美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。
与勇輝の人形に会うのは久しぶりだった。
難波の高島屋で10/4から10/23まで開催された展覧会に私は初日と最終日近い日の二度通った。
このあと展覧会は神戸大丸に行く。

パリ・バカラ美術館からの凱旋展覧会だと言う話だ。
なるほどパリの人間から見れば古き日本の叙情を味わえる滅多にないチャンスだったろう。
大正から昭和初期頃の日本の子供たち。
その姿を活写する。
布で拵えられた頬、指、口許。静かな眼差し。
わたしたちに問いかけるでもなく話しかけるでもなく、ただそこにいる。その存在感の確かさ。
クリックしてください声をあげて笑う子も、激怒して吠える子も、情念に燃え上がる子もいない。
日常の暮らしの中、働いたり・遊んだり・物思う子ら。
その姿を描き出す。

人形の美を求める人には向いていないかもしれない。
失われた日本の風景を求める人にはよいように思う。
観る者を誘惑する人形はなく、ただそこにいることで静かな安らぎを見る者に感じさせる人形たち。

わたしの趣味には少しずれるが、大勢の人々が熱心に喜んで眺める中にわたしも混ざった。
わたしには多くの観客のようなノスタルジーもなく、人形たちへの優しい同意もない。
わたしはただみつめる。
小津安二郎へのオマージュのような作品群がある。
小津の映画のキャラたちが人形としてそこにいる。
クリックしてください。『麦秋』『東京物語』『秋刀魚の味』『長屋紳士録』・・・
思えば私は小津のシャシンより溝口、成瀬巳喜男のシャシンを好んでいた。
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以前にも見た妖精たちの人形がいた。
ニングルたち。

それから与がパリで見かけた子供たちを象った人形たち。
他にもケータイを触る子供たち。
今の子供たちの姿も与には愛らしく思えるのだろうか。
少し考えながら、わたしは会場を後にした。
こちらは与ミュージアムの案内である。
クリックしてください。
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銀座では入館料千円も取りますが、僕は招待券でした、大阪のほうはおいくら?
テレビの力はすごいですね、東京の展覧会の前に「徹子の部屋」にこの人が出たらもう超満員。
僕的には千円払う価値があるか疑問でしたがー。
高島屋・大丸は800ですかね。
私はASA友の会で無料招待でした。
なんていうか、ご年配の方々にはよいかなと。
わたしの趣味からも外れますが、幸せそうにお人形を眺める人々の波の中にいるのも、なかなかよいものでした。