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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

不滅のヒーロー・ウルトラマン

今年はウルトラマンの生誕40年である。
この世田谷文学館だけでなく川崎の岡本太郎記念館、池袋サンシャインなどでも色んなイベントが行われている。
横浜―八王子―ツアーにあるわたしはアシの都合もあって芦花公園の世田谷文学館に行くことにしたのだ。
それにここは略すと世文つまりセブンである。
わが最愛のウルトラセブンを想起させるではないか?!

とりあえず色んな情報はこちらの円谷プロのサイトで。
http://www.m-78.jp/
すばらしい、M-78星雲なのだな。
気合が入るぜ。img219.jpg


こちらは川崎市の方のチラシ。
img218.jpg


入り口からすでにウルトラワールドだ。
なにしろ受付周辺はウルトラグッズにまみれてるし、
♪胸に~つけてるマークは流星~ と流れてます。
いいなー、ウルトラマンの星に来た気分だ!
♪光の国から正義のために
これだぜ、これ。

以前は一階が特別展示室で二階が常設展だったのが改装されて、逆になっていた。
カメラ持って二階に上がる。全体としては撮影禁止だけど、ところどころでOKなのだ。
入り口にウルトラマンがいた。
うー、親子連れが撮影してるけど、パパの方がホントはウルトラマンと2ショットしたいのがアリアリ。

img223.jpg

円谷さんとウルトラマン。向こうにバルタン星人。

怪獣もいる。着ぐるみのやわ。
それから成田亨や高山良策のラフ画とかフィギュアがある。
カネゴンやピグモンがおるよ。
パネル展示ではダダやエレキングがいる。
メチャクチャ嬉しいーーーっ!

実はエレキングは子供の頃怖くてよく夢に見た。
近所の公園の遊具にエレキングに似たものがあるので、いまだにその公園を通るたび、エレキング~とか小さく呼ぶ。
メロンのツノ?もエレキングを思い起こさせるし、メロンパンを見ても牛のブチ柄見ても「エレキング?!」なのだが。
他にもジャミラ。
つまりジャミラはセーターを脱ぐか着るかするとき首が埋もれて顔だけでるでしょ、あの状況になるとついつい「ジャミラ~」と叫ぶわけです。
だから会社のロッカーで誰かジャミラ状態になるのを待ってんねん。

日常のちょっとした状況に怪獣が生息しているわけです。

バルタン星人の飛行シーンの作り方には感動した。
竿の先に20体くらいのバルタン星人を糸につけて、ブンブン打ち振る。それを正面から撮影すると・・・
バルタン星人の飛行シーンになる!!
すごい、CGでは味わえない嬉しさがこみ上げてくる!!!
家帰ってやってみたいと思った。

バルタン星人は本当に人気がある。img224.jpg

わたしも大好き。だから握手するときバルタン星人式のとドラえもん式のとをすることがある。
バルタン式はチー、ドラえもん式はグー。
フォッフォッフォッフォッフォッ。
バルタン星人は民族移動のために地球に来たのだった。

友好珍獣ピグモン。
実はわたしの友人の一人にガラモンそっくりさんがいる。
ガラモンはウルトラQ、ピグモンはウルトラマンに出演している。
髪形が似ているだけではなく、人柄のいいところも似ている。
ピグモンは悪い怪獣から地球を守るためにウルトラマンに加勢して結局二回もコロされている。
それで地球防衛隊から名誉会員かなんかにしてもらっている。

ところでやっぱりわたしも色々忘れている。
さっきセーター云々がジャミラだとか言うてたけど、ジャミラには哀しくせつない物語があるのだった。
それをうっかり忘れて「ジャミラ~」するわたし・・・

カネゴンのストーリーボードいやフィルムストーリーがボードに張られている。
おカネの好きな金男くんがカネゴンになり、人間に戻るまでの四苦八苦。
やっと人間に戻れて喜んで帰宅したら、ママもパパもカネゴン化していた!!
うーん、凄い話やなー。
ミダス王の黄金の話を思い出した。(この王様はロバの耳の王でもある)

