FC2ブログ

美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

美術と文芸―関西学院大学が生んだ作家たち ―

関西学院大学の時計台のある風景は本当に魅力的だ。


これは去年の今頃撮った分。
今年もいい色合いの甲山を見ている。

関学の展覧会をみた。
イメージ (1583)
関学から多くの文学者が出ているが、関学で学び、それとは別に芸術家になった人々が少なからずいる。
今回の展覧会はそうした人々に焦点があてられている。

今の関西学院はヴォーリズの設計で山の上に広がっている。
初夏の頃などはカリフォルニアのようで、からっとした明るさを感じさせられる。
創学の地は原田の森、つまり今の神戸文学館だった。
イメージ (1584)
現在の様子を参考までに挙げる。



ここの煉瓦の建物もとても素敵で、中には関学出身の詩人・竹中郁や稲垣足穂の資料なども展示されている。



百年の歳月は大きいが、それでもこうして活きてくれて嬉しい。

往時の建物を神原浩はエッチングで美しく描写する。
イメージ (1585)
陰影が素敵だ。翻訳小説の挿絵のようにも見える。

関西学院は関西の中では「関関同立」と謳われる四大私大の雄の一つだが、中でも特にお坊ちゃん学校と言うイメージが強い。
いえば「ええ氏の子」がゆく学校と言うイメージがある年代まではかなり強かったと思う。
今はどうかは知らないが、やはりそういう傾向はあると思う。

暴れん坊の今東光がここの出身なのも面白い。かれは河内者のトッパな性情をむきだしにし、更に拡大化して描いてヒットしたが、自身は横浜生まれで日本遊船の船長を務める父の転勤に伴い小樽・函館・大阪・神戸と移り、関学に入学したスマートな育ちだった。しかし奔放な少年は恋愛事件のために学校をクビになる。

作曲家の山田耕筰も関学の出で、かれの豊かな世界も紹介されていた。

こちらは金山平三の弟子・大森啓助の歌舞伎絵である。
道成寺 段切れ
イメージ (1587)
押し戻しが出ている。
師匠の金山はたいへん歌舞伎好きで多くの絵を残しているが、弟子もいい感じの絵を残した。

他にも関学出身ではないが、関係の深い田村孝之介、小磯良平らの作品もある。
見ていてとても楽しい。

12/22まで。
関連記事
スポンサーサイト
最近の記事
月別アーカイブ
カテゴリー
全ての記事を表示する

全ての記事を表示する

フリーエリア