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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

田川啓二の世界 オートクチュールビーズ刺繍

大丸心斎橋で<オートクチュールビーズ刺繍・田川啓二の世界展>を見る。
デパートでの展覧会にピッタリの、華やかさが横溢した夢のような展覧会。
詳しくはこちらのサイトに。
http://www.tagawakeiji.com/top.html

わたしは不覚にも大丸に行くまでこんな凄い作品があることを知らなかった。
ミュージアムの入り口にはメリーゴーラウンドが据えられて、浮き立つような音楽も聞こえている。見れば乗り物の動物たちみんな、ビーズで出来ている。
凄い。凄いとしか言いようがない。

中に入ると不思議の国のアリスの世界が広がっていた。
しかも<わたし>たちひとりひとりがアリスだと言う趣向。
Web上で再現された世界はこちら。
http://www.tagawakeiji.com/gallery/showalice.html
ホント、びっくりする。
なにもかもビーズ。img393-3.jpg


img395-2.jpg

img395.jpg


ジオラマ仕立てでパーティの椅子なども実物大で置かれているが、それも全部ビーズ。
白地に物語の語りがあると思えば、それも白地のスパンコールにビーズで作られていたのだ。
クラクラする。
花畑と言うか花園が2m大で壁に掛けられているが、それも全ての花がビーズ。
綺麗なのは当然、「凄い」としか言いようがない。

向こうにMOAにある光琳の紅梅白梅図が、と寄って行けばそれも全てビーズとスパンコールと滝ビーズ。
こちらは光琳の原画。img401.jpg

さらには国周ゑがく九代目団十郎の十八番も再現されている。
こちらは関羽の原画。
これを「模写」。201-0198.jpg

ヒゲの再現が凄い。本当に凄い。
他にも不動、粂寺弾正、景清、歌合せのお女中たち、などが再現されている。
葵祭も作られていた。

そして着物から作り起こしたドレスが並んでいる。
信じられないくらいの技術。img392-1.jpg

img393-1.jpg
img393-2.jpg

img395-1.jpg

豹柄までビーズで・・・(絶句)
シンデレラを描いたドレスもある。物凄いとしか言いようがない。
img392.jpg


ここにあげた図版よりサイトを見るほうがいい。
どれくらい凄いかがよくわかると思う。
会場にいる人みんな、ため息。
綺麗なのが当然過ぎて、言葉もなくなった。

向こうにゴッホの『星月夜』がある。
img393.jpg

技能のある人にはこんなことが出来るのですね・・・
他にも『夜のカフェテラス』ああ・・・これはシャープの液晶でCMにもなってたけど・・・
『よきサマリア人』『アイリス』こんなに、こんなに・・・。
『ひまわり』こちらは原画。img403.jpg

こちらはモネの『睡蓮の池』原画。img402.jpg

いずれも全く遜色のない作品。

他にもクリムト、ピカソ、カンディンスキーがあった。

息を呑むばかりで、会場のお客さんたちも殆どシーンとなっていた。
会場を出るとそこに物販コーナーが広がる。
何か欲しくなるのは当然な気持ちだが、まだ余韻にクラクラしている。
本当に素晴らしかった。

10/2まで大丸心斎橋で開催。行ける人は行き、行けない人は田川さんのサイトで楽しみましょう。こちらの目までビーズになりそうな展覧会だった。
キラキラキラ・・・・・・
ところでわたしが最初にビーズを意識したのは、辻村ジュサブロー(当時)の人形からだった。
幼児期『新八犬伝』にハマッていたわたしは少し大きくなると、自分でジュサブロー氏の作品を追い始めるようになった。
そこで最初に見たのは『王女メディア』の衣裳だった。
睫毛がビーズで作られ、それを俳優がつけている。
そのことにも衝撃を受けた。
色々な人形を見て回るうち、凄いなーと感心したのは例えばこの『アリエス』だ。
img399-1.jpg

アップにするとよくわかる。img399.jpg

拡大してください
綺麗なだけではなく、匠の業を見たように思った。

それから更にスーパー歌舞伎『オグリ』の衣裳。
こちらは毛利臣男氏の衣裳。
img400.jpg

帯にビーズと言う発想がわたしには完全になかったので、こちらもショックだった。

そして今、田川啓二氏の作品を知った。
第三の衝撃波が来ましたねー。
本当に見ることが出来てよかった。
ああ、大丸いつもありがとうございます。

最後にこちらはわたしがチビの頃に作った大きいビーズ。
多分幼稚園の頃。物持ちエエナー。img396.jpg

それからこちらは人様にいただいたビーズの指輪とか。
img397.jpg

やっぱりビーズはしみじみ良いものだと思ったのでした。

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コメント
アップしたのでTBさせていただきます。
すごかったですね~豹柄ではやっぱり笑いましたよね。
わたしは、あの葵祭がツボでした~
ポストカードだけでもほしかったです♪
ジュサブローも素敵ですね。わたしはTVでしかみたことがないです。一度実物をみてみたいな。
2006/10/01(日) 23:12 | URL | こいちゃ #EVuTtBQQ[ 編集]
こいちゃさん、早速どーもです。
葵祭の生地がまた艶かしい綺麗なものでしたね。
いやもうホントに凄いです。

ジュサブローの魔力に溺れたままの私です。
わりと高島屋で展覧会があり、去年のお正月もありましたから、今度機会があればぜひぜひ。
2006/10/01(日) 23:28 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
ビーズの魔力
おはようございます。

私はまだ田川氏の作品を目の前にしたことがないのですが、TVなどで見ていました。
ご本人もとってもすてきな方。おばさま達のファンもワンワンいるそうです。さぞさぞ・・・

アトリエをタイかどこかにお持ちで、ビーズを刺す職人さんも沢山いるようです。

しかし、ビーズって何でもできる絵の具のよう。
しかもキラキラするから、たまりませんよねぇ。

ジュサブローは、今、どうしているんでしょう?

私も手すさびに、リングなど(煌めいてないやつ)を作っています。
遊行さんが秋のテンプレになすってので、マイブログも秋仕立てにしたって事です。
2006/10/03(火) 08:20 | URL | あべまつ #-[ 編集]
あべまつさん こんにちは
見ましたよ、スルスルと襖が開くとモミジの入るあべまつ行脚・・・やはり秋はモミジです。
日本の心だなぁ。
ビーズって何でもできるんやなーとただただため息でした。
ご自分も作られるとは、うらやましい限りです。

ジュサブローは人形町のアトリエでお元気ですよ♪
2006/10/03(火) 15:07 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
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