美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

宇治市源氏物語ミュージアムは楽しい

宇治市源氏物語ミュージアムへ久しぶりに出向いた。
リニューアルしたそうだが、前の様子が思い出せない。覚えているのは篠田正浩監督ホリ・ヒロシ人形による映画「浮舟」だけだが、これはその映像の印象が強すぎて他のことが飛んでしまったからかもしれない。
本当に耽美的で綺麗な映像作品だった。
イメージ (144)

源氏物語ミュージアムということで、大体は光源氏の生涯を追うかと思う所だが、ここは宇治である。光君御隠れの後に展開する「宇治十帖」が大きくクローズアップされている。

常設展示は光君、宇治と二つのコーナーに分かれ、更に企画展がある。
企画展の「江戸時代の源氏物語 見立てとやつし」展の感想はこちら


館内は常設展示が撮影可能。
桜、藤の造花があり、御所車もあり、優美な様相を見せている。

今回は「橋姫 女人たちの心の丈」の映像を見た。
白石加代子が語りと狂言回しで、宇治十帖の世界を表現する。
ただ、わたしとしてはちょっと物足りなくて、もっと白石さんが前面に出た方が面白いのにと思った。
前世代の姫たちと違い、浮舟などは自分から男を捨てる。出家という形でしかそれは叶わないが、とてもすっきりする。
そうしたいところが好ましい。
絶対的な光源氏がいれば状況は変わるだろうが、彼が消えたことで意識も進むのだ。
20分の映像作品だが、よく作られていたと思う。

ところでここの建物では観客の意識を洛中、宇治と変えるために架け橋として通路を橋に見立てて構成したりと、いい作りになっている。
図書室、喫茶室もあり、今度はじっくりと過ごしたいと思う。
ここと平等院とを楽しもう。

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