わたしは実はウルトラQを見ていない。再放送も見ていない。だから年上の友人たちから聞くばかりだ。
それで「クモ男爵の洋館」の沼のほとりに建つ不気味な洋館にときめくわけです。
『アッシャー家の崩壊』を思い起こして。
だいたいこういう洋館をTVでみてから、今のような近代建築ヲタになる基盤が出来たような気がする。
『懐かしの少年ドラマシリーズ』などでも大概こうした洋館を見てきたし。
img220.jpg

これはチラシの裏。拡大すると文字も多少読めそうです。

ウルトラマンの成形のコメントがあった。
画家の成田亨はプラトン思想から
<怪獣=カオス、ウルトラマン=コスモス>
その発想を得たらしい。それで国宝第一号の広隆寺の弥勒菩薩のアルカイックスマイルをたたえた口許、それをウルトラマンの造形へ導いたらしい。
この仏像は写真より実物の美に撃たれる。写真では小さくまとまってしまうが、実物の美には息が止まりそうになる。


脚本もすばらしい。勧善懲悪ではなく、それぞれの事情がある状況での物語。
実相寺昭雄。金城哲夫。佐々木守。
せつない物語。

だいたいウルトラマンが最終回で敗れてゾフィーに救われ、共にM78星雲に帰還するなんて、予測できなかったのではないか。
わたしは後の世代だから、そうしたことを踏まえての地球の子どもなのだ。

ファンアートというか二次創作がある。
ペーパークラフト。ビルと怪獣の一体化。すごいなー。黒須和清さんというアーチストの作品。
http://www.g-advance.co.jp/k-jube/gallery.html
本当に凄い。

あと他にも・・・

ジョワッ 
スペシウム光線の作り方とかあるけど、レクチャーされたらわたしも作れそうな気がする。

しかしそれにしても語れば語るほど語り足りない気がする。
子供の頃、講談社系の雑誌か秋田書店系かでウルトラマンのマンガを読んでいた。
なんかセブンがイトコで、タロウかレオがグレてて、<帰ってきた>は新マンとか呼ばれていた。
それで赤いウルトラマンと青いウルトラマンがいて、赤が地球へ派遣されるタイプで、青が訓練中と言うのを読んだ。
どこまで本当かはわからない。しかしこのことに関しては記憶の錯綜などではない。
img222.jpg

こちらはわたしの持つ絵本の中身。

'66少年マガジンがあった。
サイレント・ワールド、ハリスの旋風、巨人の星、丸出ダメ夫、悪魔くん、サイボーグ009のラインナップがある中に怪獣事典という文字が。
大伴昌司と言う人が怪獣博士というか元祖ヲタというか、丁寧な解説文を書いている。
バルタン星人の皮膚の硬さとか武器とか、エレキングのツノはエレキレーダーで、身体の骨は<エレキ碍子肋骨>とか。かっこいいなー。
それで笑ったのがチョコ怪獣ゲスラの解説文。
「カカオ豆にたかるゲラン蜂の変化した怪獣で、チョコもバリバリ。お菓子屋さんの強敵だ」
いいなー。こういうの、大好きだ。

そうそう、好きな物語について書いておこう。大体皆さんも好きなお話で人気が高かったようだ。

ウルトラマンAの#13話で、『死刑 ウルトラ5兄弟』 これ忘れられません。
ゴルゴダ星でみんな磔られていた。
正直、子どもの頃ときめいた。困った子どもだなー。しかしこのときめきは今も続いているのだ。

ウルトラセブンには数限りないときめきがあったが、衝撃だったのはメトロン星人。
アパートを借りていて、その茶の間にセブンを招いて「まぁ座れ、セブン」。
P0177-1.jpg


これには再放送の度にショックを受けている。
この衝撃は多くの人にも広がっていたが、それでかウルトラマンマックスで『再びメトロン星人』をしたらしい。
そちらは見ていないので知らないが、再現されていた。
(この再現の間、以前は世田谷のさる文士の書斎だったんだがなー)

