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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

プライス・コレクション

京都に来るのが待ちきれず、東京に来ました。
プライス・コレクション。
7/15。開館少し過ぎについたが、イイ感じの混み具合でした。

とにかく既に行かれた方々からの情報で、すごい仕掛けが最後にあるから気をつけてねということなので、今回珍しく予習してからここへ来た。
そう、オフィシャル・ブログを浚ってから来ましたがな。

五章に分かれている。
正統派・京の画家・エキセントリック・江戸の画家・江戸琳派。
それで最後に派を越えて名品が集められた『何か』があるそうだ。

とりあえずかなり長々と書くので、一度に書けるかどうか。
(石川淳信者なので、「ペンと共に考える」を標榜してたりする←アタマのデキがちゃいますよ、遊行さん)

画像は全てサムネイルです。

老松小禽図屏風/伝狩野元信

松にも小鳥にも目が行かず、墨絵の椿に惹かれた。
水はわんわんと湧いているし、小鳥たちもくつろいでいる。
西本願寺伝来らしいが、白書院にあったのかもしれないなと勝手に考える。
薄暗い書院の中、この屏風に話しかけていた法主がいたのかもしれない。

花鳥図屏風/作者不詳

金の雲の描き様で年代が特定できるはずなのだが、多分江戸時代初冬のような気が。
これしかし、声が聞こえてきそうな絵ですな。
何の水鳥かgwagwa?とか言うてるし、鶴は鶴で素知らぬ顔しつつもなんかキンキン言うてそう。
水の流れが面白い。

松鷹図/曽我二直庵

これも鷹の人間関係?が想像できるような・・・しかし鷹にしては随分可愛らしくて、あの嘴なんか摘まんでみたくなる。
なんとなく動物園のオリの中にいるのを見ている気分。
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鯉図/渡辺始興

うーん、登竜門してますな。垂直に登ろうとする。えらい、がんばれ。
墨の濃淡で鱗が「見える」。
この鯉、龍になるどころか、宇宙にまで飛び出してゆけそうだ。

山水図/池観了

おっしょさん譲りの作品ですね。私は南画にあんまり関心がないのよ。
でも点描のような柳とその下の舟人、これは涼しそうでいい。

赤壁図/円山応挙

蘇軾が詩を詠んだ情景とでもいうのかな。
私も『三国志』が大好きで、この赤壁の戦いは、新撰組で言えば池田屋事変みたいなものだなーと時々思う。内容ではなく、一大事件としての。
中国の詩人だから月下に舟を浮かべて酒飲みながら、数百年前の話なぞしてたのでは、と思う。

猛虎図/源

源の虎はどこかで見た記憶があるが、ちょっと今思い出せない。
この人はたおやかな美人画が多いが、この虎も言うたら美人系かもしれない。
可愛い。この虎の耳もベロもかわいいなあ。腕なめてる。日の当たるところにいるのか、目が三日月になっている。
丸いアタマ。撫でたいわ。背中も丸い。ノミ取りしてあげたい。可愛いなあ。
そばにいた人が「虎じゃなく猫だ」と言ったが、猫の親分が虎だからそれでいーのだ。
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猛虎図/長沢芦雪

鋭い爪がガシッ て岩を噛む。ちょっとカメラ目線だけど、この虎ホンマに猛虎です。
ただし雰囲気的にアニメのタイガーマスクOPの「虎だっ虎になるんだっ」の吠える前の奴。
耳は齧られたのかもしれない。うむ、強そう。

牡丹孔雀図屏風/長沢芦雪

これは師匠の応挙がよく描く構図ですね。旧萬野の所蔵にもあった。ああ、模写したのか。
この弟子は破門されたけれど、一門の中では一番凄い絵師だったと思う。
しかし出藍の誉れとは違う、青色という存在ではなく、赤色とか黄色なのかもしれない。

唐美人図/岸駒

岸派にはわりと馴染みが深い。京都画壇というのは、血脈が長いもんですね。
'92に京都文化博物館で『京の美人画』で岸駒の美人をみたが、その半年後に同じ場所で『岸駒―西村五雲―山口華楊の三代の師弟による動物画』も見ている。
たおやかな唐美人。しなやかな肢体が服の上からでもわかるような。ふっくら型がその当時の流行だけれど・・・
清朝の琺瑯に彩色されたような色合いがきれい。

幽霊図/長沢芦雪

私が最初に『幽霊画』というのを知ったのは、応挙だったなぁ。
宿屋か何かに逗留中の応挙がその家の娘さんが病を養うてるのを見て思いついて、足をすうっ と消して描いたのが始まりとかなんとか。
で、娘さんはその絵に生気を奪われるようにはかなくなったとか。
弟子も師匠同様わんこや幽霊を描いたのだな。
八月には全生庵と大念仏寺に幽霊画を見に行こう。

