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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

2024.3月末の東京ハイカイ録

三月末に一泊二日の都内ハイカイを致しました。
今回の主目的は世田谷区豪徳寺の旧尾崎テオドラ邸での三原順の原画展とアフタヌーンティーですかね。
これと毎春恒例の府中市美術館「春の江戸絵画祭り」、練馬区立美術館での池上秀畝、中野区歴史民俗資料館での哲学堂の天狗と幽霊の木像公開があるわけです。
SOMPOはまた次回持ち越し。

新幹線に乗るのも近年は阪急京都線から地下鉄乗り換えがストレスフリーで気楽になりまして、行きはもうこれ。帰りは違うが。
で、わりとタイトながらも機嫌よく新幹線に乗りに行きまして、そのまま寝たり起きたり食べたり。
東寺は撮れたけど、今度はここへも見学に行かなくては。
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それにしても東京24度の予想気温てか。夏やん。一応スプリングコート持ってきてるけど、これずーっと仕舞ってしまいそう。
うとうとしてるうちに勝手に富士山を通過して小田原やというアナウンス。スマホの地図はどないなってんねん。
何とはなしに腹が立つ。
品川に到着。暑い。まだ9時過ぎなのに暑い。
これは非常にまずいな。
ロッカーに荷物を放り込んでから渋谷へ向かう。

ああよく晴れてるなあ。ヒカリエのあのエスカレーターはかっこいいよね。
それを見ながら向かって右手の井の頭線へ。
沿線の駒場東大前の公園の桜がまだ咲いていない。
なにげなくスマホを見たらまさかの舟越桂の訃報がある。
うわ。まだ若いのに。いい作品をありがとう。
明大前で乗り換えて調布まで飛び、そこから普通に乗り換え東府中へ。

日差しが強すぎる。しかし桜がまだまだ。
自衛隊の前の小さい公園にある桜も咲いていないし、公園の桜並木も枯れたまま。
タンポポとシャガが咲いている。
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暑さに負ける。カンカン照りなのに日傘も手袋も帽子もない。
しかし歩かねばならない。

府中市美術館「ほとけの国の美術」前期を見る。
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詳しくはいつか書きたいがどうも最近はダメダメなのでどうかなあ。
でもいいものが揃ってて面白い展覧会なのは確かです。
芦雪の新発見わんこ屏風もある。美人画のような文殊と普賢を描く菊池容斎。
時間が押してるので後期の時にコレクション展を見る予定。
スンガリー飯店でお昼。チャーハンを食べましたわ。スープ、いいな。
こういう気さくな店好きよ。
また次回よろしく。

さてここから世田谷へ向かうわけだが、下高井戸から世田谷線というルートを思いついたのはよかった。楽だった。
やはり地図と路線図とを同時に見ると考えが湧いてくるな。
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久しぶりの可愛らしい世田谷線。
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専用線路もあるから路面電車ではないが、こういう小さい電車大好きなのよ。
そうだ久しぶりに荒川線にも乗ろう。阪堺電気軌道にも乗ろう。嵐電にも乗ろう。
山下下車。すぐ目の前に小田急線豪徳寺駅。
教わった道順に沿って歩くが、どうもアタマが反応しない。これはなかなか難しいな。
その一方でこの界隈のいろんな医院の名前に反応する。変な連想をして楽しんでる。
看板を撮りながら歩くから危ない。
ところで街の感じはやはり京阪神とはまた違うな。石神井公園の街並みを思い出す。
ああ、豪徳寺の裏手か。やっとわかった。裏から見る豪徳寺は林のようだな。
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14時丁度に入館。予定通り。つまり下高井戸からわたしは一時間かかったのだよ。
素晴らしき旧尾崎テオドラ邸。
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この「世田谷一古い洋館」の再生と新生については山下和美さんの著書などに詳しい。
とても立派な行いです。

建物を見学することとギャラリーで三原順の原画を見ることとアフタヌーンティーを楽しむことが今回のミッションである。インポッシブルではないよ。やるでー。
実際最初に予約していたアフタヌーンティーの札を渡されまして、そのまま喫茶室へ。
二部屋が喫茶室。いい感じの古さが残されている床に年代を感じさせるテーブルや椅子。
アフタヌーンティーのドリンクはフリー。この日はアールグレイ未入荷なのでわたしは和紅茶をいただく。
最初に出される紅茶はまた別物。

