美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

2018.3月の東京ハイカイ録

2018.3月の東京ハイカイ録。
今回は二泊三日。品川から動く。
東京駅の場合だと気に入りのロッカーに荷物を放り込んでからの活動だけど、品川の場合南北出口の隔たりが大きすぎて、正直困っている。他線があることが原因なのか、ここまで面倒だと品川駅は構造的な欠陥を抱えているのではと思うわけです。

あえて五反田駅から乗り換えて二子玉川へ。
雨はやまない。平日に静嘉堂や世田谷美術館に行くのはあんまり賢くないかもしれないが、都合上仕方ない。
静嘉堂では国貞展。以前の展覧会を見損ねてたからたいへん嬉しい。
展覧会の感想は後日例によってちまちま書く。

国貞えがく芝居絵、美人画はとても好き。高校の頃くらいから好きなので年期は入ってるが、国芳ほどの熱狂がないのは事実。
たぶんそれはわたしが少女マンガより少年マンガが好きなのと関係しているような気がする。

さて小雨になったのを幸いに聖ドミニク学園の横手を進んで砧公園へ。
ちょっと時間はかかるがゴアテックスよがんばれ。
ほんで砧公園ではまだ梅林が綺麗。

世田谷美術館、ボストン美術館所蔵の美人画(!)やファッション系の資料を集めて「パリジェンヌ」展。華やかでしたな。とはいえロココファッションは大の苦手なので、やっぱり20世紀初頭から1930年代がベストだな。
ラストにマネキンをステージに設置してショーのようにしてあるのはよかった。

用賀から表参道へ。根津美術館で香合をみる。
もともとやきもの好き・茶道具好きだから楽しくて仕方ない。
特に香合は本当に大好き。茶道資料館、西宮大谷などでいい展覧会をみてきたが、今回のもそのナカマに加わるね。

太田浮世絵美術館では「江戸の男装・女装」。男装は手古舞、女装は主に歌舞伎と物語・芝居からのもので、先の国貞の絵も多く出ている。
わたしなどはこういうのが好きだから嬉しくて仕方ない。まあ難を言えばもっと踏み込んだものを出してもよかったのでは?ということくらいかな。
個人的には国芳の八犬伝の毛野と小文吾の見つめ合いにドキドキでした。
(なんしか原作では女装した毛野から正体を明かされる前に口説かれた小文吾が「結婚しよ」と決めたりしてたからなあ)
離れ離れになってしまうけど、もしこのまま二人一緒に小舟で逃亡出来てたら、それこそ
「この後滅茶苦茶▲▲▲した。」になるでしょうし。
妄想はいつでもフジョシの命。

この後滅茶苦茶 えーと、わたしは松濤にゆくのを諦めて、そのまま上野へ出た。
晩御飯食べてから科学博物館へ。
東博に行こうと思ってたのだが、雨だし、フォロワーさんのツイートで庭園開放されてるからそっちにも行こうと思ったので、夜間はパス。
で、「人体」展へ。

今回は一部のみ撮影可能。色々と気を遣った展示で、そうか、そうだよなと納得。
それでお釈迦様が涅槃に入った後、仏舎利騒動が起こったわけだけど、今回それに近いものを見たように思う。
天才の頭脳、見たいというキモチはまあわかるけど、仏舎利状態にしてまうか。いや、そうならざるを得んか。仏舎利というかあれか、佐竹本三十六歌仙かな。
因みに本物のモツより作り物の方がわたしとしてはきつかったな・・・

一旦品川へ出たが、ここで朝の危惧が現実となり迷う迷う。
参ったなあ。それでもなんとか荷物を出して東京へ出て、送迎バスに乗せられて定宿へ。
まあ初日はそんなところです。


2日目。よく晴れてるがなかなか寒い。
府中へ。ちょっと寝落ちしてる間に折り損ねて府中駅につく。
歩いて暫くすると女の人が道を尋ねてきたが、どう考えても逆方向に来ている。話を聞くととんでもない遠回りをしていたようなので同道する。そう、府中市美術館の斜めにあるところへ行くのに逆に来てしまったようだ。
てくてくてくてく・・・まあ今度はOK。わたしも美術館へ入りました。