美人に犬図/山口素絢

素絢の美人も京都では馴染みだ。しかしこのわんころ。姿は仔犬さんやけど、中身はオヤジかも。
マウントするなよ。おねえさんは夏の薄物着てるし。何気にゆるいぞ、ねえさん。鉄漿がのぞくのがいいな。

神仙亀図/長沢芦雪

boy meets a girl ならぬ 仙人 目遭う 亀。

梅花猿猴図/森狙仙

また母子猿が、梅の細い枝なんか握って・・・危ないぞ。バッタ?を片手に持ってるけど、食べるのかな。
しかし枝がポキッと折れたら・・・
 「キキィーッ・・・・・」 シ?ン・・・・ バチャーンッッッ かもよ。
岩上猿猴図/渡辺南岳

このエテコは狙仙のエテコと違い、崖下をみてる。何がおるのか。
・・・案外下のほーーには、ハチを狙う猿がいるのかもしれない。
それを見てるのかもしれない。それとも梅握ってる母子猿を見てるのかも。

駱駝図/円山応震

文政にラクダがきたので、落語にラクダの馬さんの話が出来たのかな。
俳優の故・殿山泰司はすぐれたエッセイストでもあったが、砂丘に連れてこられたラクダを詠んだ詩がある。
哀しい気分が蘇ってきた。

麦稲図屏風/円山応震

胸がすくような屏風。バーク・コレクションの麦の屏風見て以来の、麦。いいキモチ。風を感じる。
草雲雀が飛んでいる。『鬼平犯科帳』で草雲雀が飛ぶのをじぃっと眺める同心がいたな。
一方、雀は米を食べることが神様から許されているそうだ。でも実際には追い出されるのだが。

撫子に蜻蛉図/亀岡規礼

そういえば、トンボが飛んでるのを見たわ。
しかしここに描かれているトンボの翅、シイタケ色に見える。シイタケトンボ。ヤゴの頃、水辺にいるとダシが・・・
撫子ってかわいいな。
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猛虎図/亀岡規礼

この毛並み、この目つき、この風格。
骨格も逞しく、毛並みもキラッとしていて、いいなあ。
江戸時代から「猛虎」という言葉が活きているのに、ナゼかモウコを打つとモンゴルに変換されるのだよな。
現在には阪神タイガースという猛虎がおるのに。
でも、爪がかわいい。にょきにょき出ている。鼻の形、鹿賀丈史に似ている。デスノートみました♪

猛虎図/片山楊谷

画面からはみ出そうな迫力。掛け軸がもし入り口なら、もう逃げようがない。
すごい毛並み。こわい牙。目は爛々。
水滸伝で人喰い虎は武松に退治されるけど、この虎なら武松もやられそう。

三千歳図/岩井江雲

桃が長寿の果実でめでたいのは、太古から。西王母の桃を孫悟空も食べてしまった。
私は昨夏、あちこちから嬉しくも桃をいっぱいもらってシアワセでした。
瓊浦か。この字を見ると我が猛虎・下柳 剛投手をすぐに思います。

さていよいよ若冲です。

葡萄図/伊藤若冲

この作品がブライスさんのコレクションの始まりだったのか。
わたしはブライスさんのお師匠のフランク・ロイド・ライトのファンです。
ライトはお弟子さんたちにも慕われていた人だったと聞く。
機嫌よく先生のお供で向かった先に『運命』が待っていた。
すごいなぁ。
この作品、たとえば芦屋の旧山邑邸に掛けてみたとする。
似合う・似合わないより、ブライスさんは在りし日のことを・師匠のことを想うかもしれない。

松に鷹図/伊藤若冲

白い鷹。猛禽類。こういう作品を若冲に頼むのは、どんな人だったのだろう。端午の節句か正月か。

猛虎図/伊藤若冲

めっちゃ可愛い。肉球舐めるベロ。丸い耳。卵形の目玉。ホンマに猛虎?数年前の阪神タイガースもこんな感じの愛い奴でした。
顎や腹の白い毛が可愛さを倍増させてる。トラオくん。毛並みもいいなあ。病気知らずの元気な虎。ベロも赤くて舌ゴケもない。
京都国立近代美術館のチラシはこやつがメインです。
若冲のトリは京都ではおなじみさんなので、トラの方が『猛虎』ファンの血には、いや、地には良いのかもしれない。
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群鶴図/伊藤若冲

奥から二羽目の鶴、こっち向いている。なんとなく面白い。猫背の鶴(ちーがーうー)

