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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

長浜ツアー盆梅その他

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盆梅展誉れの梅『不老』推定四百歳。

先日滋賀の長浜に遊びに出ましたのだ。
長浜は「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の西に金目教と名乗る怪しい宗教が」by「仮面の忍者赤影」・・・の少し後くらいに琵琶湖の北に城を築いた町。
大阪から新快速で直行もあるけれど、時間の都合でわたしと友人は乗り継ぐことになってしまった。
1850円x2の往復だけど、チケットショップで200円ほど安いのを買って長浜へGO!
・・・とにかく遠い。二時間ほど。しかも途中で遅延もあったし。
わたしはあんまり田舎な風景の中にいると心細くなって、早く帰りたくなる。←根性なし。

でもついてからは元気が出てくる。
観光mapは既に手にしてたから道にも迷わずてくてく。十年位前一度来たこともあるし、まぁなんとなくわかる。
今回は盆梅展が目的。
ボンバイ。ボンバイエは猪木・・・などとつまらぬことを言いながら歩いた先に馬酔木の花で有名な大通寺の門前へ。
そこの一隅で鴨鍋を食べる。ランチにしては贅沢だけど、寒いしね。
雑炊まで食べておいしかったけど、ロースはともかくツミレに軟骨があり、刺さった。

目の前の大通寺に入る。木彫の見事さに感心した。
なんといっても寺の総門の唐獅子が可愛い。
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右と左。P1308-2.jpg

千円の観光チケットを買う。指定観光地(美術館とか)3ヵ所と盆梅展が見れるセット。
おやおや浅井でも盆梅展しているらしく、無料送迎バスがある。しかし時間の都合で諦める。
寺では見事な馬酔木の盆栽がたくさん並んでいた。
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二年前奈良の志賀直哉旧邸で白い花の群生を見たが、盆栽だとピンクもあるようだ。
なかなか可愛い。これは馬にとっては神経系統の麻痺を促す力があるそうで、それでこんな字がついている。
P1312.jpg


本堂の折上げ格天井や欄間の彩色木彫は見事だけど、撮影はしなかった。
大広間の絵。P1310.jpg

結構寒い日なので畳にも床にもいたたまれない感じ。
でもこの襖絵の獅子は元気者。IMGP1309.jpg

クリックすると巨大化して飛んでくる。

そこから方丈とか庫裏とかうろつく。
岸駒の金地に墨痕淋漓な白梅図の襖絵。チラシにも使われている。
みごと。img799.jpgimg799-1.jpg

クリックしてください。こちらはチラシからの画像。
狩野山楽の絵もあるそうだけど、ちょっと見た記憶がない。
でも山雪の鳩の絵があった。こちらもチラシから。
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そこから一番にぎわう黒壁スクエアへ向かう。
何しろ小さい町なので徒歩数分。でました海洋堂、フィギュアの帝国。
入り口には等身大の北斗の拳のケンシロウと、大魔神のフィギュアがお出迎え。友人はケンシロウと並び、わたしは大魔神と2ショット。
ここで時間を取りすぎるとまずいので、涙を呑んでサヨウナラ。
近々日本橋へ行こう・・・と言うキモチが湧いて出る←ヲタ。

なにしろ寒くてやりきれない。
蓬餅の焼餅のお店に入り、店内でおいしいお茶と焼餅をいただく。
おいしかったわ?おなかいっぱいとか言いながら、おやつは別腹よ。
そこから黒壁ガラス館に入ったり色々見て回り、ガラス美術館に行く。
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ラリック、ガレなどの作品が江戸時代からの町家に展示されている。
襖絵は比良八荒。地元の日本画家・鈴木靖将の絵。彼の奥さんは先日の日曜美術館でも取り上げられていた三橋節子。
三橋節子については梅原猛の『湖の伝説』という評伝が詳しい。
子供の頃それを読んで泣いてしまったことを思い出す。
いわさきちひろ・三橋節子の死は、子供を残して逝かざるをえない母の悲しみに満ちている。

この屋敷の建具は見事だが、撮影禁止。ガラスを撮るのではないから建築目的ならどうかと思うものの、問い合わせるのもやめた。
昭和半ばの新聞記事が貼り付けてある。
建具の文様の見事さを論じた記事。ほら、やっぱりステキ。
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チラシの下には水琴窟が掲載されているが、わたしたちはキンコロカンという涼やかな音色を楽しんだ。・・・でも・・・
日本の楽しみは風情があるが、寒さの前にはちょいと負けたのだよ。

