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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

ディズニー・アート展

誰もが自分だけの<ディズニー>を持つ。


ディズニーアニメを最初に見たのは3歳のとき、近所の公民館での『ダンボ』上映会だった。
当時学生の叔父がわたしをどこにでも連れてゆき、そのときも私を喜ばせる&自分も父親(私の祖父)にディズニーアニメを見に連れられたので、三世代ディズニー体験をしたかったようだ。
祖父はクラシックディズニーの世代の人なので、末息子にウォルト・ディズニー原画の絵本などを与えていた。
その絵本は『シンデレラ』である。
わたしはそれを他では見なかったが、阪急の池田文庫にあるのを見た。貴重本だったが色々ツテを頼んで手にとって眺めた。
やがて数年後、それは形を変えて再販されたが、私の一番好きなシーンは、なかった。
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MOTはこれまでにもジブリ展や<マンガの時代・手塚からエヴァまで>などを開催してきた。
だからここでこうした展覧会が開かれるのは不思議ではない。
千葉大学が保存していたディズニーの原画が発見されたとニュースで見たときから、展覧会を待っていた。こうして見る事ができ大変うれしい。

夕方に入館したがまだまだ新客が来るようで、朝昼なら確かに数時間待ちだろうと思われた。
千葉大学に原画が眠ることになった最初の理由は、三越での展覧会である。
そのポスター。『眠れる森の美女』。その眠れる麗姿がそこにある。
img238-1.jpg


展覧会はいくつかのコンセプトに分けられているが、人の多さに負けて、それぞれのコンセプトを楽しむことは出来なかった。しかし実にすばらしい世界だと思った。
『ファンタジア』 で一番好きなシーンは「魔法使いの弟子」である。
手書きの絵コンテが楽しい。おーいこらこらモップよ?? そんな感じ。
そして『わんわん物語』のわんこデート。パスタではなくここではスパゲティと書きたい。
ツーッと長く噛む恋人たち。

ダンボとバンビ、どちらが可愛いだろうと思うことがある。
しかしやっぱりわたしはダンボかな。img239-1.jpg

それとも・・・img240-1.jpg

どっちもいいなあ。

『白雪姫』 の小人さんの家がある。
実は私、長い間 ♪森の木陰でどんじゃらほい シャンシャン手拍子足拍子 太鼓叩いて笛吹いて・・・♪ の歌をこの白雪姫の小人さんらの歌だと信じ込んでいた。
ハイホーとはまた別物として。
こちらの画像は絵本の中からだが、今回背景画を見ていて、そのあまりのすばらしさに息を呑んだ。見事な木彫。こまかな設定。すばらしい、本当にすばらしい。
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眠れる森の・・・でもそうだ。モネも感心するような睡蓮の池があった。
ここではアニメーションアートの粋をわたしたちは味わうことが出来るのだ。

img242.jpg

これはアリスの切手。どこで手に入れたかちょっと思い出せない。
切手なのでこちらのみサムネイル化した。

アリスの飼い猫ダイナの尻尾の動きのリアルさが今も目に残っているが、ここに展示されているのは専らトランプの女王の情景である。
ところで帽子屋のお茶会で、襟から入れて袖からカップへ紅茶を注ぐシーンがあるが、あんなことはまぁウソとしても、わたしは肩の上から膝下まで紅茶を注ぐ店を知っている。
大阪の老舗タルトケーキ専門店で、メイドさんが昔からそういうパフォーマンスを見せてくれるのだ。もしかすると、彼女らは不思議の国で働いているのかもしれないが。


それにしても膨大である。見て回るだけで精一杯。楽しむゆとりはない。
閉館時間になってもSHOPは満員御礼。レジ、増やしたり考えたりした方がいい。
満足してMOTを出た。本当に・・・