雪中鴛鴦図/伊藤若冲

水中に潜っているのが雌。水を通して顔が見える。案外この構図は見かけない。

鳥獣花木図屏風/伊藤若冲

モザイクタイル。なんだか楽しいゾ。『いきなり地球家族』なんて感じのタイトルに付け替えたくなる。
こういうのを刺繍でしても楽しいだろうし、いやいやそれよりイラストロジックで遊びたい。
なんか本当に楽しい。ノアの箱舟から逃げ出したのかも。ボッシュとかブリューゲルの親戚。
作品の価値とかそんなことより、とにかく楽しくて、嬉しくなる絵だ。
お風呂屋さんに模写があれば、喜ぶよ♪ジャングル風呂にして羊歯をいっぱい置こう。
うわ、た・の・し・い!妄想がどんどん広がる。
くまもサルもモモンガもリスも鳥たちも・・・ ああもう、可愛いーーーっ!!!
なんでこんなに可愛いかなぁ!剥落さえも可愛く見える。
楽しいならそれでいいのだ、うん。なんか見てるだけでシアワセな気分になるよ。
見てるお客さんたちもみんな楽しんでいた。よかったよかった。
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花鳥人物図屏風/伊藤若冲

色々あるうちの、丸い黒いトリが可愛い。からすか叭叭鳥か。どっちかはわからないが後者かな。
丸く身を縮めている。目つきが『犬夜叉』に出てくる邪見丸だっけ?に似ている。

鶴図屏風/伊藤若冲

各モデル1ポーズ。墨絵によるスタイルブック。
モデルは左からツルエ・ツルコ・ツルミ・ツルヨ・ツルナ・ツルカ・ツルル・ツルノ・ツルハ・ツルホ・ツルラ・ツルネ・ミツル・タツル・ヒヅル。

鯉魚図/伊藤若冲

秋刀魚のような顔の鯉。いくぞっという気概がある。

鷲図/伊藤若冲

鷲が立つのは波濤に突き出た岩の上か。波濤の渦巻きが可愛い。鷲の目が鋭い。こういう構図にやはり若冲の個性があると思う。

伏見人形図/伊藤若冲

きのこかと思いましたね。土人形。布袋さんの行列。お地蔵さんなら笠地蔵のお返しの帰り。諭吉なら車のCM。
若冲は伏見と縁が深いのでかわいい人形を描いたようだが、なんとなく人に頼まれて機嫌の良いカワイイ仕立てにしたのやないか、と思う。しかしこの作が先の『鷲図』と同年なのがやはりすごい。

芭蕉図/伊藤若演

ばさばさの芭蕉。上の方が薄い墨絵だから、光が差し込んでいるように見える。
この葉陰にいると、涼しい気がする。わたしは芭蕉の絵を見るとすぐ田中一村を思い出す。

鶴図/曽我蕭白

これは鶴の家族か。ちびこもいる。ママ鶴の丸くて小さい粒目。蕭白にもこういう和やかな作品があるのだ、と初めて知った。パパ鶴はなるほど蕭白的だが、ママとチビは可愛いなあ。

寒山拾得図/曽我蕭白

でました蕭白の寒山拾得。色んなバージョンを描いているなぁ。
今回は胸はだけてるのと、背中見せてるのと。まあこの目つき。わけわかんない。
えーと箒持ってるのが拾得だったか、修道僧みたいなアタマしている。
「えーっうそー」とか言うてそうな感じ。
「マジマジ、ホンマホンマ」「ええ???」
ヘンにかわいい二人であった。

唐人物図/伝曽我蕭白

へんなおじさんたち。目つきがへんだが、そんなに深刻な感じもしない。なんだか怪しいインド人みたいに見える。
これ韓信の股くぐりか。わたしは実は三国志より項羽と劉邦の話の方が好きだったりする。(特に韓信が)
サカナもへん。魚篭の中の奴ら、あの大きい鯉に向かって「親分っ助けてくれっ」とか言うてそう。

部屋を移動する。
江戸の絵師がメイン。

瀬田風俗図屏風/作者不詳

おお、瀬田の唐橋。山の上の木々の形、唐揚で言う「チューリップ」みたい。骨付きの丸長い肉、あんな感じの木々。大名行列か。
近江八景で描かれるのとはまた異なって、見ていて面白い。

遊興風俗図屏風/作者不詳

なんと言うてもこうした遊楽図が好きだ。
群舞。歌舞伎見物、幔幕張った花見。それから室内遊楽。
群舞を見ていて思ったことがある。山崎正和の戯曲『世阿弥』の中で、最初は特殊な存在の中でしか歌われなかった歌や踊りが、時代が下がるにつれて普遍化し、ついには盆踊りになる。
この群舞もいつか盆踊りになるのかもしれない。
また、笠や傘ひとつにしてもそれぞれの身分がうかがえる。遊楽図には無限の発見がある。

脇息に倚る遊女図/作者不詳

うわっいい女。ぞくぞくする。水色の小袖。そういえば昨今、水色の着物が流行っているらしい。こういう目つきの女、確かにいるな。派は違うけれど、宮川一笑の描くような女がこんな眼差しをしている。私が見たのは熊本の美術館。それからこれはこの後に見たのだが、京の東博の浮世絵に出ていた宮川の『柳下美人図』も同じような眼差しだった。
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花鳥・物語図/伝菱川師宣

花鳥はともかく、この物語はあれかな、源氏かな。源氏三歳の頃の絵かな。いや、伊勢物語か。数面出ていて、物語はあと二つある。芥川と東下り。
花鳥は群青色の朝顔に鉄砲百合とキジの絵がよかった。

