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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

四天王寺を中心に

今日の予定は大阪市内の各所をめぐるから、市営地下鉄一日券を買った。850円だけどわたしはチケットショップで830円でみつけてご機嫌。しかもそこで今日から始まる鍋島焼のチケットもみつけたからますますご機嫌。
とりあえず地下鉄のスタートは西梅田から。

一つ目の肥後橋で降りて国際美術館へ。大阪コレクションとピカソの版画と陶芸を見る。
そこから横滑りに東へ歩いて渡邊節の名作ダイビルを撮影。惜しい、全く惜しい。
こんな名作が壊される日が近づいているのか・・・
近日中に下手な写真をアップしよう。数年前の撮影で気づかなかったことがこんな今日になってわかったりする。

再び肥後橋から地下鉄に乗り、大国町で乗り換えて天王寺へ。御堂筋線のホーム構内の電球は梅田・淀屋橋・心斎橋・天王寺とキレイなものが多い。それぞれみんな異なる。
これは天王寺のライト。P1257.jpg


谷町線に乗り換えて隣の四天王寺夕陽丘で地上へ。
四天王寺さん。P1258.jpg

大日本佛法最初と書いてある。ほんと、その通りだ。この西門は極楽浄土に向いている。この先は海だったのだ。だから難波であり、上町台地なのだ。
神仏混交だから寺に鳥居。四天王寺様式の伽藍。
数年前の九月の夕方、復活上演されたのぞきからくりが見たくて訪ねると、伽藍と堂の間に巨大な黄金の満月があった。
凄まじい景色だった。死んでも忘れそうにない、凄い月だった。
img744.jpg

(江戸時代の名所図より)
今日は宝物館で名品展を見ようと思ったのだが、その前に境内ぶらぶら。
舞台。P1259.jpg

春秋にはここで舞楽が行われる。菅楯彦も描いたが、わたしはあいにく本物を見ていない。身毒丸もここで舞いを舞ったのだと物語の中では書かれている。
亀池。P1260.jpg

ここから少し行くと井戸があり、そこで経木を水に流す人もいるが、わたしは見るだけ。いろんな人がいる四天王寺の境内。
古代から変わらず、ここには色々な人間が集まる。
二河白道を示した本坊庭園には行かなかった。
でも猫の門はチェックしている♪
P1261.jpg


宝物館で何を見たかと言うと、まあこんな感じです。
後醍醐天皇の朱の手の拓本つき『四天王寺縁起』img745-1.jpg

クリックしてください。臨場感大あり。
実に大きい手だ。伝承によると天皇自ら盗賊を捕らえるのに舟から下知をくだしていたとき、軍扇ではなく舟の櫂をいとも軽やかに打ち振り、それを見た盗賊が投降したと言う話もある。
聖徳太子が書いた四天王寺縁起根本本の<筆写本の>筆写。内容を読むとたいへん納得する。今日にも残る地名などの由来に関わるものもあるし・・・
それから懸守。img745.jpg

平安時代の女の人や子供が首から提げていたお守りで、華やかな作りのもの。錦の色も金具も良く残っている。桜型のもあるが、それは練り物の梅鉢(大サイズ)くらいある。よく似ている。
他に扇面法華経冊子の、コロタイプ印刷の複製品。よく出来ている。
今日はこの絵が出ていた。img746.jpg


南門から出ると、消防署?発見。モダニズムだわ。
P1263.jpg

細部も可愛い。P1262.jpg

出てから大道にある甘味処へ向かった。福楼。ここで四種類のお餅が味わえる味彩とお抹茶とをいただく。なかなかおいしい。わたしは元々堺のくるみ餅が好きなので、大阪市内でいただけるのは嬉しい。そして突き出しとして出てきたアラレ、これが実は一番おいしかった。
P1264.jpg


近所の釣鐘饅頭を友人にお土産にしようかと思ったが、次回にした。
今度は天王寺に出て、それから難波へ。高島屋で武豊の展覧会をみて、かなり感銘を受けた。これも後日に書くけど、競走馬の走りっぷりにドキドキしたのだ。

難波から本町へ出て安売りの化粧水や目薬など買ってから、帰途に着いた。
ああ、今日は荷物が増えたせいでか、両肩が落ちてとても痛いです。

蛇足。昨日卸売り市場の友人からすごいマグロのスキミをもらい、ネギと海苔と混ぜた丼を食べた。友人の勧めに従って作ったのだが、おいしいのにびっくりした。更に途中からわたしは胡麻油と韓国海苔とを混ぜて味を変えると、これまためちゃくちゃおいしかった。
今まであんまりマグロって食べなかったのだが、こんなにおいしいとは思いもしなかった。