またいつか見れる日は来るのだろうか。

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コメント
遊行七恵さん、こんばんは。
私のブログでは、大変失礼致しました。
>誰もが自分だけの<ディズニー>を持つ。
我々の年齢だと(七恵さんより上なことは確か)、たしかに仰るとおりだと思います。
絵を拝見していて、懐かしさもありますが1枚1枚がこんなに素敵だったのだと、再確認させられました。
色合いもそうですが、すべての表情に、人間や動物の持つ本来の優しさが現れてますね。
それに、
>♪森の木陰でどんじゃらほい ・・・・・
白雪姫の小人さんらの歌ではなかったのですか。
2006/08/26(土) 00:36 | URL | sekisindho #-[ 編集]
ディズニーランドは近くにあるのですが、
あの混雑が嫌でめったに出かけません。
それに、何か純粋なディズニーじゃないなって感じも
するもので。
けれど、この現代美術館では正統ディズニーにどっぷりと
浸かることができて楽しかったです。
ダンボ、好きです~
2006/08/26(土) 02:18 | URL | 一村雨 #-[ 編集]
こんにちは。
TBありがとうございました。

「白雪姫」の七人の小人たちが
若冲の伏見人形図とかさなってしまうのは
やはり病気でしょうか・・・・

元新日曜美術館司会のはなさんも
ダンボがお気に入りだそうです。
2006/08/26(土) 08:34 | URL | Tak #JalddpaA[ 編集]
遊行七恵さんの世界があまりにも豊かで、あまりにも奥がふかくて、あまりにも思い入れが深いので、正直コメントの入り口で足踏みしてしまいます。
私は、私なりの世界から勝手なことを言うしかないのです。
ディズニーの世界。「バンビ」から始まって全部大好きでした。感想を聞かれれば、ほぼ遊行七恵さんと同じだと思います。

でもディスニー・ランドは好きではありません。あれはアニメの世界とは切り離して考えることにしています。

そしてアニメといえば、最近の日本のアニメに瞠目しています。これも遊行七恵さんのお陰なのですが。。。
2006/08/26(土) 12:05 | URL | red_pepper #-[ 編集]
 あ~もう、私が食いつきたいようなテーマが目白押しなのに、
なかなかしっかり読んで書き込みをする時間がとれずにいる内に、
またしても~!今度はディズニーですか~!!とうれしい悲鳴(笑)

 ウォルトが生きていた時代のクラシックディズニーとも言える時代は
文句なしに大好きです。 反対にリトル・マーメイド以後の絵は下品で
どうしても好きになれません。

 同じ袋小路に住まいを構えた新婚さんたち4組が、同じ年にそれぞれ
子供を授かり、ある時申し合わせてディズニー絵本を一冊ずつ子供等に
買ってくれたことがありました。 その子供中の一人が私で、私の絵本は
「眠れる森の美女」でした。 私はお隣の子の「シンデレラ」が羨ましくて、
何で私のはこんなにコワイ絵ばかりなのかと恨みましたが、今は大人びた
オーロラ姫(ブライヤローズ)を選んでくれた母に感謝しています。

 ちなみに私は白雪姫の動きと喋り方を真似するのが得意です^^


2006/08/26(土) 20:03 | URL | 山桜 #-[ 編集]
☆ sekisindho さん こんばんは
そうです、あの歌はメイド・イン・日本でした。
しかし小人さんらはドワーフ系なので鉱山で働くということを考えれば、別な面白みも出てきますね。
>人間や動物の持つ本来の優しさが現れてます
本当にそのとおりです。わたしもそう思います!
一時ディズニーはCIAのスパイだとか言われてましたが、事の真偽はともかくとして、こんなに気品ある、優しい、そして悲しみも知った絵を生み出せたディズニーとそのスタッフは本当に立派だと思います。

★一村雨さん こんばんは
川向こうで代を重ねた人がわたしに言いました。
「船橋ヘルスセンターを返せ~~」
めちゃ納得です。TDLはちょっとショーバイしすぎですね。
乗り物主義なのでわたしは「花やしき」の方が好きです。
ダンボ可愛かったですね~~
時々、背中に乗せてもらいたいと思うことがあります。
それで一緒に空飛ぶの。ピーターパンの飛行より憧れてます。

☆Takさん こんばんは
>「白雪姫」の七人の小人たちが
若冲の伏見人形図とかさなってしまうのは
ハイ、重症ですネ。
今日細見で「11匹いる!」見たり、京近美のプライスコレクションポスターなどチェックしましたが、どうも秋にTakさんがこちらにそっと来られるような気がしてなりませんでした。