立美人図/懐月堂度辰

懐月堂一派はこのポーズが多いと思う。着物の柄の大きさも、顔つきも、師匠譲り。
ダンダラ染は新撰組だけだと思ってましたよ。

達磨遊女異装図/竹田春信

・・・コスプレ?それとも倒錯シュミ?・・・遊女はよいけど、達磨のオヤジがこのナリじゃあなぁ・・・ビミョーに樹木★林に似ているわね。そう思うと可愛く見えてきた。

二美人図/勝川春章

座って文を書く花魁もさることながら、窓際に立つ女のスタイルのよさ!びっくりするくらい、いい女だなあ。窓の向こうに日本堤をゆく駕籠が見える。

鍾馗図/勝川春英

この鍾馗は竜退治ですかね。悪龍ってのは珍しいですね。ああでも鍾馗は中国の神様だから、龍にも良いのと悪いのとがおるか。
しかし肉筆だからか、明治の日本画家が描きそうな感じの作品だと思う。

二美人図/喜多川菊麿

花魁二人のうち、向こうの女、麻の葉の着物・・・あれは鹿の子かな?ちょっとわかりませんなぁ。一瞬襦袢に見えたのよ。
手前の花魁は八つ橋柄だな。
これが本当に『八つ橋』なら佐野次郎左衛門に斬られるところだ。

文読む美人図/歌川国貞

コタツに座って恋文を読む。更紗のような掛け布団だの。更紗といえばすぐに石川淳の『至福千年』の更紗職人・更源の親方を思い出す。
「まづ水。その性のよしあしはてきめんに仕事にひびく」・・・・・・
さすがに国貞はいい女を描くな。

風俗図扇面画帖/英 一珪・歌川国貞

国貞にもこんな作品があるのか。団扇絵はよく見ていたが。
一珪の閻魔さんギョロ目で可愛い。

桜花花魁図扇面/歌川国貞

ああ、きれい。群青色。花魁にかむろもついて・・・
花よりもなお艶やかな花魁。花魁道中、輝くような女。

隅田川図/蹄斎北馬

行き交う渡し舟。対岸の煙は火事ではなく、今戸の窯。富士山まで見えるよ。
・・・そういえば、二月の晴天の日、モノレールがトンネルを抜けたときに富士山が見えたな。
手前の船、乗合船には猿回しもいる。歌舞伎なら『乗合船恵方万歳』というところですか。ちゃんと波のまにまに都鳥もいる。そう、ユリカモメ。ああ、言問団子が食べたくなってきた。この船に乗って私も出かけよう。

吉原俄図/蹄斎北馬

おお、俄ですか。これは上方にもありました。
短い芝居。座興の芝居。しかし富士の書割までこさえて。蛸とか珊瑚の拵えもの担いでる。
八朔か。ニッパチは商いにアカン、と言うのは東西同じだったから、こうしてちょっとでもお客さんを呼ばなアカンものね。
今の歌舞伎座で行われる『俳優祭』の楽しいお芝居も、あれも俄みたいなものだと思う。
その後の模擬店がまた楽しいのよね。おカネはかかりますけど・・・

達磨図/河鍋暁斎

うーん、不撓不屈、それかな。

妓楼酒宴図/河鍋暁斎

どんちゃん騒ぎしてますな。
屏風の達磨(さっきの達磨さんの特別出演か?)がなにやら不機嫌そう。
「元からこんなツラじゃっ」とか言い訳してもアカンよ。
耳打ちする女、される男。財布に手を入れている。小粒金を出すのかしら。女は仲居さんかな。万野なら大変だ。(伊勢音頭)
幇間もたいへん。かっぽれでもドンドン節でもなんなと踊りますよ。
三味線弾く芸者の横顔がきれいだな。
あっ、不機嫌さん他にもみつけた♪ 
お皿の上の鯛がとんでもなく不機嫌さんでした。

閻魔と地獄太夫図/伝河鍋暁斎

暁斎はわりとこのシリーズが多いみたい。
以前見たのは、浄玻璃の鏡に己の所業が映る、と言われたおねえさんが「あら やだ」とばかりに髪を直したり表情を変えたりするシーンだった。
閻魔さんもまぁ・・・ 地獄太夫は一休さんと関わりがあったんだっけ。
明治になってからの方が暁斎も面白い作品が多いような気がする。

百福図/雅煕

おお、めでたい。私は以前、百鹿図とか百唐子図とか見てきたが、これもその親戚。
しかしみんなやることなすこと色々。
あわて者もいるし、働いたり、躍ったり色々あって、それでいいのだ。

お多福鬼図/柴田是真

この構図、どこかでみた。同じく是真。あれは『茨木』だ。とはいえまるきり同じではなくて、意識が一緒なのだ。バーク・コレクションで見た。
http://yugyofromhere.blog8.fc2.com/blog-entry-388.html
鬼が可愛い。是真はなかなか皮肉屋だったらしい。鏑木清方の随筆にその姿を見ることが出来る。「福は内、鬼は外」で鬼は飛び出してゆきましたとサ。

