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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

三原順カラー原画展 札幌からようこそ ―「はみだしっ子」その1

今回は「はみだしっ子」のカラーものを集めた。
40年以上前の作品であっても素晴らしい色合いを見せるものが集まっていて驚いた。
修復した作品についてはまた別項に。

短編集の表紙絵のための絵
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わたしはこの絵を長いこと勘違いしていた。
船内で、みんなは窓から海の様子を見ているものだとずっと思っていた。
そうではなく、室内の階段の踊り場に飾られた絵を見ているのだ。
船内だと思った理由はいくつかある。
・「だから旗ふるの」で四人は自らを船の乗組員に模していた
・船乗りには鸚鵡がつきもの
潜水艦の絵が迫真に満ちていた
…これくらいの勘違いが生まれる絵だった。

20190708_170111.jpg
それこそ高荷義之さんのような絵だと思う。



漆喰塗のこの質感。
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グレアムの服のワンポイントはグレアムペンギンでした。
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こちらは秋のある日。
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靴がいいよねえ。四人の個性に合わせた服もそうだが、靴がまたとてもいい。
蛍光ピンクのシャツ、今では張本、妹尾といったおじさんが楽しそうに着こなしているが、それ以前はアンジー以外の少年、男性は似合う人がいなかった。
ズボンの布質も伝わってくる。(のちにマックスもまたピンクシャツを着て出てくる)


こちらは青のグレアム
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「裏切者」
サーニンがメインキャラであるこの物語はなかなかサスペンスフルだったが、この原画もある意味その傾向を見せる。


クレパスかコンテらしき絵の具で描かれるサーニン
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その背景にはエルバージェがいるが、水彩で彩色されている。木々の表現はアールヌーヴォー風。
20190708_170605.jpg
違った素材での表現を同一画面に置くことで、とても印象的になる。


素材の違いを味わわせる作品は他にもある。
20190708_170735.jpg


マックスの背後の窓表現
20190708_172731.jpg
とてもいい。

どうも北海道を代表する銘菓の一つ・「白い恋人」を思い出させてくれもする。

続く。
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