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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

ドイツ・フランスの初期絵はがき展

土曜日なので例によってどこかへ出かける。
今回は東大阪―奈良ツアー。
その前の晩、新聞に古絵葉書の展示があると載っている。
大阪北浜のワークルーム。
http://workroom.co.jp/workroom/schedule/ehagaki0607.html
四年前にもここで古絵葉書コレクションを見ている。

梅田から淀屋橋に出てテクテクと北浜に。
この界隈は土日、静かでのんびりしていて、楽しい。
淀屋橋・北浜から本町は大阪随一のビジネス街で何十万人もの人が働いているのだが、休日はその何万分の一も人間がいない。
巨大なビル群とレトロな近代建築と、中之島の風とがキモチを明るくしてくれる。

ビルの6Fにあるギャラリーでそれは行われていた。
スイスの山なみが長々連なるのが見えた。
山なみの絵葉書を恣意に繋いだもので、アーチストの藤本由紀夫氏の手によるものらしい。
こういうのが楽しいのだ。

新聞にある『子持ち絵葉書』を見る。
これは郵便配達人(シュヴァルという石集めの人もいたなぁ)のかばんが立体化で、中から小さい写真の綴りがずらーーーっと。
飛び出す絵本ならぬ折り畳む写真でした。
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それでドイツの保養地バーデンバーデンの風光明媚な情景や、ベルリンの華やかさ(ベルリン大交響楽、エーミールと探偵たち!)
色んな写真が並んでいた。
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ドイツだけではない。
ロンドンでは1901年頃ピンポンが大ブームで、それへの風刺葉書もあった。
おたふくかぜ用の包帯みたいなのを巻いたにゃんこがピンポンの被害者だーと言うのである。
なんだか笑えるなあ。

こっちは後からライトアップすると昼から夜になる絵葉書。
こういう仕掛けが一番好きだ。お月様が出ている。(君の口に似ている、と続くと清志郎の歌になるな)
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それは日本製にもある。
清盛が雪の庭で怪異を見る図である。ほら、雪がシャレコウベの塊に。
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一方、普通の観光地写真絵葉書もある。メイド・イン・ジャパン。
神戸の摩耶山ケーブルへの階段を登る人々、新開地、それから地下鉄御堂筋の構内写真、このギャラリーの向かいにある中之島の様子。
岩本栄之助が大金を寄付してくれたおかげで生まれた中之島公会堂の姿が。
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名所図会というのは旅心を誘うだけでなく、それが葉書になることで自分がその中に入り込む力を持っていることに気づく。
先だって、ていぱーくで葉書や切手の美に打たれたばかりである。
今日はこんなにも楽しい絵葉書をいっぱい見ている。
誰かに葉書を送ろう。
暑いですね、毎日どうしてますか。それだけでもいいから、書いてみよう。
そんな気分になる、展覧会だった。

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