白衣観音図/柴田是真

滝を背に白く輝くような白衣の観音(珍しく男性だ)向かいの童子は何をしてるのだ。
明治17年。団菊左のいた時代。

山水図/柴田是真

工芸家・是真ということを改めて思う。螺鈿仕立てにしてもいいと思う。
漆絵。深山幽谷の風情。

鯉図/椿椿山

鯉の滝登り、やがて龍になるんだ。そんな気概がこの鯉にはある。
書にも力がみなぎっている。渡邉の鯉は垂直に登ろうとし、椿の鯉は跳ね上がって天へ至ろうとする。

波浪飛燕図/岡本秋暉

群れなすツバメたち。荒波を越えて行け。
・・・波間にエビのようなものが見えるのは気のせい??
そういえば渡り鳥のワイルド・ギース(雁)は脱落した仲間を見捨てて飛び続けるそうだ。
このツバメたちは下手したら一蓮托生だ。

さて江戸琳派へ向かおうとしたら、shopがあるので捉まる。
今日の星占い、見本・試食を手にすると買うことに、と出ていたっけ。
絵葉書は高いからパスする。本は京都で買おう。
でも『イキイキ地球家族』←勝手にタイトルつけるな! のミニ屏風か一筆箋が欲しいよ。

江戸琳派。

三十六歌仙図/酒井抱一

この構図は出光でも見た光琳のそれと同系統ではないか。
私は資料を見ないからちょっとはっきり言えないがそんな気がする。
もしかするとそれを雛形にして、みんなが描いたのかも。
そして出光では田中抱二という絵師が模写していたはずだ。
http://yugyofromhere.blog8.fc2.com/blog-entry-343.html
歌仙というより怪しいオジさんたちの待合室みたいだ。
なんだか申し訳ないことに、小出楢重の随筆にある実家に来るお客さんたちというのを思い出した。小出の実家は天水香という一子相伝の秘薬を扱う薬屋さんで、待合室にはぞろぞろとお客さんが。そしてその薬と言うのは・・・。失礼、歌仙の皆様。

四季草花図・三十六歌仙図色紙貼交屏風/酒井抱一

お殿様の弟君じゃのう。
どうも琳派は上流階級かゆとりのある人でないと入れなかったような(入るってヘンな表現)気がしてきた。多分、そう。
作品はきれいだが、秋の方に少しやかましさを感じる。

扇面貼交屏風/中村芳中・鈴木其一

この二人でコラボしたのか、それとも後からか。
芳中のを貼り付けたらしい。伊勢物語や花など。
トンボやチョウチョが可愛い。

三味線をひく芸者図/中村芳中

おおーいかにも芳中。ほにゃっとした顔が特徴だ。赤の襦袢がのぞくのが可愛い。
俳画のような趣があり、いい感じ。

飴売り図/鈴木其一

先日も書いたけれど、
この風俗を見て「あっこれか!」とやっと納得した。
何がかと言うと、岡本綺堂の『半七捕物帳』。
明治の世になり、幕末に活きた岡っ引き・半七が語る捕物の数々。その中の一編『唐人飴』(光文社刊・五巻より)
「・・・(前略)ひと口に飴屋と云っても、むかしはいろいろの飴屋がありました。そのなかで変っているのは唐人飴で、唐人のような風俗をして売りに来るんです。これは飴細工をするのでなく、ぶつ切りの飴ん棒を一本二本ずつ売るんです」
「じゃあ、和国橋の髪結い藤次の芝居に出る唐人市兵衛、あのたぐいでしょう」
「そうです、そうです。更紗でこしらえた唐人服を着て、鳥毛の付いた唐人笠をかぶって、沓をはいて、鉦をたたいて来るのもある、チャルメラを吹いて来るのもある。子供が飴を買うと、お愛嬌に何か訳のわからない唄を歌って、カンカンノウといったような節廻しで、変な手付きで踊って見せる。まったく子供だましに相違ないのですが、なにしろ形が変っているのと、変な踊りを見せるのとで、子供たちのあいだには人気がありました。いや、その唐人飴のなかにもいろいろの奴がありまして……」
これです、これ。で、画面の文章は西鶴の『世間胸算用』の一節を抱一の手で賛にしている。
尾陽士朗。尾崎士郎ではないよ。尾陽うまれの井上士朗という俳人のことかどうかは、知らない。時代もビミョーだな。色々調べるのに時間がかかるのでパスしておこう。
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月下波上に千鳥図/鈴木其一

・・・力強い千鳥だなぁ。皓々たる満月の下、波の上を往く。
ぼかした雲がいい。月に飛ぶ。

貝図/鈴木其一

アサリの柄のリアルさ!
縦縞のこぼっと丸い貝、これは何の種類か。
南洋から来たものなのかも。
柑橘類は小さく実をまとめていて、齧ると酸い果汁が奔るような気がする。

