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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

2017.11月の東京ハイカイ録

11月の東京ハイカイは23日から26日の四日間。
その前日に淀屋橋から少し歩いた先にある神農祭に行って、いい機嫌でうろうろ。
それから翌早朝に出てるから4日間休まずマジメに遊んだことになるか。
展覧会の細かい感想はまたそれぞれ別項に。
四日間の足跡をたどる。

新幹線を品川で降りて大井町から上野毛へと向かう。
五島美術館で明代の七宝焼を中心にしたものをみる。
やっぱり七宝焼というものは偉大だ。
古代から連綿と続く装飾の宝。

静嘉堂で明清絵画を見る。続けて明の文物を見るのは楽しいな。
沈南蘋の猫の絵を谷文晁の一門が模写したのがあって、それが可愛い。
臨書した筈なのに目元が日本風なのがなかなか。

太田浮世絵記念館では菊川英山。このヒトの絵をまとめてこれだけ見れるのは本当にありがたい。何しろこんな企画、初めて。
わたしは英山の絵は70年代の少女マンガのキャラとも共通するものがあると思っている。

続いて表参道の伊勢半紅ミュージアム。幕末明治から大正の化粧品の流行やその当時の化粧品の容器など。こういう展覧会は大好きなので楽しかった。
大阪ではクラブコスメさんが資料館を開いていい企画展を見せてくれるが、今回の展覧会はメーカーの垣根を越えた総合展示。
最後には江戸時代のコスメの再現品があり、わたしは牡丹色の頬紅を少し使ってみた。

そこから松濤へ。三沢厚彦 ナゾのアニマルハウス。
ホワイトタイガーのみ撮影可能だが、ツイッターで見ているとみんな実に色んな角度・表情を捉えており、全く別物に見えるのが面白かった。
因みにわたしが撮ったのはこれ。



機嫌よく見終えてから池袋へ。
実に20年ぶりにある場所へ向かう。
・・・予想以上にいい買い物が出来てホクホク。諦めてたものも手に入りホクホク。
荷重だが、機嫌よく宿へ向かう。
初日はここまで。

2日目。平日の金曜。ラッシュに混ざらないように京王線へ。芦花公園。世田谷文学館で澁澤龍彦展とSF・再始動展。
こういう展覧会は時間がかかる。ドキドキの3時間ちょいでした。
フーフーフー・・・ブーフーウーではないよ。
どちらもいい展示でしたわ。

さてわたくしは次に印刷博物館へ。江戸川橋からなら橋沿いに8分か。見えてるものな。
キンダ―ブック90年展。こういうのがまた好きだから時間がいくらあっても足りない。
「ねこさま」がすごく面白かったわ。

いいキモチで市ヶ谷から本八幡、京阪八幡から千葉中央へ。すっかり真っ暗。
千葉市美術館へ北野恒富展の前期を見に行く。
ハルカスでも見たが千葉でも大いに楽しむ。
ここの怖いところは所蔵品もそれに合わせて凄いラインナップを組んでくるところ。
こらーっこんな内容の濃いものを二つも味わわせてくれるなー、後遺症が大きいわい。

この日は本当に濃い濃いものばかり見ましたわ。
2日目終わり。

土曜になりました。久しぶりすぎていつ以来かわからんが代田へ。駅がめちゃくちゃ変わっていてびっくりしたなあ。どこですかここ。
南口の改札から空を見ると白い富士山が見えた。エエ天気やな。



まだ未完成だが、完成すればここももっと大きくなるのかな。茶っ葉屋さんのところを通り、環七へ。てくてくてく・・・巨大な斎田記念館へ。
久しぶりに来たよ。そして鈴木華邨のわんこなどをみました。
2010年、2012年以来かも。

ここから町田へ向かったが、それが大失敗で、展示が終わってたことに気付いたのは芹が谷公園の入り口についてから。うわあ。
だから小田急乗り降りのわたしは町田でわざわざランチしに行ったようなもんです。
次は藤沢。こちらも久しぶりの遊行寺。二年ぶり。つまり遊行寺の宝物殿は2年ごとにわたし好みの展覧会をするわけです。今回は江の島縁起絵巻。ダイナミックで面白かったわ―
銀杏も綺麗。



