美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **自宅でログイン出来ないので、現在「遊行七恵、道を尋ねて何かに出会う」で感想を挙げています。

2017.4月の東京ハイカイ録 その2 やっぱりお花見篇

日曜日、朝から雨、花の雨。
「花の雨」と言うたら子母澤寛の小説があるな。家にあるが未読。
御家人・鉄太郎が彰義隊に参加する話だと言うが、なんだか可哀想なので読みにくい。
わたしは滅んでゆくものが好きだが、心の痛みを伴うので、万全の態勢をとらないと読みにくいの。
そらもう勝てば官軍の薩長より滅んでゆく連中が好きだ。
子母澤寛の小説は「突っかけ侍」「おとこ鷹」などなど江戸侍の話が特に好きだ。

さて朝のうちに定宿に荷だけ持って行く。しかし受付が新入社員でもたもたしてるのでとりあえず預けただけ。
ここから乗り継いで春日につくが、シビックセンターは大きいので春日からでは遠いな。やはり後楽園が近いか。
Bーぐるバスに乗る。最近はここから11番の目白1丁目にゆく。礫川公園も桜は綺麗。

野間記念館へ。


お向かいの東京カテドラルが借景





大観と木村武山をみる。特に武山の美人な観音さんと色紙の雀らにヤラレた。
首傾げてこっち見る奴らにズキッとなって、もぉ引っ掛かれへんぞ!と強く首曲げると、筍の陰からピョンと飛び出た雀の横顔に遭遇!
たまらんわ、あの可愛さ。捕まえて伏見のねざめ家に売りに行くぞ~!←むごい…

機嫌よく歩きますと今度は椿山荘。

椿大好き。



お昼食べてから電車を乗り継いだのだが、なにをどう間違えたのか気付けば東大前ではないか。
弥生美術館。
これは困った。本来弥生には根性入れてからゆくのに。
3/24にここで平田弘史展をみてからまだ十日足らず。
全く真逆の長沢節を見ることになった。
受付さんとお話しすると、わたしの平田弘史展の感想ツイートを引用ツイしはった会田誠さん、本当に来られたそうな。
きゃっきゃっ♪

それにしても平田弘史、セツ、全く真逆の作品が同じ位置に並ぶのが、弥生美術館の幅広さ。凄いわ。
セツ展は2004年以来で、あのときもカッコよさにドキドキした。どの時代の絵も本当にカッコいい。
50~90年代、ブレなく一貫して痩せきった身体をシャープに描く。
とはいえ、セツの文は厳しく、わたしは映画評以外は読まない。
セツの美意識の高さ、ありようは峻烈で、わたしのような者が彼の作品を素敵だと言うと本人に厭がられるだろうから、感想を書くのは控える。
亡くなってだいぶ経つが、そんな風に思ってしまうほどセツはキツく、その分カッコいい。
そしてわたしは遠くでそっと、セツの描いた人たちに憧れるのだ。

夢二記念館では学芸員さんのギャラリートークを聞いた。


面白いなあ。
わたしはそこまできちんと見ていなかったわ。

再び根津に出て、今度は明治神宮へ。
太田記念館で「帰ってきた 浮世絵動物園」前期。何故かフランス人の団体がいたー
絵はもう面白すぎる。
鳥の客が吉原の妓楼で大喧嘩。染付の大皿がひっくり返り、タイのお造りが散らばり、タイのアタマが宙に舞う!
寿老に肘つきにされ困惑する鹿、餅屋の兎に筍売りの虎。
国芳の弟子の似たか金魚は人面魚として最凶のツラツキ、手拭いかぶりの猫の耳!
珍しや祇園井特の普通の美人と足元にいる超小型狆!
ああ、まだまだまだまだ。
面白かったわ。

次は京橋へ。加島美術で最後の渡辺省亭をみる。
いいもんです、とくに色合い。

この日は早めに切り上げる。ケーキ屋さんでケーキを買ってホテルで一人楽しくいただきました。
おいしかったなあ。

なでしこサッカー観る内寝落ち。この日はここまで。
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