江戸の絵画祭。「リアル」な。
関係ないが大江千里「リアル」の歌をこないだ会社の台所で歌ってたら、誰も知らなかった。しくしく。井上雄彦「リアル」はどうなったろう。まだ完結していないそうだ。

リアルなものは結局奇妙な虚構を構築してしまうらしい。
そんなことを思いながら見て歩いた。一方で可愛いものにはニマニマ。

所蔵品展では吉田小太郎コレクションを見る。
あっ!二千五年以来の(漢数字で出ると紀元ぼいな。紀元二千五百年は西暦1840年か。まだ幕末やがな。
2005年に見た立派な角を持つ鹿と一緒に水浴する少年(彼のアタマにも鹿の角)の絵がある。嬉しいな、この絵は好きだった。

公園の大島桜や他の花を見ながら歩き、東府中へ。松屋かすき屋があったので入るが、どうもこの2店はわたしは相性がわるく、色々と困る。なか卯なら良いのだけど・・・

初台で下車する予定がまたも寝落ち。
これぞまさしく春眠暁を覚えず。←チガウ。
乗り換えミスを繰り返し、ようようオペラシティヘ。
ここでランチも考えたが、何度かした中でいつもトラウマを抱え込む案件に遭うので、避けたのだ。

谷川俊太郎展は相当な混み具合を見せていた。
常設がこれまたさっきまで府中市で見ていた寺田小太郎コレクション。
ほほー、いいなあ。
二川幸夫の日本の民家、川瀬巴水のいい版画、現代日本の田舎を描く人の絵も見て、かなり満足する。

六本木。サントリー美術館で「寛永の雅」を愉しむ。
集客が今までのに比べてどうのこうのと聞いたが、けっこう混んでたよ。尤も総数はわからないから迂闊なことは言えない。
「寛永の」と言えば三筆・三馬術、駿河御前試合・・・シグルイという感じがある。
それで遠州・仁清・探幽を中心にした展示なのはよかった。

そこから国立新へ歩いたが、夜間開館日とはいえ別な所へ行きたくなり、急遽来月に回した。これはまだ期間が長い。
それが大正解。行った先で探していたものがいくつもみつかる。たいへん嬉しい、嬉しすぎて興奮した。しかも池袋タカセでようやくサバランもゲット、最後の一個だった。
グリルで店員のオジサンにその話をすると「今日は早く来れてよかったね」と言われた。
まあそうだよな。嬉しいわ。

結局買い物しすぎて疲れすぎ、行こうと思ってた入谷の宝泉湯に行けなくなった。
また今度に。


最終日。昨日の日曜の話。
送迎バスで東京駅、いつものロッカーに荷物を収めて機嫌よく上野へ。
「アラビアの道」再訪。表慶館の前でアラビアコーヒーとナツメヤシの干したものを貰う。
ナツメヤシ、美味しかった。神坂智子「T.E.ロレンス」で軍の上層部ともめてるロレンスがナツメヤシの実を噛みしめながら「過ぎ越しの祭」でもやってやろうかとつぶやく。
あれでナツメヤシのことを知ったのでした。

東洋館、庭園、本館と四つも楽しんだからかやっぱり各1時間はかかって14時少し前にようやく東博を離れる。
当たり前かもしれないけど、やっぱり東博はいいなあ。

地下鉄へ。
ここで銀座線なら三井へ・日比谷線なら出光へ。
今回は三井へ。恒例のおひなさま。綺麗なお道具や可愛い人形に再会。
楽しいよ。
しかし歩きながら二度も膝カックンとなる一瞬の寝落ちが。まずいな…

出光美術館へ。
「色絵」再訪。やっぱり好きな分野のものをじっくり楽しむとご機嫌よ。
いいものを見ました。

そのまま歩いて三菱一号館。ルドンな。



ということです。
ほんまに困った。ネタじゃなく、見るもの見るものみんな木や花や柱にも何か変な顔が見えたりして、疲労がここまできたのかと思う一方で、ルドンの何かのメッセージなのかと思ったり。

タイムアウト。いつものようにエンガワの押し寿司買ったりなんだかんだしてから新幹線。
ああ、今回も充実しました。
次は4月。
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