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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

京博で「雛祭りと人形」をみる

京博へ雛人形を見に行った。
様々な人形がここにはある。
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曼殊院の天児も来ていて這子共々三体がその場に寝かせられている。
顔は作られていても体は棒筒の組み合わせのような天児。
「願い」の原初的な形を見たように思う。

古式享保雛(元禄雛)と入江波光コレクションの犬張子のとりあわせ。
日本画家・入江波光のコレクションか。いいな、こういうのが今日に伝わっているの。
横揚羽紋の道具も一緒。女紋かも。わたしのと同じ。
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立雛 各種 5対 これはやはり立たせないと。寝かせての展示もあるがどうも情死した男女にしか見えなくて困る。

室町雛と寛永雛は共に17世紀で坐す形。
次郎左衛門雛 入江波光コレクション  丸顔の二人。冠なし。
古今雛、有職雛(直衣姿) 思えば懐古趣味なのかもしれない。

雛道具 貝桶・合貝 1対  アサリだと思う。シジミよりは大きい。
関係ないが、これを見に行った前日の三月三日、わたしは雛祭りらしくバラ寿司を拵え、すまし汁も支度したが、本来なら蛤ではあるが国産の葉アサリくらいのサイズしかないし高いしで、アサリに変えた。
いいんだよ、これで。隣にいた奥さんと二人、頷き合ったなあ。

イメージ (740)

大好きな御所人形がいーぱっい現れた。彼らの背後には十二ヶ月花木図屏風 狩野永納筆 6曲1隻がある。
見立高砂、見立石橋(赤い牡丹)、美童の沓持ち見立張良、見立三番叟、ほかにも金屏風前で亀持つ子・鶴持つ子、弓曳き、猫を肩に載せる子、春駒で遊ぶ子…
十数体が一堂に会している。
そして豆御所人形に至っては21体!
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衣裳御所人形 稚児立姿 二体あるがどちらも幼いながらもキリリタイプ。
一つは本咲和子コレクション・廣海春木氏寄贈のもの。

からくり人形もあるが、動かないのが残念。いずれも入江波光コレクション
住吉踊り、土蜘蛛、大黒春駒。
円筒形の傘を開いてそのそばで踊るもの、不穏な土蜘蛛への変化をみせるのか?太刀持ちと笛を持つ二人の童、三味線を弾く大黒さんと春駒と。
いつか動くところが見たい。

嵯峨人形 猩々 こちらは三人、衣裳人形 猩々 こちらは一人。機嫌の良い顔で酒壺を囲む。

衣裳人形 高砂 10躯  素面で舞う。謡も揃う。どこかの大名屋敷でのことか。人形達の顔つきがいずれも無骨な侍というのも面白く、頬骨の位置が違ったりと個性が分かれているのもいい。

賀茂人形 内裏雛 1対  木目込み人形。こういうのも可愛い。

伏見人形 まんじゅう娘と暫の鎌倉権五郎の元気な様子。鵤幸右衛門が始めたという稗史が好きだ。

前田菊姫像 1幅 桃山時代 16世紀 滋賀・西教寺  幼女姿。どういった背景があるのかは知らない。

書画貼交屏風 皆川淇園筆 6曲1双  墨で描いたものばかり。絵は寿老人と亀、叭叭鳥がよかった。

謡曲文様小袖  紺地に金刺繍だが、どの謡曲をどれだけ記しているかがわからなかった。

今年もこうして京博の雛人形を楽しめてよかった。
3/18まで。

次は三井家の雛祭りに行こう…
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