「遊行寺とおぐり」展 感想

道を戻り、今度はJRで横浜へ。そごうなりよ。
平山郁夫シルクロード博物館の文物を見るが、これが本当に素晴らしくて。
毀誉褒貶は人の世の習いだからあれとしても、やっぱり美の信徒として保護活動に懸命になったのは素晴らしいことだし、失われたものへの哀惜と憤りをあらわにするのもいい。
オリエンタルから東アジアを俯瞰したような心持になる。

サントリー美術館へ行くのにわたしが選んだルートは京急乗り継ぎの大門乗換六本木。
スマホのおススメは東横線で中目黒乗り換え六本木。
・・・乗り継ぎのタイミングもあるのか、京急からの方が1分早く着いたし、大江戸線だから日比谷線よりミッドタウンに近いよ。
というわけで来ましたサントリー美術館のセーブル展。
ロココに始まり現代へ到るセーブル窯。
階段室のところはアールヌーヴォー、アールデコ時代のがあり、草間彌生のどう見ても「ワレワレハ宇宙人ダ」な造形品まで撮影可能。ロイ・フラーの映像もあり、嬉しいわ。

まだ夜の時間はある。
東博へ向かう。

フランス人間国宝展。やっぱりオープニングの華麗なる曜変天目ずらりの空間が最高。
ああ、綺麗なものを見た。
傘も羽根も扇もみんないい。ガラスの動物レリーフも素晴らしい。
本館の室町時代の大和絵も浮世絵も楽しく拝見しましてあっという間に21時。早よ帰らな職員さんに迷惑かかるがな。

というところで三日目終わり。
まだまだ不足気味だな。

葛根湯は風邪の引き始めだけでなく肩こりの緩和にも効くのですが、アホなわたくしはですね、水が冷たいので沸きたてのお茶で中和しようと同時に飲んでむせましてな。
ゲホゲホしてそれから喉が炎症起こしたようです。あかんのう。

東京駅のいつものロッカーにキャリー放り込んでから行動。
まずは本所浅草橋へ。たばこと塩の博物館で明治の頃の輸出産業の華やかな工芸品を愉しむ。素晴らしい寄木細工、色鮮やかな青貝細工、愛らしい麦藁細工などなど、いいものばかり堪能。
あああ、エエモンを見たわ。

フィルムセンターではジャン・ポール・メルヴィル監督特集。カッコ良すぎてシビレまくる。やっぱりフィルム・ノワールが好きだ。
しかし「恐るべき子供たちもこのヒトだったか。
「仁義」「サムライ」「リスボン特急」・・・うう、かっこいい。

新橋に出て遅めのランチ。マグロのタルタルフライがおいしいのだけど、柔らかものばかりでちょっとばかりイラッとくる。多少固いものもほしいな。

汐留ではルオーとカンディンスキー。わたしはわりとカンディンスキーの初期作品が好きなの。だいぶ前に「青騎士」展が三菱であったとき、よかったわ。
今回も不透明な絵の具が齎すよさをみる。

出光美術館へのルートはそりゃJRもあるけど、わたしは浅草線で東銀座から日比谷線というルートにした。ここからなら銀座線よりかは早い。というわけで出光へ。
「書の流儀」展、意外なことに若めのサラリーマンのグループが熱心に見てたな。

そこから徒歩で三菱。
ロートレックとポスターな。ここも撮影可能コーナーがあり、シャ・ノワールの猫さんがおったわ。
ときめくね。

地下を歩いて丸ノ内行幸地下ギャラリーへ。フィルムセンターのポスターを見に歩く。
みそのコレクションの戦前日本のやフランス映画、ソ連映画のが30点ばかり。好きやわ。

丁度いい時間になってタイムアウト。新幹線へ。
四日間いたけど、まだまだ足りない。もっと欲しいな。
いるとどんどん欲が起こる。
今回も大充実の東京ハイカイでした。
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