東博の「博物館に初もうで」で田中訥言の「十二ヶ月風俗図屏風」6曲1双をみた。
このときわたしはツイッターで挙げたが、とっさにわかるものはこれは〇〇だと記したが、わからないものも当然少なくない。
不勉強なわたしに正しい情報を与えてくださったのが長谷川Q蔵さんだった。
ありがたいことである。赤字がQ蔵さんによる正答です。リンクも貼っている。
二カ月1シーンで挙げているので、今回わかる行事について改めて記したいと思う。
いずれも右から左へ季節は動く。
一月 万歳と才蔵
二月 凧上げ?初午やないのね
これに対し答えが届きました。
こちら立春の紙鳶(いかのぼり)
三月 壬生狂言
四月 田植えに放下

五月 葵祭でもないか。わからない。
正答は
こちら賀茂の競馬後から競馬か流鏑馬かとあてがついたところへ正しい答えを貰えて助かりました。
六月 茅の輪くぐり。

七月 盆踊り
八月 月見
旧暦なので今とは時期がずれている。

九月 摩多羅神
十月 これはわたしにはわからない。
Q蔵さんも調べ中。
現在にも伝わるものか・途絶したか・一部のものか・・・調べることは無限にある。

十一月、十二月ともにわたしはわからなかった。
正答は
こちら11月は空也忌からの鉢叩、踊念仏
12月は大晦日の追儺。
わたしは追儺は節分にするものだとばかり思いこんでいたのだが、節分の翌日から新年という考えがある以上、大晦日の追儺というのは当然のことだと今回初めて気づいた。
平安時代からの宮中行事だが、やはり何事もゆるがせにしてはいけない、きちんと学び調べることが大事なのだ。
それに岡野玲子「陰陽師」を読んでいるのに、連想できなかったのはやっぱりいけない。反省しよう。
今後も色んなことを教わり、自分でも学び続けていこう。
楽しみは限りなくある。
Q蔵さん、ご教示ありがとうございました。
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