漁樵図屏風/鈴木其一

秋の川辺に釣り糸を垂れる老人。山桜咲く山道を行く若いもの。ワラビも生えている。
考えれば其一も師匠で主人の抱一もこういう場をナマで見たことはないはずだ。
古画やものの本からの発想だろうか。
・・・と思ってたら、解説プレートに光悦・光琳の作から云々とある。

狐の嫁入り図/鈴木其一

大名の婚礼と同じ格式のようです。
提灯にはちゃんと宝珠の紋所がある。土手をず?っと行列が行く。
向こうの端に狐火が微かに見える。
浅井忠にもこうした作品がある。日本画で描かれた。
紺姫、長らくお幸せに。(勝手に名前をつけるな)

青桐、紅楓図/鈴木其一

紅楓の、紅・黄・緑の控えめなきれいさにはときめく。青桐には雨が。
こんな雨になら打たれてもいい。

群舞図/鈴木其一

ああ、きれいだ。こういう美人たちを見ていたいのだ。元禄頃の風俗か。着物の柄も丁寧で、とても楽しくなる。浮かれ心。これだ。これが大切なのだった。
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秋草図/鈴木守一

描き表装の美!上辺に黒揚羽が舞う。きれい。秋草の美。
こんな庭にいたい。絵の方には萩へ下りようとする白い小さな蝶の姿がある。その周囲には他の草花。
この軸を秋草生い茂る庭に飾りたい。いつか区別が付かなくなるかも。
いやそれよりも、この軸を掛けた座敷は秋野になるかもしれない。

乙御前扇面図/酒井鶯蒲

扇から身を乗り出してそうなおたふくさん。着物の柄を見ると、京焼の陶器人形のよう。
波に千鳥と草花。きれいな青。
クレマンソー・コレクションでかわいい香合を見た。それを思い出した。

蓮図小襖/中野其明

これは地袋かな。蓮の葉の裏に垂らしこみ。一番右の葉っぱは蓮というよりジュンサイのようだ。

鍾馗図/中野其明

鍾馗は静かなのに、それを乗せてる獅子がブイブイ言うてそう。
ヒカガミにも立派な毛。ヒゲと尻尾が区別つかない。人獣一体化。

杜若白鷺図/中野其玉

大きさから考えると一種の錯綜があるが、それは別に瑕にもならない。この白鷺は鳥類というより哺乳類のような肉の確かさを感じる。青、緑、白。綺麗な色彩を支える枠線は黒なのだ。
日本画の美意識をこうしたところに感じる。

唐獅子図屏風/水上景邨

右隻のは吠えててコワモテ系で、左隻は二頭いるが白は我関せず、チャは「むふっ」と笑みを含んでいる。こらこらカメラ目線だな。
・・・もしかして右の奴はそれで吠えてるのかも。尾崎豊風に。

さて、いよいよ皆さんが絶賛されていた光の魔法を見に行くか。
照明といえば舞台の大家・吉井澄雄を思い出す。『オグリ』の初演版をもう一度みたいけれど、無理だなぁ・・・
今回の照明はブライスさんのご好意によるものらしい。

十二か月花鳥図/酒井抱一

あたしは白梅に雀が可愛いな。でも柿に烏ってなんであんなに似合うのだろう。春草にもあった取り合わせ。山桜に燕は燕同士の会話が聞こえてきそう。菖蒲や紫陽花はいかにも抱一らしい。おお、ひまわりと朝顔だ。今とは種類が違うのかもしれない。
ひまわりはいつから日本にあるのだろうか。満月に秋の七草。これにおねえさんの幽霊も似合うように思う。
しかし、この作品群にはどうも照明の『妙』を感じなかった。

柳に白鷺図屏風/鈴木其一
ああ、すごい。光の移ろいが白鷺を飛ばせた。その一瞬の姿、緊迫感に満ちた画面。
うわっ て感じ。
以前夜歩きしたとき、川沿いを行く私の真横にバサッ と羽音が。
視界の先に、白い大きな鳥がいた。あの鷺、ここから飛んできていたのか。

佐野渡し図屏風 酒井抱一
琳派的な人物が三人。風雪流れ旅、ちがう。ヨサレ?ちがう。
照明の明度の変化で、雪が強くなったり止みかかったりに見えた。
走っている人たち。

群鶴図屏風/鈴木其一

正直、加山又造が描いたのかと思った。
右へ右へギャウギャウ、左へ左へGYAWGYAW。飛ばずに行進している。
モダンな鶴たち。ここのライトは舞台用のライト。歩け歩け歩け。
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源氏物語図屏風/作者不詳

