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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

描かれたどうぶつたち その2 「アニマル・ワールド」

小林美術館が9/2まで日本画の動物園を開園していた。
「アニマル・ワールド わくわく飛び出す!日本画の動物たち」展である。
イメージ (1268)

これまた行ったのが9/1という状況で、誠に申し訳ない。
ツイッターでこんなことを記した程度である。





さてそれで本当にお出かけした様子を少しばかり。

松村公嗣 夏日  ダルメシアンが暑い日の盛りにまどろんでいる。うずくまった以上はもうご主人に呼ばれるまで立たないぞというような眼をしている。
ところがそこへカマキリが来る。最初からシザーハンズなので向こうに悪気はなくともやっぱりちょっと危ないようだ。とはいえ眠気が優先して、犬は虫をただ見ているだけ。
いかにも夏の暑い日の午後らしい情景。

橋本関雪 意馬心猿図  チラシ。これはあれだ、「水滸伝」にもこの言葉がよく出るのだよ。
平凡社の120回本(訳・駒田信二)などではいかにもコマシンらしい訳し方をしていた。
吉川英治の私本ではそのまま使ってたかな。
同じタイトルで別な絵もあるから関雪はこのテーマが好きなんだな…きっと。

川端龍子 喜鵜 1937  珍しく小品だが画面いっぱいに嬉しそうなカワウが鮎を咥える様子が!こいつはひも付きではなさそうなので、そのまんま食べれるようだな、だからタイトルも「喜鵜」なのだね。

竹内栖鳳 家鴨 1941  二羽の卵色のアヒル。可愛い。薄紫の小さな花を見つける。メルヘンチックな絵で楽しい。晩年の優しい絵。いいなあ。

杉山寧 初夏  二匹のマガモが逆方向をむく。薄紫のギボウシという花が咲いている。

秋野不矩 猫  金地に黒猫。どうやら洋猫らしい。インドにいた頃の絵だろうか。花弁がそこらに散っている。大きな花弁。
猫はこちらを興味なさそうに、しかしある種の警戒を持ちながらみつめている。

大橋翠石 猛虎護児之図  久しぶりの虎ファミリー。仔虎きょうだいが可愛い。
イメージ (1273)
可愛い喃。

関雪 巣鶴  親鶴がうずくまるその丸い形の端の方にもしゃもしゃな毛並みの仔がいて、大きなくちばしを開いて鳴いていた。
可愛い。

西村五雲 春日野  どこかへ行く鹿ップル。後ろ姿のしぐれてゆくか。というよりデートぽいな。

森川曾文 鹿図  こちらの鹿ップルは立ち止まってどこかをみている。
イメージ (1269)

堂本印象 山家  籠にはミカンがはいっているのだが、それがいくつか外にこぼれている。栗鼠がのびあがって籠をのぞく。
こらこらもう落としているのを食べろよ。

落合朗風 萩に白兎  妙に艶めかしいな。
イメージ (1274)

関雪 田家獨興  馬小屋から馬が首を出す。桶の側には雀。これをみて木島桜谷の絵を思い出した。
馬と雀とは仲良しさんなのかもしれない。

イメージ (1270)


ちょこんと団扇にとまる蛍が可愛い。
イメージ (1271)

色々と見どころの多い展覧会だった。
他のフロアでは夏らしい近代日本画が並ぶ。
それはまた別に。


こちらも9/2終了済みの上方浮世絵館「浮世絵の動物たち」



牛に乗るのもいた。













扇屋敦盛もあったし、なかなか楽しかった。

今度は期間内に挙げたいと思う。
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