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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

「四季の万華鏡 夏の風」@小林美術館

既に終わった展覧会の感想を挙げるのは、完全に個人の喜びと記憶・記録のためなので、その展覧会の集客にも宣伝にも何にもならないが、やっぱりスルーは出来ない。
面白かった記憶はそのままにしていられない。忘れたくないからこそ、こうして挙げるのだ。
というわけで、今回もすでに終わった展示の感想。

小林美術館「四季の万華鏡 夏の風」展。
先般の「アニマル・ワールド」と併設。
物故作家と現代作家の作品が共に並び、いい感じの空間になっている。

伊東深水 晩涼  団扇美人。簪もゆらゆら。暑いけれど多少は晩方くらいは涼しくなりつつある。
絽を着ている。帯は薄い縹色に芭蕉の線描。
表情は情緒も深いが、近代的な様子なのがいい。

水の流れの激しい絵が三枚。
後藤純男 潮風岬  荒れてる。とはいえ静かなところもある。
須田勝嶄仁 那智の滝 2017  ドーーーーーっすごいな、これ。
曲子光男 渓間  ドッドッドッー カワセミが手前の枝にとまる。

水は怖い…台風被害と絡めてはいかんが…

西山英雄 富士  赤富士。力強いわー

花。
上原小澄 初夏  宋の頃のオリーブグリーンの青磁に紫陽花が活けられている。ああ、いいなあ。

安田靫彦 八仙花  こちらも紫陽花のこと。描かれているのはガクアジサイ。青い花で、これもいい。
大人になってから丸い玉の紫陽花だけでなく、このガクアジサイも好きになった。

森田沙伊 朝顔  濃い青と水色の花とが共に咲く。少しばかり楠部彌弌の磁器を思い出した。


イメージ (1272)

北野恒富 侠妓幾松之図   柳の下に佇む幾松。薊柄の着物。この顔の白さがいかにも恒富らしい。

三木翠山 清流趨涼  小舟の女。青灰色の着物の絵柄は朝顔か。そういえばこのヒトも幾松を描いていた。

藤田嗣治 まどろむ裸婦  木炭の裸婦ラフ。いつも藤田の裸婦からは筋肉の強さを感じるのだよな。

絹谷幸二 ti amo  フレスコ画なのか。出た、という感じ。そういえば"ti amo"という言葉を知ったのは山本鈴美香「七つの黄金郷」でロレンツォがうなされて譫言を言うのからだったな。
オリヴィエへの愛を口にしながら意識がないという状況。

伊藤小坡 虫売  これは他の美術館でもみているから、やっぱりこのテーマが好きだったのか、それとも習作か。

中村晋也 EOS  ブロンズ彫刻 二頭の馬の勢いのある像。
この人の作品久しぶりに見た。もう何年前か。データを見ると「19970906 中村晋也展 大丸心斎橋」とあるよ。
偶然21年前の今日ではないか。びっくり。

次の展覧会には早めに行こう。
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