住吉か土佐かと思う。雲とか桜とか人物表現が。
春と秋。長い回廊を行く女あり。違う季節だから違う時間だとわかっているのに、何故だか屏風の表具を境に一つの庭をいちどきに眺め歩いている気持ちになる。
何故か。
それは照明の力だった。
今回の照明のプランで、一番よかったのがこの屏風だった。
一日の光が全てここにある。光が薄れて宵闇になる。そして朝が来て明るい日差しが差してくる。
すごい。すごすぎて、いつまでもこの場にいたくなった。
わかっていることだが、改めて悟る。
金は薄暗い光が差し込むことで、輝きを放ちだす。細かい光の粒子が瞬く間に拡大する。
意識がこの中に入り込んでゆく。
すごい経験をした。もう、忘れられない。

春日若宮御祭図屏風/狩野柳雪

春日若宮の祭を描く作品は、もう少し前の時代のものを見ている。
風俗が描かれた当時のものだということは、この時代にもこの祭は盛大に行なわれていたのだろうか。

紅白梅図屏風/作者不詳

花の隙間に短冊が翻る。いちめん、梅。
白梅が多い中、紅梅がまるで珊瑚のようにそこにある。
きれい。こういう屏風は本当に楽しい。座敷にいながらにして梅見の宴を愉しめるようだ。
照明の具合で時間の流れを感じることが出来る。
もう帰らねばならないのかもしれない。
残照がある。それに照らされた梅林に佇むのは弱法師だけだ。

扇面流図屏風/鈴木守一

川は群青の流れで、散る扇たちはいずれも床しいものばかり。
とてもモダンな造形感覚を感じる。光は水面を煌めかせる。
布引の滝、富士、秋草に月。伊勢物語の世界。

白象黒牛図屏風/長沢芦雪

牛にはわんこ(小さくて踏まれそう)、象には烏の友達がいるらしい。この牛の背中を見ると、北野天満宮の牛の彫像を思い出す。彫刻的な牛。こって牛ではないのだが。
光が左から右へ移る。黒いベコ。のっそりとご機嫌さん。

簗図屏風/作者不詳

ヤナを作るのは主に夏。だから鮎がぴちぴち獲れている。その竹の上を行くのは、これは沢蟹かな。ああ、鮎。蓼酢で食べたいわ。
ヤナの石ころがヘンにかわいい。停まる小鳥はかわせみかな。


雪中松に兎・梅に鴉図/葛蛇玉

雪の描写がすばらしい!特に松に兎は風呂敷に欲しいようだ。しかしこの動き・・・!うちの猫どももびっくりだな。
光が当たっても夜は夜という感じがする。しかし兎たち、保護色になるかな??
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夏冬白鷺図屏風/山口素絢

墨絵と銀箔。冬は寒いんかして固まり、夏はそれぞれ川辺で遊んでいる。
山口素絢は美人画を色々京都で見ている。
だから、こうした作品はわたしにはむしろ、目新しい。
夏の飛ぶ鷺たちは高麗青磁の鷺たち同様、静謐な美を見せてくれた。
銀箔が照明でダメにならないかちょっと考えてしまった。

猿猴狙蜂図/森狙仙

出ました猿の狙仙。座りながら蜂を見上げる猿の面構え。
まっすぐ見据えている。ノミは捕れずともハチは捕るぞ、という顔なのかどうか。

雪中美人図/礒田湖龍斎

雪女郎(雪女)かと思った。
雪の日に急ぐ女。塗り下駄の足は素足。芸者はどんな日も素足。彼女が何者かは知らない。
でも心忙しないのは、伝わってくる。もどかしいような、なにか。
雪が明かりになってくれる。―――それを照明がわからせてくれた。

黄檗山万福寺境内図/伊藤若冲

今なら京阪宇治線かJR線で行く万福寺。
ここは中華風のお寺で、精進料理も中華風の普茶料理。
おいしいです。わたしは白雲庵でいただきます。
この墨絵の境内図は、大倉で見た大仏殿炎上図を思い出させる。
http://yugyofromhere.blog8.fc2.com/blog-entry-468.html
それにしても印判がかわいい。イ偏に居のいの字にも見えるし、藤も爽の字に見える。
つまりわたしの目には伊藤若冲ならぬ倨爽苣仲に見えたのだった。

柳下幽霊図/呉春・松村景文

兄弟で師弟の二人のコラボが幽霊なのかっ!
コワイですよ、大概。
呉春も景文も地元の逸翁美術館で実に多くの作品を見てきているが、オバケは初めて。
顔の大きいのがまた、怖さを倍化させている。
それが照明のおかげで倍々増ですがな??
裾模様の萩もはかないし。そして描き表装の柳が巧いと思う。
これが幽霊を枠から解放している。
来んといてほしいわ、カナンナー。

懸崖飛泉図屏風/円山応挙

かわいい鹿が二頭いる。ずぅぅっと向こうに白い滝。
照明も柔らかくて、マイナスイオンが静かに拡散している気分。
この絵がこのフロアのラストを締めくくると言うのは、とても良いことだと思った。