出てから曳山記念館の前を通ったり。ここは子供歌舞伎が残っている。
演目もなかなか本格的。見てみたいがここへ来るのが遠くて・・・←根性なし。
開智学校は可愛い。ところがこれを撮影するには駅前通りを歩かねばならない。風。すごい北風。もぉアカン。
泣きたくなってきた。P1315.jpg

でも撮影した。わたしはえらい。(自分でほめておく)

芋金つばを買いに行く。おいしそう。
それを土産にいよいよ長浜旧駅舎へ。
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(チラシから)
以前もきたけど、今はここへ甥っ子を連れて来たいな。
長浜市内の商店のチラシ(引き札)特集がある。
img801-1.jpg

わたし昔の引き札けっこう好き。飯田橋の凸版印刷の印刷博物館では、自分の好きな絵柄をチョイスして、引き札(絵葉書サイズ)を作るコーナーがある。けっこう楽しくて好き。

D51がある。P1317.jpg

うーん、立派だ。昔の映像が流れている。延々と石炭放り込み燃やし続ける。石炭が黒いダイヤモンドなのがよくわかる気がした。
その現場に立つ。今は当然ながらカラだけど、なんかこわいな。
そうか、『ボルサリーノ・2』思い出しているのか、わたし。
わたしは近代建築好きのケンちゃんだけど、妹は鉄道ファンのテッちゃんなのだった。

外へ出ると、自動車の行き来が激しい。
ここの先にラリックをメインにした成田美術館がある。
またいつか来る日があればその時は。

お向かいの慶雲館が盆梅展会場。元はさる方のお屋敷。
見事であるよ。P1318.jpg

なんといい匂い・・・梅の甘い匂いに陶然・・・

建具も素敵なところに白梅。
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梅。すばらしくいい匂い。梅林にいるより強く感じる。
鎖された空間だからか。
いいきもち・・・
わたしは<匂い>と書く。<香り>はあまり私は使わない。
<匂い>と書くと、なまの実感がそこにある気がするから。

うっとりしたところで売店に下りてモロコの飴煮とシジミの炊いたのを買うて帰る。
長浜から新快速で大阪へ。さすがにこれは乗り継ぎなしの直通。
梅を色々楽しめて、けっこう楽しい日帰り小旅行でした。
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コメント
僕も泣きたい
今日は所要で埼玉のほうから立川のほうへ、武蔵野線を使ったら強風のため速度制限でのろのろのろのろ。泣きたい。
大阪は駅自体が停電しましたよね、遊行さん大丈夫でしたか。
さて梅原の三橋節子の評伝はブックオフで105円で買いました、これもなきたい理由です。
しかし遊行さん本当にあちこち行かれていますねー。
明日から弥生三月、ファイト!
2007/02/28(水) 21:30 | URL | oki #-[ 編集]
素晴らしい小旅行。ちょいと足を伸ばせば、めでたしの光景が広がってくるのですね。
4回も白寿を超えた梅もスゴイ。
ボンバイと言えば、ボンベイ。
あすこは、霧で飛べなかった飛行機が飛ぶまで、数時間待たされたところ。
猪木、と言えば、もと仕事場の事務所近くに猪木事務所ありました。でかかったっす。
ラリックなどが町屋にあるとは、ギヤマンです。?
三橋節子と言えば、切ない。私は元気。理不尽。
引き札ってのが面白そう。
明治の錦絵の札を引いて、何かが当たるってものでしょうか?
我が家は、息子と亭主が鉄マンです。
芋きんつばの感想をぜひ。
あぁ、先日、とらやの粟ぜんざい食べましたが、かなり乙味でした。神楽坂行かねばなりません。
甘い香りが。鼻腔に感じないものは、香るのです。(悔しがる!)
・・・といえばのお話でした。
2007/02/28(水) 21:40 | URL | あべまつ #-[ 編集]
☆okiさん こんにちは
泣きたいのは東西共通ですね(JRめ)
わたしは殆どJRと無縁なので大丈夫でしたよ。以前赤羽から浦和で1時間待ちしたときは泣きたかったです。
'70年代の梅原作品は名作が多かったです。
子供の頃、竜の母親の目玉の話を聞かされて、こちらにも泣かされました。
弥生は地元で過ごします。花見も関西の桜です。


☆あべまつさん こんにちは
ボンベイ、今ではインドアクセントでムンバイと言うようになったそうです。インドもどんどん<インド>を主張ですね。
>ラリックなどが町屋にあるとは、ギヤマンです
山田くーん、座布団一枚ねー

引き札とは今で言うチラシ・広告のビラです。何でそんな名前かはハテナです。
芋金つばは紫芋、種子島芋、隼人芋と三種類あり、隼人芋が一番おいしかったです。とらやの虎屋文庫にも行きたいです。赤坂の。

