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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

国宝彦根屏風と国宝松浦屏風 遊宴と雅会の美

昨年末に終了した展覧会だが、そのままスルーするには惜しいので少しばかり挙げたい。
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イブに出かけるとかなりの人出があった。講演会の日や土曜の解説の時間帯くらいのヒトデ☆である。
それでも別に困ることなく展示を見る。

北野社頭遊楽図屏風 狩野孝信 桃山-江戸前期  濃厚な人々。ふっくらめで遠近の違いはあれど、よく描きこまれている。
大体の年数もわかっているらしい。1607-1618ころ。ははあ、なるほど。
多くの人が結構距離感を縮めて仲良くしている。行動を見るのも楽しい。
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邸内遊楽図屏風 江戸前期 奈良県美  こちらもまた個性的な人々が多い。寝そべる女に食い散らかされたごちそう。
尺八を吹く男を中心に庭で群舞が続いている。門外では若い衆二人がなにやら…
寛永年間頃だという。

大和文華館誉れの阿国歌舞伎草紙、輪舞図屏風なども出て、華やか華やか。

遊楽図屏風 江戸前期 浄信寺  将棋盤を真ん中に男二人が喧嘩中。止めに入る老人もいるが、そばにいる女二人は知らん顔。MOAに似た図柄の作品がある。このお寺は木之本にあるそうで、お庭がよいそうな。そこにこうした絵が伝わるのだ。

彦根屏風  やはりいいなあ。昔彦根城に行った時、撮影どうぞと言う気軽さで、井伊家のお宝をぱちぱち撮らせてもらったなあ。なんとなく楽しい。この「なんとなく楽しい」という気分こそが風俗図の遊楽図の本質だと思っている。

松浦屏風は第一室と第二室の同じ配置に展示されていた。大きいから分けたのだ。
やっぱりエエやないですか。

カルタ美人図 江戸前期  松浦屏風の中でサシでカルタをする女たちがいるが、その二人をこちらに転用したような絵。
サシで「天正カルタ」をする二人。

美人曳犬図 住吉広定 江戸後期  彦根屏風のお姉さんを参照したらしい。
懐古。清朝がやきもので古代青銅器を再現したのを思い出す。
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かわいいねえ。


絵ばかりではなく工芸品も。
宴の器として重宝された蒔絵椿紫陽花文提重の底以外の全面が見えるように展示されていた。
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これほんと、好き。
椿も紫陽花も大好きな花なので、最初の持ち主さんとは話が合いそう。

青木木米の煎茶用の盃もある。可愛い。

応挙の一門や交流した人々が寄り集まって楽しく過ごした証拠がこの世に残る。
東山第一楼でみんなわいわいと書いたものがある。1799年。
今回は世継寂窓という人の揮毫図が出ていた。この絵師は知らないのだが、京の人だそう。

なんだかんだと楽しい様子が集まっていて、こちらも楽しくなった。
わたしはやはり遊楽図から浮世絵へと至る道が好きだ。
展示は終わったが、挙げれてよかった。

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