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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

2018.9月の東京ハイカイ録

あれだ、清志郎が昔「九月になったのに」と歌っていたが、わたしが都内ハイカイしていた頃がまさにそれ。
九月になったのに暑い、暑すぎた。
三連休初日の15日の暑さはまた格別で、湿気がプラスされるから実際の温度よりずっと暑く感じた。
その暑苦しい雨の中をまずは上野の都美へ向かった。

地下鉄上野駅の9 出口から地上に出てパンダ橋を渡って公園へ。
なんかもうこのルートの方が色々と好きだわ。
今まではさくらテラス使ってたけど。

藤田嗣治展。
感想はまた後日それぞれ挙げるけど、この藤田の展示はやっぱりわたしの場合、
裸婦<猫
なんだよなあ。
グランブランはいいけど、南米ハイカイの旅絵師時代のはその色合いのエグミが、ほこりをかぶった見世物小屋の看板ぽくて、それはそれで面白くはある。
関係ないが、日本の見世物小屋絵看板の絵師だった人は、特殊な配合の褪色防止を施していて、それで今も色鮮やかなの。
わたしの言うたのはやっぱりアメリカや南米の場末の看板ぽいの。
藤田自身、それを望んでいたのではないかなあ、と思ったり。

そのまま千駄木へ。めぐりんバスが来ないから歩きましたがな。
カヤバも昔のじいさんばあさんの経営の頃は行ってましたが、今の若い経営のは混みすぎていかなくなったよ。
久しぶりに愛玉子の店や乃池を通る。
90年代初頭、森まゆみさんの「谷根千」に触発されて歩いていた頃、乃池は持ち帰り専門だったな。
ちょっとノスタルジーにふけるのも場所柄ピッタリかもしれない。

根津神社のお祭りでおみこしが鴎外記念館の敷地内に。でも雨なので待機中。
鴎外記念館、山手線ぐるっと。古写真や資料を見るだけでも楽しい。
これは文学ファンだけでなく近代建築ファンにも良い展覧会。
スーッと来てサーッと帰ったので、高橋さんにも来館はナイショ。

そこから九段下へ。フォロワーさんから教わった旧山口萬吉邸のイベントと一般公開に出向いたのだ。
写真撮り倒したわ。もうほんと、バチバチ。
舘鼻さんというアーチストの作品も見つつ、まずは建物建物…







そこから森美術館へ。
「建築の日本」展。子どもの頃はなんでも和=貧しいというイメージが強くていやだったが、今は和の美に眼が開いている。
この展覧会は和の美を堪能させてくれたよ。
それに私の愛する伊東忠太のコーナーがかなり大きくて嬉しい。
忠太のノートの展示もいい。

ジャンプ展な…まあ凄い行列というのもあったけど、48作品展示のうち、関心があるのが6点、つまり1/8なんだよなあ…
それで残りの7/8には全く無縁でしかも関心がないから、これはもうやめようとなった。
すまぬ。

あとはちょっと買い物に行く。
探し物は見つからないが、色々といいのが手に入り、ほくほく。
初日はここまで。

二日目。
新橋から東海道線に乗り茅ヶ崎へ。
小原古邨展へ行った。撮影可能なので喜んでぱちぱち撮っては挙げてたら、夜になってから凄いことに。


マジかよ…
びっくりしました。

この小原古邨の作品群の所蔵者は原安三郎で、かれの邸宅跡がここなのだ。
その資料展示もあるので、嬉しかった。

隣の辻堂へ。湘南テラスモールが出来てから若い家族連れはみんなそっちいったのね。
寂れ感の強い町の方でお昼を食べたが、相客がほぼいなかったなあ。
しかしモールの場合、画一化されるから…まあ、同調を好む日本人の体質に合うのかな。