キューカンバミントサンドが爽やか。コロネーションチキンサンドはカレー味。
玉子にはクレソン。
これらについて後に店員さんとお話して、丁寧な工夫がなされていることを知る。いいなあ。
わたしもやってみようと思う。やはりサンドイッチとスコーンには紅茶が合う。

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予約特典は「はみだしっ子」グッズ。ありがとう。
ケーキもミニパフェも楽しい。
作中に「スーパースペシャルウルトラデラックスパフェ」なるものが現れるのですが、こちらはプチパフェ。可愛い。下は紅茶のゼリー。
因みにそのパフェを食べたのはエイダ。「わたし食べた、おいしかった」と言ってからパッとエイダペンギンになる。当時やっぱりグレアムの従姉妹だけにペンギン化するのだなと思ったもんです。
最後にリンゴジュース、みかんジュースをよばれてから席を立つ。相客の皆さん方の大半は昭和の少女たちでした。

この建物の存続や活動に尽力した漫画家の皆さん方の寄せ書きもある。
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展示も楽しいし建物も素晴らしいのでとても嬉しい。
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三原順の空想と絵本展。
ありがたや。2015年の「復活」以来こうして再会できるようになったのが嬉しくて仕方ない。撮影も一部除いて可能なのでぱちぱち。それをこうして挙げたり共有したり。
活きてる限りは「奴ら」に定期的に会いたい。心の底に生きていても経年が怖いのだ。
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それにしてもあまりに三原順の作画の精妙さに唸る。素晴らしい。
何度も繰り返すけど、わたしの最初の推しはグレアムだけど、自分の中の「美少年」の基本顔はアンジーなのよ。そして年降れば降るほどサーニンへの親愛の念が強くなってくる。
サーニンの将来を応援したくなる。
(マックスには言及しないわたし)

作品を見るご夫婦がおられたのでお二人でおられるのを撮ってあげたら、わたしにもぜひと言われるのでお願いする。久しぶりに美人だとほめられてちょっと嬉しい。



建物についてもいろいろ教わり、よいものをみて、おいしいものを食べて、ごきげんさんで洋館を離れた。
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するとそこにいい感じの数寄屋邸宅が現れた。
あっここも山下さんの…
この邸宅の特集を以前見ている。
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こちらも素晴らしい。

さっき見えてた豪徳寺の方へ向かう。
裏側はもう本当に雑木林の様相を見せていて、薪とかまとめてあるのもいいな。
長―――――――――――い塀に沿って歩く。400Mほどゆくと閉まってる門があり、まだ先に正門があるという。
ああここか。外人さんらが多い。
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しかしもう夕方なので色々閉まってるみたい。
でも禅寺、曹洞宗らしさというのが感じられる。京都とはまた違うねんけど、空気感が近いのはある。
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井伊家の菩提寺でもあるが、墓参ラーではないので行かない。
有名な招き猫の並ぶ様はまさに壮観
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·ここでも写真を撮って挙げましょうと声掛けする。外人のお客さん大喜び。
いいことをしたよ。

正門の参道を下る。松並木がいい。やがて世田谷城址公園へ。
知らなかったがお城あったんですなあ。
北条氏と吉良氏の関連か。ここではちょっと桜も咲いていた。
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土塁のようなものがあるのも面白い。

そこからさらにまっすぐ歩いて世田谷線の上町駅へ。
可愛い電車で三軒茶屋へ。一応下高井戸から三軒茶屋のこの線の大半を乗ったわけか。
この三軒茶屋の世田谷パブリックシアターでは今「メディア」やってるのか。
わたしは「オイディプス」を見たかな。萬斎と麻実れい版のを。
これはたぶん2004年頃の話かと思う。
それ以前の平幹二郎のは1986年くらいに録画したな。
演出も衣裳も完全に変わってたしそもそも翻訳も変わってた。
まあ演者が全く違う方向性の人々なのでそれでいいと思う。

