美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

2017.5月の東京ハイカイ録 その1

五月は大抵の場合、GWの頃に東京にいる。
ただしこどもの日には帰宅していることが多かったが、今年は三日から六日の滞在なので、こどもの日は東京で過ごすことになった。

わたしはぶらりとお出かけということは絶対にしない。するなら日曜の午後に珍しく家でぐったりしてて、片づけも家事もやめて逃げ出す、そのときくらいではないか。
それでも行く先はたいがい決めているので、ぶらりもフラリもぷらりも本当にはない。
なのでどこに行くときも綿密なコース作りをする。むしろその時間が楽しい。
かなりめちゃなコース設定・時間の使い方をする。
だから一人でないとそれが遂行できないので、やっぱり一人旅が好きだ。

・・・という前フリは何のためかというと、要するに、外的要因のせいでいきなり予定が狂うと困るのだ、という話。
柔軟に変えたくてもギチギチに予定組んでるから対処しづらいんよ。
今回は静嘉堂に行くので品川から大井町経由で二子玉川へ向かうつもりが、京浜東北線に乗ってから「大井町線の復旧は10時30分」とか言われてみなはれ、ほんまに困りますがな。
せめて品川駅内にいるときに言うてよ。
品川のロッカーに荷物を放り込んだので楽にはなったが、かないませんわ。

今回、とにかく混んでるのはわかってることだから、EXICのポイントを使用して往来をグリーン車にした。
大変楽でよろしい。
しかし楽になった分アタマが動かなくなったようで、予定の修正がうまくいかないところが出てきた。残念だが仕方ない。

というわけで恵比寿から。
この日は20度なのでカーディガンも暑くはなく丁度よろしい。
なお、例によって展覧会の個別の感想はまた後日に。

山種美術館へ来ましたよ。
4/24に開催された内覧会に参加できなかったので今日お訪ねしたわけです。
旧知の学芸員さんとお話し、腕に「PRESS」の腕章を巻いて見学に。許可を受けた作品をいくつか撮影したり、いろいろ。
花をテーマにした展覧会はやっぱり和むわ。
なにより楽しい気持ちになるからね。

お茶しながら気持ちよく見たものを思い出したり、次回のことを考えたりとよい時間を過ごして、恵比寿よサラバ。

今回は新しい帽子買いましてそれをかぶってあちこち歩いてます。
日傘も差さんと歩くのも、この帽子をメインにしたいがため。
で、大混雑の原宿へ。
入場も退場もスゴい制限されてましたわ。
この駅が建て替えという話も仕方ないわな。
しかもあれだ、この駅舎そのものはどうやら残るみたいやし。

太田記念美術館で「帰ってきた浮世絵動物園」後期をみる。
前期も楽しかったが後期も良かった。
面白いよ。花の後はどうぶつ、というのはええコースやな。自画自賛しておこう。

さてわたくしはやっぱり静嘉堂に向かうことに。明治神宮前駅から乗り継いで二子玉川へ。15:29のバスでギリギリ静嘉堂につく。
16;30までなのでこの展開は好みやないのだが、後日に回すわけにはいかない事情がある。ちょっとだけでも見れて良かったよ。
挿絵あれこれ。

時間配分が悪くなったのでもうどこにも行けないなと思いながら何の気なしに高島屋のチラシを見ると、「こどものとも」60周年記念展開催。これまで刊行された数多の絵本の紹介や撮影コーナーなどもある。
「消防車じぷだ」の現物があるのにはびっくりした。本物で廃車になったのをコレクションしている方のだそうだ。
えらいものだ。


わたしなんぞはトーマス世代じゃないから、機関車はやえもん、消防車はじぷた。

撮影コーナーでは他に「ぐりとぐら」の卵の殻の車に乗るというのがあった。
わたしは「ぐりとぐら」より「いやいやえん」に夢中になった子供で、今も「いやいやえん」は大好き。久しぶりに読むとやっぱり「いやいやえん」は面白い。
あとせなけいこ「ねないこだれだ」のグッズがあり、これはええなーと思った。おばけが可愛い。

予定外の展覧会に会えたのは嬉しい。
で、大井町に出ると「えん」が開店してて、肉うどんの文字が見えたので入る。
大井町もわたしがぶらぶらしてた頃とは大いに変わったなあ。
「えん」にだし茶漬け以外のメニューがあるのも初めて知ったし。
うどんも七味で味が引き締まる。

さて品川へ戻り荷物をとって東京へ。送迎バスに乗って定宿へ。
まだ八時過ぎなので出かけてもいいが初日だからおとなしいにしよう。
初日、これで終わり。

二日目。
宿の朝食担当のKさんと世間話。二人体制なのでなかなか休めないとのこと。
仕事がないのも困るが休みにくいのも困るわなあ。とはいえ、それでも交代交代で休めてはいるわけですし。
難しいもんだ。

上野に出たが都美の「バベルの塔」展、かなりの行列。
オランダというかフランドル絵画は犬は多いが猫は少ない。出てきてもキジ猫の毛皮売りとか(涙)、ろくなもんじゃねえ。

バベルの塔は見づらいけれど、パネル解説などが優れていてよろしいな。
大友さんのバベルの塔の絵もあり、面白かった。

芸大では雪村の後期をみた。
不思議なことにまた同じ場所で突然の睡魔に襲われて、しばらくぐったり。

そこから歩いて千駄木へ。いつもは根津まで歩くけど、たまには千駄木への道もよいがな。
歩くと懐かしい店があって、記憶が色々と蘇る。
二十代初頭、森まゆみさんの著書に惹かれて谷根千を歩き倒したもんです。
あの頃のカヤバは昔のご主人が存命で、ルシアン飲んで「うわぁ」だったのも懐かしい。
近くの「愛玉子」も健在。
しばらく歩くと三崎坂に出た。全生庵にもしばらく行ってないが、ここで本当の怪談があるが、まあ今回はパス。

レトロな看板もいくつか見受けられた。
あっいせ辰。懐かしい。
いせ辰も浅草の助六も、昔はよく出かけた。
菊見せんべいも店構え変わらず。乱歩も。
乃池、かつては持ち帰り専門だったと思うけど、今は普通に食べさせるのか。えらく行列してた。

さて団子坂下。あら、お目当てもいっぱい。
まあこう言うときは並ばず簡易な店に入る。
思った通りわたしの後から混む。

森鴎外記念館ではその草花好きな面がクローズアップされてた。
石川淳による言葉も紹介されてて、牧野富太郎の植物画もある。
面白い。今度は絵の入れ替えもあるのでまた行こう。

かなり暑い。坂を降りて千駄木から日比谷へ。出光美術館で「茶の湯のうつわ」をみる。萩、唐津のいいのが多い。
目の保養より修行をさせてもらう感じ。
随分前、まだ展覧会を見始めたころ、大原美術館とブリヂストン美術館で西洋絵画を、山種美術館と目黒雅叙園で日本画を鑑賞する修行をした。
今回はあの頃の心持ちで茶の湯のうつわをみる。なので鋭い目で見ていたと思う。

さて東博へ。「茶の湯」展。内覧会に来ているので展示替えはあまりないが、この時期の目当てはいくつもあり、大満足。

その後は常設展へ。こちらは21時まで。
楽しく見て回って写真も多少。

宿に帰ってから近くのスーパーでポッカのレンコンスープを買う。こういうの好みやわ。

二日目ここまで。



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