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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

本町から森之宮 明治屋ビルと大阪カテドラル

なにしろ忙しい。
竹中工務店で展覧会を見てから堺筋本町に出た。
明治安田生命が主催する『関西を考える会』発行の『記憶のシーン 今はない関西・残したい関西』という冊子をもらいに行く。
ところが社員の皆さんはそんな本を出していることを知らぬらしく、ちょっと手間取った。
文化の保存も伝播もまずは足元から始めないとアキマセンネ。

とりあえずこれをもらってから、真向かいの明治屋ビルを撮影する。
P0127-1.jpg

少し前に明治屋撤退して、今はローソンですわ。
全体と、内部を少し。ああ、ええ階段やライト。P0122-1.jpg
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今度は天井や壁面の装飾。P0126-1.jpg
P0125-1.jpg

中から外へ。P0124-1.jpg


しかしローソンでも何でもええが、残ったこと自体に感謝しなくてはならない。
この建物は堺筋に面して建っているが、一本西に入ったところから眺めると、まるでNYにいる気分になる。

そこから本町通へ出て歩きかけて、振り向けば本町ビルの屋上にぎょっ。IMGP0128.jpg
・・・'60年代かな、多分。このビルの一階外壁にもこういうデコレートがある。
好き嫌いを越えて、楽しんで下さい。


農人橋のネキにマイドーム大阪や大阪企業家ミュージアムなどがある。
この辺りには文化財登録された薬局もあるが、今ちょっと写真でないし、そっちまで歩くのも暑い。
今日は企業家ミュージアムへ。
ぐるっとパス関西版を使うが、このパスポートには東京のそれより使い応えというものがない。
ここの内容はいずれ後日upします。

長く続くし画像も多いので、続きへどーぞ。
例によって意図的にサムネイル画像とそのままとが混ざっています。
えーと、出てから歩道を渡り東署の隣でアイス最中を買う。
私はこの本店で買うのは二度目。大体は道修町だったか、で買う。
しかし小銭触る手でそのままアイス最中を渡されるのは、正直気持ちよくない。
あっさり味。そうそう、わたしは根津の芋甚のアイス最中が好きだ。
堺筋界隈で働く友人が多いのでこの辺りの夜のおいしいお店は知っているが、昼は殆ど知らない。
わたしの職場はイナカだ。
とりあえず以前連れて行ってもらったお店にいそいそと向かうと、ががーん、閉まってますやん。
これは定休日なのか閉店なのか。雑誌にも色々出ていたのにな。
まあ仕方なく(この時点で電話なりメールなりすべきだった)そのそばのイタ飯屋に行く。
ところがどうもどうでもいい味で、メール送ると、そこはムードだけ、と答えが。更に違う店の案内が。
もう遅いよ、サラダもスープも食べちゃった。
しかしこのお店は、従業員さんがいい感じなのだ。
熱心で丁寧で。・・・大阪人は味と値段にシビアだが、こうした一生懸命さを見捨てることが出来ないのも事実だ。
こういうのが結局一番ナンギなのだな。場所と態度のよい分、味、もうちょっとがんばろう。

さて時間が迫ってきたので森之宮へ向かう。
今日は長谷部鋭吉最後の作品・大阪カテドラルの見学会に来たのだ。
その前に一つ。
この付近は細川ガラシャ夫人の最期の地ということで、その屋敷にあった井戸の址がある。
これ。IMGP0130.jpg
IMGP0131.jpg

信仰と政治のせめぎ合いは悲劇しか生み出さない。

このカテドラルは戦前からあったが、戦災で焼失したのを'63に完成。
しかしその頃既に長谷部は目を閉じている。
長谷部は住友臨時建設部出身で、長谷部竹腰事務所を開き、前の大阪証券取引所などを作っている。
この教会、外観は四角い箱である。P0166-1.jpg

敷地内には聖アグネスの像のほか、細川ガラシャ夫人、高山右近の像がある。
そして建物正面には綺麗な青いモザイクを背景にして、聖母マリアが浮かぶ。P0132-1.jpg

入り口のモザイク。P0157-1.jpg
入ったところの床面。えらく和風である。柳生の紋所みたいな笠の下に☆と富士山。ふしぎだー。

入り口のステンドグラス3枚続き。
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モダニズム建築は極端に言うと、四角か楕円か丸かに分けれるように思う。長谷部のセンスはどこへ向いていたか。
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内部でまず目に飛び込む風景。
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壁画三枚。by堂本印象。ガラシャ夫人の最期。
かくれキリシタンのような聖母子と信者たちと。
高山右近。
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聖母の受胎告知から被昇天までを描いたステンドグラス。
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キリスト受難の木彫。P0161-1.jpg