ところで思い出話ついでに言うと、その時ここのキャロットタワーの上のレストランで何とも言えぬ出来事があった。
誰も悪いことはしていないが、結果的にいたたまれなくなる話とでもいうか…
今はどうか知らんが当時何故か段差と言うか小さい高低差をあえて拵えていて、「おひとり様」のわたしはその少し高い席に案内された。寒い寒い日で普段食べない「親子丼」を頼んだのも、温かい玉子とトリを目当てにしてのことで、わざわざ「上親子丼」にしたのだ。
そして隣席と言うか一段差ある四人席にとあるご家族が案内された。
上の坊やが言えばわたしの隣並びになったが、そこへわたしの「上親子丼」が来た。
来たはいいがまさかのサーモンにいくらの寒い寒い親子丼である。ヒーーーッ
坊やはわたしのそれを首を伸ばして見て、「ぼくも親子丼」と注文したが、来たのはほかほかと湯気の立つ温かいトリと卵の親子丼だった。
嗚呼、わたしはそちらが欲しかった。坊やはこちらのが欲しかった。
さー、もうこの空気のどうしようもなさ。
わたしは坊やの温いのがうらやましい、坊やはわたしの「上親子丼」を期待していたのに普通の親子丼なので泣きそう。
ここでたとえばお母さんと二人きりorお父さんと二人きりならば、わたしの方から声をかけて「坊や、ごめんだけどこれと交換してくれないかな。お姉さん寒いからそっち食べたいねん」と言えたが、両親揃っているときにそれはやはり難しかった。
結局アンマッチもアンマッチどころか暗マッチもいいところで、みんなある種の切なさと不機嫌さといたたまれなさにヤラレタなあ。
それ以来わたしはあそこでごはん食べてないのよな。

ということを思い出しましたわ。
・・・まあとりあえず渋谷に出よう。

澁谷に出たら(急に旧字)ヴィレバンとやらについた。初めて入ったが、色んなキャラグッズのお店なのだな。
そこでモルカーを探したが、なんにもなかった。モルカーおらん…くすん。

品川から大井町へ。
アワーズイン阪急のレディスフロア。
そこからの羽田方面の眺め
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向かいのヨーカドーで急遽うすものを探しに行くがどうもこれというのがない。
服はやはり関西人は関西というか、キタの者はキタで服を買うものなので(キタの者はミナミでは服は買わない)これはもうどうしようもない。
結局バジル和えのお惣菜など購入してホテルで食べましたわ。
あとはお風呂の王様でくつろいでおやすみ…

3/31.
ホテルの朝食カフェが満員で、別なところへ行くのも面倒なのでファミマへ。
なんかやたらと巨大なサラダを買ったが、非常に大量で苦しかったな。
品川から高田馬場経由で沼袋へ。
中野区歴民。久しぶり。
ここで期間展示中の哲学堂の幽霊像と天狗像をみる。
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薄暗い中での展示だからやっぱり怖いよ…

広重の名所図と同地の大正・平成の写真比較などもあり、なかなか楽しい。
他に一時中野区大和町とやらに棟方志功が住んでいて、その時に「大和し美し」を拵えたとかなんとか。
えっっ奈良の、日本の、大和ではなくて、中野区大和町なのかっっっ
びっくりしましたがな。
そんな映像を見ましたよ。

ここも時折浮世絵や子供のおもちゃなどの展示を見に来るところなので、ある程度バス停にも自信がある。
江古田4丁目になるのかな、そこから北上するバスに乗って練馬へ。
駅まで戻り電車乗り継ぐより近いバス停から練馬行く方が気楽よ。15分やし。
おや豊中町てか。ははは。そうか、豊多摩監獄も中野区か。

中村橋へ。練馬区立美術館で池上秀畝展。
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荒木寛畝の弟子。目黒雅叙園と野間記念館で色々見ているが他ではなかなか見る機会がない。
絢爛豪華な色彩と高精密描写の線描と表現。
その真逆のほんわか淡彩もの。
どちらもよかったわ。
目黒雅叙園の昔の装飾につかわれてた群蝶図三面の良さにも唸ったよ。
今もまだ日本料理の個室にかれの絵が装飾として使われている…

ドトールで海老とアボカドのミラノサンド食べてから池袋へ。
久しぶりにタカセ。ケーキをいくつか買う。暑いので保冷剤も入れてくれた。
そのまま品川へ。わたしの熱は保冷剤で冷やしました。
サバランよりビスキーの方が相当洋酒が強いな。
こっちの方が好み。

新大阪に着いたのは17時半。そこから難波に出てオフ会の二次会から参加。
完全に3/31のインテの即売会を忘れていたのだ。大反省。
まあ皆さん方と楽しくお話出来てよかったわ。

またいずれ。


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