美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。
「はみだしっ子」原画は今回で終わる。

ロングポスターの原画。
わたしは今もだいじに持っている。
ミリタリールックの四人がそれぞれかっこいい。
制服、軍服のカッコよさと言うものは厭戦主義者であろうと、抗いきれない魅力を見せる。

原画とポスター
真正面から見るアンジーの顔の美しさ。
わたしの中で美少年の基準はアンジーなのだ。

ロナルド父娘

レースが綺麗。

時計が素敵。

こうした細部の描きこみの確かさが全体の構成を非常に魅力的なものにする。
「花とゆめ」表紙の様子
こちらは別項にも挙げる。

原画と印刷物との差異が少ないように思えるものを挙げる。

動物たちの表現が楽しい。
三原順が参考にした作品

今回のチラシにも選ばれた作品

絵の具を変え表現に起伏を持たせる工夫が素晴らしい。
玄関そばの観葉植物

ざりざりした触感がいい。
グレアムの持つ花束
少しばかりリアリズム。

背後の連中の所にある花はかわってファンシー

そして今回のチラシである。

こちらは展示されていなかったと思うがチラシから。

チェリッシュギャラリーは当時のわたしは手に入れられなかった…
絵はがき集は四年前に偶然手に入った。
いきなり古書店で普通に出ていて、息をのんだ。
たまにこういう「わたしを待っていた」としか思えない本が手に入る。
いよいよ四人がクレーマー家の人になる。
養母パムの描写がとてもいい。

その時代の上品な奥さんというリアリティがファッションに現れている。
そして四人の養子たち。

どう見ても一筋縄でいかない少年たちである。
当時のわたしはかれらと同世代だったが今はパムの感情がわかる。
読んだ当時も思ったが、今は更にパムの善良な性質がよくわかる。
続く。
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