こちらはレリーフ。P0148-1.jpg



これら全く異なる個性を一つの空間に収める長谷部の設計。
きれいな壁面と青い窓。P0147-1.jpg


外観はまっ四角だが、内部には微妙なウェーブがある。これまで色んな教会を見学してきたが、こうした広々空間はとても心地よく感じる。


見学後、少し歩いて玉造神社へ向かう。勾玉ですね。なんせ難波宮のすぐそば。
さすがに神社境内は緑が多くて涼しい感じ。
大きい狛犬が可愛い。云のやつ、首から御幣垂らしてるけど、どうみてもヨダレカケで可愛いのなんの!
しかし撮影は出来なかった。そのすぐ傍でなにやら発掘作業が・・・・・・。

本堂の向うではここの名物の瓜が乾かされていた。玉造資料館はお休み、阪神大震災で折れた鳥居がそれらを見守っている。
裏の細い階段を降りかけるとナマな瓜畑があり、青い実が。(カンケイないがNHK大阪の青井実アナは可愛いゾ)
それと稲魂とがある。
そこから森ノ宮駅へ向かうと、蔵屋敷があった。剥がれた土壁や巨大な蘇鉄が凄まじいが、門構えも少し開いた庭先も素敵だ。
手を入れればいい感じの料理屋になるだろうけど。
この後わたしは再び本町へ出た。

先週よかったと思った東芝の下のスタバで今日はレモン系の飲み物とライムタルトを頼む。
従業員さんがライムタルトお好きですかと訊くので
「大好き。ブログにも書きました」めっちゃ喜ばれた。
ここのスタバではいつも嬉しいことがあるな。
帰りもとても感じよかったです。
このあと大丸で写真展をみたけど、それはまた後日up。
ああ、よく歩くなぁ。

☆★オマケ★☆
大理石のいたずら。悪魔フェースに見えませんか。
P0155-1.jpg



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コメント
遊行七恵さん、こんばんは。
この「大阪カテドラル」は実に面白いですね。
時代を思わせる壁画も然り、まさにバテレンの時代からはじまりステンドグラスまでとても興味深いもののように思えます。
私の故郷の宮津教会も、畳の敷かれた珍しい教会です。
小さな頃、日曜学校に毎週通ったものです。
2006/08/11(金) 23:56 | URL | sekisindho #-[ 編集]
sekisindho さん こんばんは
去年三月に宮津カソリック教会の撮影に行きました。
畳もよかったですが、ステンドグラスが可愛くて仕方ないくらいです。
それからすぐ近所の神社の佇まいもよく、お医者さんの家もイイのが残っていましたし、三上家でしたか、本陣。あれがまた素晴らしかったのを覚えています。
2006/08/12(土) 00:59 | URL | 遊行 #-[ 編集]
明治屋撤退したなんてしりませんでした!びっくり!あのテントはローソンの看板になってるんですね~
大阪カテドラルははいったことないので、たっぷり見せていただいて嬉しいです♪印象の聖母子はジャパネスクでいいな~
関西のぐるっとパスはさすがに使いにくいのか、有効期限が今年は三ヶ月になりましたね。
2006/08/12(土) 07:29 | URL | こいちゃ #EVuTtBQQ[ 編集]
こいちゃさん こんにちは
印象の聖母子、着物が打ち掛けでしてね。桃山の美という感じでした。
カテドラルは位も高く、関西から中国辺りの教区のtopだそうです。
ぐるパスねー、ちょっと使いごたえが薄いです。
東京のは気合入りますよ~~
2006/08/12(土) 12:04 | URL | 遊行 #-[ 編集]
私の興味の視点は遊行七恵さんと微妙に違うみたいですが、興味深く読ませて頂いています。

実は私は関西に住んでいるとは言え、西宮から三宮までならなんとか分かるのですが、大阪となると、行く度に西も東も分からなくなります。

今日の堺筋界隈の話はちこっとだけ分かりました。堺筋倶楽部に食事に行ったのと、三浦哲子の建築ガラスに興味があって富士火災海上保険ビルを訪ねたことがあったからです。

確かあの通りに今日の写真のカテドラルがあったと思うのですが、中には入る勇気がありませんでした。シャイなので~す。
2006/08/13(日) 11:04 | URL | red_pepper #-[ 編集]
red_pepperさん こんにちは
わたしは逆に神戸界隈がよくわからないのですよ。
以前目神山にいた友人に神戸の近代建築を色々案内され、共に地図も作りましたが、お店とかそんな点が全然わからないです。大阪と京都ではどこでも好きな店がありますが、神戸だけはにしむら屋に行くくらいしか知らない。あと中華街の敦睦だけ。
わたしもすご~くシャイなのですヨ♪
2006/08/13(日) 13:00 | URL | 遊行 #-[ 編集]
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