さて藤澤浮世絵館。弥次喜多の食べ物特集。楽しかった。パチパチ。
撮り倒したのでまた挙げます。

それからまたも隣の駅で降りて、今度は小田急に乗り換える。
そこから吉祥寺へ行くのだよ。

れちぇちぇんさんの個展に行きましてな。
忘れていたことがあるのを思い出し、でもそれが何かわからない…という感情が生まれてきましたわ。
ご本人がおられたのでお話したが、答えは出なかった。
それもまた面白いことだと思った。

吉祥寺は住まうのにもよいという話だが、とても納得した。
たとえば吉祥寺の中道通で不意に出現する古民家には見惚れた。
庭もあり、洗濯物もあり、東京らしい焼き杉を全面に使った民家。関西ではまず見ない外見である。
ここだけ昭和の真ん中のままで時間が停止したように見える佇まいだが、しかしこの家は平成の終わりの今も活きている。
それがとても魅力的だった。

少し行くと弁天湯という銭湯もあった。


うちのオバは半世紀ほど武蔵小金井に住んでいるが、家を建てる時に本当は吉祥寺か三鷹にと思っていたそうだが、姑さんから「もっと閑静なところに住め」と言われて武蔵小金井に住むようになったが、駅までバスしかなく、老人の今となってはやっぱり吉祥寺辺りに住みたかったとよくこぼす。

moiさんのお店でエルダーソーダとブルーベリーのシフォンをいただく。
ああ、ほっとしますわ。普段こういう時間を取らないから、「そこへゆき、そこでくつろぐ」というのも予定に入れない限りなかなか出来ないのだ。

それから少し寄り道して色々あり、約束の時間を少し遅れて秋葉原のサイゼリアで虹さんと合流。
苦しい話からときめく話まで長々とおしゃべり。
面白かったわ。
やっぱり女同士で…いや、正直に書こう、フジョシ同士で話すと中身が濃くなるわ、ふふふ。

わたしは岩本町から帰るが、意外なくらい定宿に早よついた。びっくりですな。
フロントの仲良しさんと世間話してから部屋に戻り、この日はいつもよりかなり早くに「進撃の巨人」を見て、作画の綺麗さにヲヲッとなってから寝る。

月曜のいわゆる敬老の日。
かつては「年寄りの日」と呼ばれていたそう。西岸良平の著書にあったわ。いつまでそうだったのか知らない。
いつものロッカーに荷物を放り込んでからまずは三ノ丸尚蔵館に春日権現絵巻を見に行く。
いうたらアンソロジーでもある。
それから半蔵門へ向かうが、やっぱり大手町まで戻るのがいいらしい。
蚊柱が立ってたり蝉が復活したりの皇居。
知らん外人さんと「あーつーいー」と笑いあう。

今日は半蔵門ミュージアムは休み。純粋に国立劇場へ。
小劇場で文楽の「夏祭浪花鑑」してるんよね。見たいわ…
伝統文化情報館で「悪を演る」展をみる。
相変わらずここにはリストがなく、英文の解説だけもらってそこに書き込む。
いちいち英文をアタマで翻訳しながら読むのもけっこうめんどいのよ。
まあないよりましか。いろいろカッコいいのを見た。
シアターから舞台の声や鳴物が聴こえてくるのもいい。




満喫してから次は庭園美術館へ。
ブラジル原住民の椅子。これがかなり面白かった。とはいえこの日までなので、例によって「終わった展覧会だが」云々とブログに挙げる予定。

銀座一丁目に出る。
スパンアートギャラリーでわたなべまさこさんのカラー原画展。


子どもの頃から大好きです。メッセージにうわずった一文を残しちゃったよ!!
ほんと、綺麗…

そのまま京橋の加島美術へ。
渡邊省亭展。これまたパチパチ。
雀可愛い。

出たとき、不意に早く帰ろうという気になった。
それで1時間半前倒しに。




新幹線は満員御礼だったけど、早く帰宅してよかった。
見送りの時は元気だったママがわりとぐったりしてて、持ち帰った押し寿司など食べたりしたのだよ。
九月もこれで終わり。
次は一か月後にまた東京へ参りますわ。
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