大満足したが、まだ続くのだった。
とりあえず星占いに導かれるようにして、やっぱり一筆箋購入しました♪嬉しいわ。
可愛い可愛い『イキモノ地球紀行』←またまた勝手なタイトル。
ルービック・キューブもあったけど、むしろパズルにしたいわ。
さて階下へ降り、『あなたならどう見る?ジャパニーズ・アート』を楽しみに行く。
8点あるが、これが色々工夫されていた。

松竹梅群鳥八十八寿之図/中住道雲

鳥の王国。諸星大二郎のマンガにこういうのがあった。『鵬の墜落』。
それから箱根の成川美術館にもあった。
しかしそれにしてもカラフル。しかも絶対騒がしいと思う。
うーむ、意外とからすが寡黙そうに見える。鳥も色々やなぁ。

虎図/谷鵬

可愛い??!この虎のにゃぁっ としたところがカワイイ??
こいつ多分、自分がオトコマエに見える位置で描いてね、くらい絵師に言いかねん奴やわ?。キクラゲみたいな耳にちょっとはみ出た牙。
なんて愛い奴なんだ?。ヒカガミは黒いな。指のふくらみ、黒い尻尾、なななんでこんなにカワイイねんっ!
あーもぉーわたし、この尻尾で遊びたいっ!毛虫さんで-す、なんて言いながらフンフン動かしたいっ。
 で、噛まれる。・・・・・・ちょっと不条理ね。
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唐獅子図/吉村孝敬

唐獅子ファミリー。まだまだ獅子の谷落としなんてムリムリ。
おかーさんおっぱいー、おかーさんあいつわるいー、おかーさんあそんでー・・・
天保二年か。飢饉はあるけど、まだまだ太平楽。
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虎図屏風/作者不詳

さっきのがトラオくんとしたら、こっちは虎左衛門武虎とでも名づけたいくらいです。
大阪城に張り付いてる虎のカナモノと同じようなポーズで竹林の中、月に吠えている。
悪く言えば倒立の失敗で「ぎゃおっ」なのかもしれない。
しかし強そうなので、そんな弱音は吐かない。

仏涅槃図/森徹山

丁度今の季節に沙羅双樹が咲いている。
二年前、『関西・花の寺』で有名な寺で見た。
綺麗な白い花だった。
身悶えて、というよりもメチャ泣きなのが唐獅子と守護力士。
象は転がってみました、なかんじ。ラクダも来てる。
しかしそれにしても周囲の文字が素敵だ。
この企画のチラシ、イキイキ(しつこい)タイル目のどうぶつを立版古にしていて、ゾウさん転がってるのを使っていたが、楽しいチラシだと思う。
このチラシだけでも私なんかは大阪からわざわざ東京に来てしまうわ。

松に鶴図屏風/森徹山

波際。鶴の飛来。なんだかコワイくらいの数だ。これもやっぱり大倉で見たような作品の親戚系かもしれない。混雑しすぎ。
とか思っていたら、家に帰り『古美術』'75『森派特集』の中にこの作品が掲載されているのをみつけた。
絶筆。当時のタイトルは『千羽鶴』だった。古書には宝が埋もれているなあ。
この頃既にこの作品はブライスさんの手元に入っていたのだろうか。

酒呑童子図屏風/作者不詳

異時同時図の屏風。物語世界がこの六曲一双に封じ込められている。
大江山は丹後だから寒いのですが、ナゼか鬼屋敷の邸内には蘇鉄とか芭蕉風の葉っぱが見える。微妙に異国風な屋敷。
一行を出迎え鬼たちが、門から雁首並べてるのがへんに可愛い。
床模様がすてき。昔、INAXで『絵画に見る床模様』展を見たが、それに参加できるな。おや、畳がない。
おお、人肉のお刺身。それはまあおいといて、酒宴のときに鬼たちが運んでくるお料理けっこうおいしそうなのだよ。桃とか柿とかざくろとかあるし、なんかお饅頭みたいなのとか色々。
そうだ、思い出した。この屏風はだいぶ前、アサヒグラフで見たわ。それで床に目がいったのかもしれない。
海外の日本美術コレクターの皆さんはわりとこの物語が好きだ。
そうそう、京都の『大絵巻展』でサントリー所蔵のも見たっけ。
これは絵解きしてほしいな。いや、なんなら私がしてもいい。したい。そんな感じの作品。

麦雀図小襖/松村景文

地袋かな。雀が飛んでます。ふくら雀。カワイイ。先頭の雀、腹を見せて飛んでいる。
風の向きがそこから変化しているのかも。麦もそよいでいるから。
この作品の複製があって、そぉっと人差し指で開けたり閉めたりしました。
なんとなく楽しい。

・・・・・・実に長々と書いたなぁ。しかし今年は本当に良い古美術をたくさん見れて幸せだ。
ありがとう、プライスさん。すごく嬉しかったです。
心の中でお礼を言うて、わたしはとりあえずランチに向かった。
きっちり三時間楽しんだのだった。

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