昨日今日とささやかなシアワセに満たされておりました。

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コメント
遊行さんこんばんはv
猫の門ですか?かわいいなぁ~~vv
そして後醍醐天皇の手形??なんかすごい…
どきどきしました。
ちょっとした建物にもロマンを発見する遊行さんの
感覚が大好きです。
そしてラスト、美味しそう…えへ♪
2007/02/11(日) 00:13 | URL | ろこ #-[ 編集]
> すごいマグロのスキミをもらい、ネギと海苔と混ぜた丼を食べた。
中落ち丼ですな。
本物は、骨にへばりついている身をスプーンなんかで掻き落とします。偽物は、余った形にならない部分(売りもんにならない部分)をミンチみたいにたたきます。
赤身のづけ丼もうまいです。づけ丼って関東だけかな?
もう、マグロも食えなくなるかも知れないと言う時に、なんで?

四天王寺のコンクリの五重塔に登った事があります。
2007/02/11(日) 00:22 | URL | 鼎 #PgtEBqSc[ 編集]
☆ろこさん こんばんは
猫だけでなく実は虎の門もあるんですよ。近所には狛犬ならぬ狛虎置いた神社もあるし。さすがタイガースの国でしょ。
(なにしろ半被とメガホンが・・・)
あの手形の大きさにはびっくりでした。肉厚な手で・・・
実はわたしにとって後醍醐天皇のイメージはジェミニのサガなんです、なんと。


☆鼎さん こんばんは
ああ、そういえばスプーンでどうのこうの言うてました。
ナマのマグロでした。さすが卸売市場やなーと感心しました。
>もう、マグロも食えなくなるかも知れないと言う時に、なんで?
友人に聞くと、意外なことに危機感が薄いようでした。大阪の特色かもしれませんが。

あの塔の内部の絵は神戸の山下摩起でしたね。本堂の中村岳陵による釈迦一代記がたいへんな名作です。
2007/02/11(日) 00:36 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
大阪の地下鉄の駅って、東京のものと違って、
空間がとても広いのですよね。
だから、こんなに照明に凝ることができるんだなぁと
思いました。
2007/02/11(日) 06:00 | URL | 一村雨 #-[ 編集]
一村雨さん こんばんは
やっぱり昭和初期と言う時代も影響していると思います。
丁度<大大阪>の時代でしたから、駅の構造そのものをモダンに、広々と作れたんでしょうね。
今の新しい駅などはやはりせまいです。
2007/02/11(日) 19:01 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
大阪に初めて行った時、地下鉄の天井がとても高いので、驚きました。メトロポリタンだ~と。
四天王寺、なんかパラダイスな感じですね。
懸守、一度モノホンみたいと思っています。
レトロな建物が出てくると、妙に嬉しくなります。
最後は、やっぱり、甘味ですよね。
しかしマグロのオチが付くとは。・・・中落ちでした・・
2007/02/11(日) 22:40 | URL | あべまつ #-[ 編集]
あべまつさん こんばんは
>しかしマグロのオチが付くとは。・・・中落ちでした・・
山田くーん、あべまつさんに座布団二枚ねー

ははは。四天王寺って面白いんです、実際。
説経節などに出てくるけれど、大概清水の観音様か鞍馬の毘沙門様に申し子されて生まれてきた主人公は、四天王寺で一旦運命のときを迎えるのですよ。
中世の名残がなんとなくあります。

2007/02/11(日) 23:40 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
四天王寺の雅楽と法要
四天王寺の雅楽・舞楽は3回、見たことがあります。
毎年4月22日に行われる、
聖徳太子のお誕生日祝い「聖霊会(しょうりょうえ)」
仏教イベントの間に舞楽が入っていてなんとも面白いのです。
↓ココにちょっと写真を載せてます。
http://homepage.mac.com/kikuhana/stage/stage06/st06a28.html

>福楼
美味しそうー!次回、四天王寺に行くときには是非とも寄らねば。
2007/02/12(月) 20:06 | URL | 菊花 #sw/O2jfA[ 編集]
菊花さん こんばんは
観ましたよー、いい感じのお写真で、レポ読んで「五時間か・・・」と呟く遊行です。見てみたいと思う半面、根性があるかが問題です。

福楼、ゴマ餡のが特においしかったです。西門から釣鐘饅頭本舗に出てまっすぐの大道1丁目にあります。綺麗なお店ですよー
2007/02/12(月) 21:56 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
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