美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

川越市立美術館所蔵の雪岱作品をみる

先般の「雪岱調」の感想文には常設展示のことをあまり書けなかった。
今日は少しばかり挙げようと思う。

矢田挿雲 忠臣蔵 報知新聞夕刊連載
247回 1936.9.19  淀川下りの船に大石内蔵助。それをロングで捉える。
605回 1937.11.25  あふれる井戸に祈る。
644回 1938.1.16  食事をする二人。老人の武士と髪を垂らした女と。
733回 1938.5.2  遊女を殴り、その遊女から諭される。
894回 1938.11.8  刀の研ぎ。「ねじ式」な顔つきなのが面白い。
矢田挿雲と言えば「沢村田之助」「江戸から東京へ」がある。

牡丹に羅陵王の図  牡丹の蕊の上に立つ羅陵王。あの恐ろしげな面を手に持ち、端正な面を晒している。
予想外の姿だった。清楚なうつくしさを感じた。

おさん茂兵衛 1941 近松ですね。寄り添う二人の姿。いよいよ終わりということですな。

もちろんこの常設展示室にはかれだけでなく他の画家のよい絵もある。
今回は雪岱のことしか書いていないだけ。
なお特別展の感想はこちら。3/11まで開催。
生誕130年 小村雪岱 「雪岱調」のできるまで その1
生誕130年 小村雪岱 「雪岱調」のできるまで その2

そちらにはこれらの絵が。
蝶 1925
イメージ (746)
細い路地で立ちすくんで数羽の蝶の舞うのを見上げる女。
白い蝶が四羽。
これとは違う話だが岡本綺堂「半七捕物帳」に「蝶合戦」の話があるが、江戸時代には膨大な蝶が群れを成して戦う様子があったそうだ。

雪岱は蝶が好きだったそうだ。
鏡花 日本橋 装幀
イメージ (748)


お傳地獄 挿絵
イメージ (747)
横櫛のお傳の艶めかしさ。タイトルは忘れたが、綺堂の随筆か小説かに、収監したお傳を見てそのあまりの色気におののいたという話がある。
絵の枠外にはサイズや指定が書き込まれている。

3/25まで。

なお埼玉近代美術館では4/15までコレクション展に雪岱の小特集が組まれている。

雪おんな
イメージ (750)

雑誌「春泥」表紙絵 1937
イメージ (751)

埼玉近美には「山海評判記」の挿絵を幡にしたものもあるので、いつかまた出てくれることを期待している。
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