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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

今泉今右衛門の色鍋島

横浜そごうで今泉今右衛門さんの近年の作品と、江戸時代の鍋島焼の名品とを見た。
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いいセンスのチラシ。

今右衛門さんは近年はプラチナ彩を駆使されて耀くばかりのやきものを拵えておられる。
たいへん綺麗で、しかも深みのある作品が多い。
父祖の技を継承されて、元の色鍋島の写しを拵えたのも出ていたが、そちらはあまりよいとは思えなかった。
技術力の高さは目を瞠るが、やはり昔風の絵柄で拵えても今のものはあくまでも今出来の匂いがあり、それよりも今右衛門オリジナルの新作の方が良く思えた。

では元の色鍋島は良くないのかと言うとそうではない。
イメージ (681)
やはり乳白色の肌の上に鏤められた朱や青の美に打ち震えるのだった。

古いもので特によいものを挙げる。
色絵御所桜皿  片輪車に桜がまといつく。
龍田川皿  紅葉・楓が丁寧に描かれている。
椿柴垣皿  これがもう一番かわいかった。柴垣に椿が次々にからまる。無言のまま求愛しているかのようだ。
染付手毬文皿  花の手毬が青で表現される。形も花柄なのがいい。
青磁色柄桃宝尽文盆  脚付盤には宝の文様がからみ、桃もまた花と実とを同時に披いている。

他にも毘沙門亀甲の皿もあれば、スギナと土筆とが優劣を決めあおうとガチバトルをはじめそうなもの、柳に燕の柄もある。
皆これらは17世紀のもので、いずれも魅力的な作品ばかりだった。
今泉さんの所蔵品と田中丸コレクションの優品なのだから、これはもう眼福というものだ。

ただただ愛でて見歩いた。
そして最後に楽しいプレゼントがあった。
テーブルコーディネートされたいくつかの場がある。
それらはテーブルアーチストの阪口恵子さんがしつらえたもので、いずれも今右衛門さんの新作を使っている。
これらは撮影可能。
楽しくぱちぱちさせてもらった。

正月
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ひなまつり
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小さく愛らしいのにとても精巧だ。


七夕
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翡翠が可愛くて。


お月見
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クリスマス
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プラチナ彩の面目躍如

2/18まで。
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