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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

鹿島茂コレクション フランス絵本の世界

鹿島茂さんのフランス絵本コレクションを庭園美術館の新館で見た。
素敵な絵本ばかりなので本館で見るの
も素敵だろうと思いつつ、本館は本館で建物自体を味わう期間に入っていた。
それについてはまた別項。
イメージ (987)

鹿島茂さんの凄いというか偉いところは展覧会をするために、新規に昔のいい本を買い集めることだと思う。
手持ちも凄いのに、更に購入するのはひとえに「観客を喜ばせたい」という気持ちがあるからに他ならない。
ありがたいとしか言いようがない。
今回はどうなのかちょっとわからないが、どちらにしろ莫大な数の絵本が展示されているのは確かで、わたしたち観客はただただそれを享受する。
享受するだけでは心苦しいので、鹿島さんにお礼の気持ちを懐いていることを伝えようと思う。

イメージ (988)

木口木版、リトグラフの19世紀の絵本をみる。
丁度「子どものための」作品が生まれた時代の絵本である。
ギュスタヴ・ドレの絵による「ペロー童話」「ラ・フォンテーヌ寓話」などは親しみがある。

ヴェルヌのSF作品もいい。ユゴー、エクトル・マローも現れた。
今日では古典的な児童文学の大作として活きる本たち。
わたしなども子供向けの「ああ無情」に感動し、「レ・ミゼラブル」でひっくり返ったクチである。

P.J.スタール「リリちゃん」シリーズがある。絵はロレンツ・フルリック。二頭身半くらいの子供たちが精密に描かれている。
多色凸版の作品も並び、子どものための本がどんどん多様な表現法を獲得してゆくのをしる。

モンヴェルの特集コーナーもある。オシャレで可愛いな。

やがて20世紀になり、雑誌の時代が来た。21世紀の衰退を想像できない豊饒な時代。
オフセット印刷の時代。

バジャバン・ラビエの動物たち。実はこういう絵本が好きだ。
小粋な「外国の絵本」という感じがある。動物たちのいろんな話であり、動物たちに仮託しての話もあるが、絵がとにかくいい。

そしてゾウのババール登場。
1930年代なのだなあ。とても可愛くておしゃれ。
今はアニメにもなっている。


ババール大好き。

ナタリー・パラン描くジャンヌ・ダルク絵本を見る。
綺麗な絵でジャンヌの生涯が綴られる。最後の処刑まで。
後で調べて知ってびっくりしたが、「バーバ・ヤガー」の人か。
あの絵とジャンヌの絵とが結びかないな。

他にも素敵な絵本がたくさんあった。
いい絵本をいっぱい見せてくれた鹿島茂さんありがとうと言いたい。
最後には撮影コーナーもある。




楽しい展覧会だった。6/12まで。
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