★red_pepper さん こんにちは
おお、ここにもアンチTDLがいた!
(ついでに言うとわたしはUSJもニガテです)
バンビが立派な鹿になり森の火事からみんなを誘導するシーンなどを見ると、いつも目頭が熱くなります。
わざとらしさのない映画作りに、すごく感動します。
昔はジブリもそうでしたが、今は知りません。
わたしは日本製のは'80年代中期までの作品しか語る資格がないです。そのあとTVそのものから離れてる~~

☆山桜さん こんばんは
>反対にリトル・マーメイド以後の絵は
まったくそのとおりです。絵だけでなく脚本や演出も同様だと思います。あざとすぎます。なんだか淋しい気分です。往時を知るものとしては。
>ディズニー絵本を一冊ずつ
講談社のディズニー絵本ですよね?
わたしは眠れる森、白雪、アリス、王様の剣を持っています。
再話しているのが壺井栄ら一流文学者だというのも思えばすごいことでした。

2006/08/26(土) 21:52 | URL | 遊行 #-[ 編集]
遊行さんこんばんは☆

ウォルトディズニーは映画でも、テーマパークでも、そしてアートとしても、わたしたちに夢を与えてくれますね!

一匹のねずみが、一人の人の創造力でここまで世界に夢を与えたと思うと・・・創造とか発想の力って本当にすごいものだなぁと思ってしまいます。

>『ファンタジア』 で一番好きなシーンは「魔法使いの弟子」

同感です♪あのファンタジーの壮大なスケールと幻想的な映像、幼い頃に見たのにものすごい強烈に覚えています。

わんわん物語、私も大好きです!
最近2(ツー)を見ました。
あのわんちゃんたちの自然なかわいらしい動きって、ディズニーならではですよね!

プリンセスは眠れる森・・・のオーロラ姫が一番好きです。
単に素敵です(笑)

遊行さんの記事読んでいたら、またディズニー映画観たくなってきましたo(*'-'*o)



2006/08/28(月) 02:12 | URL | marimo #-[ 編集]
marimoさん こんにちは
オーロラ姫は全ての<お姫様>の中でいちばん綺麗だと思います。
イメージとして常に絶世の美女として彼女が浮かぶくらいです。
marimoさんはオールドシネマを愛されてるので、わたしの知らないディズニー作品にも詳しいのでは?と想像しています♪
2006/08/28(月) 10:17 | URL | 遊行 #-[ 編集]
私の母(60代)が子供の頃は学校からディズニー映画を見に行っていたそうで、「せむしの子馬」「わんわん物語」「バンビ」などを見たとのことです。
私の場合ディズニー作品との出会いは講談社から出ていたアニメ絵本の「バンビ」と「白雪姫」でした。
実際のアニメ作品を見たのは大学生になってからで、友人と「白雪姫」のリバイバル上映を見に行ったことを覚えています。
近年のディズニー作品は「美女と野獣」「アラジン」は好きなのですが、
「ポカホンタス」以降の作品はどうもいま一つだと思っています。
2006/08/29(火) 19:23 | URL | 千露 #GyvMcuCk[ 編集]
どうも戦後教育はアメリカナイズドからはじまっている、と言う実感がありますね。うちの母もそうです。
ただ近所に映画館があり家族揃って見に行く習慣があったので母は学校以外でもディズニーを見ていたそうです。
最近はCGまみれですね。それもいやです。
そんなわけでわたしはロシアアニメやチェコアニメが好きです。
2006/08/29(火) 21:49 | URL | 遊行 #-[ 編集]
遊行さん、こんばんは

>誰もが自分だけの<ディズニー>を持つ。

ああ、まさに私もそれを言いたかったと思いました。(拙ブログではぐだぐだに書いています。)

どうしても自分とディズニーとの出会いや関わりを再認識してしまうんですよね。今のアニメーションではこういった感情はなかなかわきませんから、いかに影響力の強い作品たちだったか…ですね。
このクォリティの高さが果たして今のアニメに受け継がれているか(ディズニーに限らず、ですが)そんなこともちょっと考えてしまいました。
2006/09/15(金) 01:21 | URL | アイレ #-[ 編集]
アイレさん こんばんは
>このクォリティの高さが果たして今のアニメに受け継がれているか
いや実際、そのことを思うと暗澹たる気持ちになります。
あれです、なんでもかんでもリメイクすること自体、生命力のなさを感じたりもします。
もうアイデアは出尽くしたのでしょうか。
2006/09/15(金) 21:50 | URL | 遊行 #-[ 編集]
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