだったかな。

風にも負けずで駅に着くと昼過ぎだったのではなの舞で焼き鯖など食べる。
それから乗り換え色々して曙橋へ。
久しぶりに新宿歴博。
これがまた道案内がよくなっていて、迷いもせずにたどり着けたのは重畳。
で、絵双六展。
・・・地獄の快楽ですな。
面白過ぎるし展示品が多いしで、もぉ本当に動けなくなり、予定が捻れた。
しかしこの面白い展覧会を切り上げれるか、わたし。
いたいだけいて、見たいだけ見た。図録ないから見ている今だけが確かな時間なのだよな。
江戸の立版古、明治から昭和半までの双六。本当に面白かった。
こんな展覧会を常に見たいわけだよ。

四時までいたので全ての予定が狂うが仕方ない。
渋谷へ向かう。
松濤美術館、セラミックス・ジャパン展。
これがまた素晴らしく良くてね。
兵庫県陶芸美術館からの巡回だけど、待ったかいがあった。
明治以降の日本のやきもの、試行錯誤しながらも熱心に生み出されていったやきもの。
消えた意匠もあればそこから新たに進化したものもある。担い手は替わっても続くものは続く。
建築資材となるタイルの華やぎ、照明、素晴らしい。
かつての秩父宮邸に使われた2mくらいの長い照明、フクロウ型の置き照明、ロマネスクを思わせる動物の造形をつけた照明、みんなやきもの。
当時最先端のモダンなティーセットも今はレトロな佳さを見せる。
装飾のための巨大な鷲もある。
見事なやきものばかりが集まるセラミックス・ジャパン展。

大満足してからブンカムラへ。
マリメッコ展をみる。西宮大谷美術館でも見たが、前回よりある種の理解が進んだようで、面白く見る。
実際に欲しい服もあるが、着て歩くかどうかは難しい。前回と同じものが気に入った。
わたし以外の観客の真剣さは西宮も渋谷も変わらない。
マリメッコの歴史からはしなやかな強さを感じた。
フィンランドの民族性というものについても少しばかり考える。
だが、マリメッコには二人の日本人デザイナーが関わったのだ。
そのことをどうとるべきか。

帰途はこれまで考えたことのないルートで帰った。
これはこれでアリか。
しかしここから出かけようかというのは頓挫。
葛根湯と芍薬甘草湯の二つを痛み止めに飲んでいたが効かなくなってきたのだ。
例によって肩がアウト。仕方ない、大人しくしよう。
定宿でぐったり。

日曜。
いつものロッカーにキャリー放り込んでから皇居へ向かう。


いい天気だ。
お濠を見る。


三の丸尚蔵館へ。
「寿ぎの品々を読み解く」前期展。
1894年に献納された青年画帖が良かった。まず隷書で「日月相映赫赫即六合外」から始まる寿ぎの詞を記す。中に画題が含まれてもいる。丹陵、広業、月耕、年方、松亭、年英、半古、柳塢ら19名の絵が並ぶ。
鳩の瓦もいい。鍛造で物凄く薄く拵えているそうだ。

半蔵門線へ向かうと途中に…


ぎゃーっと言いたいが、明るい日差しの下ではさして怖くはないわけです。
しかもここは「樅の木は残った」の原田甲斐の暗殺場所でもあるのか。
まあ明るい日差しが塚にさし込んでたからね…
東山の崇徳院の御廟の辺りは朝昼関係なしにコワイけどな………

国立劇場へ。
チケット出力してから演芸場の資料室へ向かうとがーん閉室して工事中。
しゃーないな。

中へ。


廊下トンビをする。





いよいよ正午から「しらぬい譚」。
席は端の方だけどこれはこれでいい。

しらぬい譚、面白く観た。
ああいう展開もいいと思う。
個人的には、男装の大友大尽が廓で豪遊とか鳥山秋作が女装とか見たかったが、まあ今回はね。
海底で金銀のビラビラが動いて魚群に見えたり、ライトセーバーな槍や化け猫も良いし猫四天が可愛いし、姫の宙乗り素敵やし、良かったわ。
ピコ太郎に扮した人も楽しい芸を見せてくれたよ。

劇場ロビー内の濱ゆうでお昼におでん定食いただいてたら、富司純子さんが注文に来はったわ。
綺麗やわ、相変わらず。
こんなに間近で見かけるのは二度目。
以前「元禄港歌」でわたしの座席のすぐ横の通路から出現しはったのだ。
あのときあまりに可愛くてびっくりしたなあ。




半蔵門から乗り継いでフィルムセンターへ。
ドイツの映画ポスター展。東西ドイツ分裂時代のを見るが、まぁ色々凄いな…
ルイ・マル「さよなら子供たち」がこうなるか、というショックがあったり。
独逸恐るべし。

常設は映像以外は撮影可能に。
あら、わたしの好きな伏見直江お姐さま出演の「忠次」の映像がなくなってたわ。残念。
「狂つた一頁」は変わらずありました。嬉しいわ。











タイムアウト。東京駅へ。
新津のエンガワの押し寿司が実演中。いつも米がよくないから今日はやめようかと思っていたらこれだ。
買いますがな。エンガワだけは美味しいんだけどなあ。
(帰宅後食べたらいつもよりマシでした)

今回も隙間なく遊びましたが時間不足で来月に負担が。
まぁしゃーないわな。
楽しかったです。また来月までサラバ。
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