あと、これは調べたらわかるのだろうが、ちょっと思い出せないけれど印象に残っている話がある。
ここにはないが、前代のウルトラマンが悪い怪獣によって口が聞けなくされている。
それを当代のウルトラマンが悪人だと誤解して追跡する。
違うと言いたいのに言えないもどかしさ。
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛―いまだにこういう設定にイライラするのだ。
わたしは「言わない」のは好きだが、「言えない」のはい・や・だーーーーーっ!
昔のドラマにはこうした要素が沢山あった。それでイライラしては熱心に見るのだよ。


セブンの最終回。
ううううう。ダンとアンヌの名シーンを思うと今も目頭が熱くなる。
「西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。それが僕なんだよ、さよならアンヌ」
台詞をここに書き写すだけで涙がにじんでくるよ・・・
(そういえば♪セブン セヴン セブン・・・ の歌の中でヴ発音で歌っていたのが尾崎紀世彦だったそうだ)
img221-1.jpg


他にわたしの持つウルトラグッズをupしよう。
わたしはレオで卒業してしまったが、わたしだってウルトラシリーズを愛する者だ。
諸兄の情熱に勝ることはないが、劣るとは思いたくない。
なにしろ今もカラオケで特撮特集をすることが多いのだし。
(仮面ライダーシリーズとウルトラシリーズと宣弘社シリーズなどとを交互に入れつつ、デュエットで歌う。交代で歌うより気分がいい)
P0201-1.jpg

P0202-1.jpg

指人形の小さなジオラマとでも言うべきかしら。
他のフィギュアもそっと出演。
しかしなぜか今回、ソフビみつからず。
M78星雲に帰還中なのかしら。

ところでこちらはわたしが2000年の年賀ハガキに作った版画。
我ながら好きやなー。
P0199-1.jpg


ああ、いい展覧会だった。
ウルトラマンの後は八王子へ。次はガンダムだ。京王ヲタ路線だなー。
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コメント
行ってきました。世田谷文学館。
こうして遊行さんのレポート読み返しながら、
うんうんとうなずいている自分がいます。
ウルトラQからリアルタイムだったのですが、
遊行さんの情熱には負けてます。
この展覧会を見て気づいたのですが、
関係者にけっこう若くして亡くなられている方が
多いのが、気になりました。
2006/08/26(土) 02:01 | URL | 一村雨 #-[ 編集]
一村雨さんはウルトラQからリアルタイムでしたか。
友人に言わせると、あれは『日本のトワイライト・ゾーンだ』らしいですね。
色んな物語があって、実に面白そうです。

スタッフの方、夭折されてる方が確かに多いですね。
それから今現在では封印されてしまった話もあるようです。
2006/08/26(土) 22:12 | URL | 遊行 #-[ 編集]
おじゃまします。大阪から東京にウルトラ40周年を感じに行ったものです(笑)やはり展覧を観たあとは過去のウルトラを思い出してしまいますね。僕もセブン最終回は大好きです。とくにアラシ隊員のセリフが忘れられませんね。このすばらしい歴史をひきついでゆきたいですね。
2006/08/29(火) 14:08 | URL | てれすどん2号 #eYj5zAx6[ 編集]
てれすどん2号さん こんばんは
はじめまして。
大阪から出向いた甲斐がありましたよね!
川崎と池袋は諦めましたが、世文で楽しめてよかったです。
わたしは会社で先輩にジマンしました。
先輩は「おれも行きたいー」とダダこねてました。
(ダダこねる・・・こねられたダダ?)←ばかばかばか七恵。
頭の中ではずーっとウルトラの歌が流れっぱなしです。
2006/08/29(火) 22:12 | URL | 遊行 #-[ 編集]
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炎天下の京王プレミアムシートラリーから2週間。ようやく「不滅のヒーロー・ウルトラマン展」に行ってきました。
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