生きてる限りはそれぞれの速度で活きてゆきたいと思います。

2007/03/01(木) 09:05 | URL | 遊行 #-[ 編集]
おつかれさまでした(^^)
長浜まで、大変おつかれさまでした!!
私は時々車orバイクで長浜まで遊びに行きますが、確かに電車だとちょっと大変かもしれないですね・・・
この土日はけっこう寒かったですよね。体調は大丈夫でしたか?
盆梅展、今年も美しいですね。
黒壁、楽しまれたようでよかったです。私も芋きんはかならず買って食べてます(笑)
次回滋賀にお越しの際はぜひ石山あたりでお茶しましょう♪
2007/03/01(木) 20:58 | URL | tanuki #s.Y3apRk[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/03/01(木) 21:13 | | #[ 編集]
またお越しくださいね☆
こんにちは!
こちらは「長浜観光協会」サイトを運営しております(資)プロクルーの福田と申します。このたびは長浜に来ていただきましてありがとうございます。楽しんでいただけましたでしょうか?

「長浜観光協会」(http://www.nagahamashi.org/)は、長浜の観光情報サイトです。
このサイトの企画としまして、「お客様ブログ」というページで、こちらに観光に来られて北近江、長浜のことを書いていただいている貴重なブログをサイト上で紹介させていただくことにより、実際に来られた方の生の声を聞かせてほしい。また、これからこちらに来られる方の参考にしてもらおう。と考えています。

つきましては、もしご了解をいただければ、遊行様のこのブログをサイトの「お客様ブログ」(http://www.nagahamashi.org/blog.htm)で紹介させていただきたいと思います。

勝手なお願いで、コメントを入れさせていただきましたが、当社宛のメールかこのコメントでお返事がいただけると嬉しく思います。よろしくお願いいたします。
また、このブログのおじゃまをしてしまいました場合は、たいへんお手数ですがこのコメントを削除お願いします。それでは失礼いたします。
2007/03/03(土) 10:39 | URL | (資)プロクルー #oeiHdhUc[ 編集]
ありがとうございます
(資)プロクルーの福田さん こんばんは

長浜は魅力的なところですね。また行きたいけれど、なにしろ遠い(笑)と言いながら、京都駅で盆梅展の宣伝行事があるとき偶然チラシを貰い、ソヤソヤとばかりに出かけました。
浅井の盆梅展は行って初めて知りましたが、パスポートがあれば無料送迎バスに乗れる、と言うのはいいお話だとおもいました。

つまみぐいするちょっとしたおやつもおいしく、そんなお店も多いので、それこそ「長浜を食べよう!」みたいな企画などがあれば喜ぶ人も多いのでは、と思います。各店舗でポイントもらうような感じで、全店制覇したひとをたたえるとか。(たたえるだけ、ですが)そんなことをちょっと考えたりしてみました。

2007/03/03(土) 22:31 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
tanukiさん こんにちは
長浜はいいところでした。
元々のっぺいうどんとか大好き。
あの芋きんつばはおいしかったです。
素朴なお菓子っていいですね。
行くまでは遠かったけれど、ついてからはとても楽しめましたよ。でも、さぶかった~~

今度ぜひ石山辺りでお会いしたいですね☆
2007/03/04(日) 11:31 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
対岸を先週末歩いてました
お世話になっております 坂本のあたりを徘徊しておりました
長浜へも 行こうか行くまいか 迷いまして 断念
別口へ参りましたが 結果として 裏と出ました(大涙) 

大通寺のこの絵は魅力ですな
岸駒さん観たいですな 甘いものも ・・・たまらん 
モロコの飴煮にシジミ おささにもごはんにも よさそうですな

梅にまったく言及できない わが身の業よ
ただただ 虚心に 眺めるばかり
それでは ご自愛くださいませ
2007/03/06(火) 19:24 | URL | TADDY K. #fjJSDZ0o[ 編集]
TADDY Kさん こんばんは
坂本辺りもケーブルもあり、蕎麦屋もありエエ所だと聞いておりますよ。今からでしたら近江今津の海津大崎の桜を見にゆくというのがよろしいでしょうねえ。
岸駒の梅、まことによいものでした。このお寺の襖絵は何もかもが良かったです。

おいしいものだらけでしたよ♪酒飯の友です。
またお出かけください。
2007/03/06(火) 21:37 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
ありがとうございます!!
こんにちは!
(資)プロクルーの福田です。
この度は、ご協力ありがとうございます。
しっかり掲載させていただきました!!

おもしろそうな企画ですね☆
参考にさせていただきます(>▽<)
2007/03/07(水) 14:10 | URL | (資)プロクルー #oeiHdhUc[ 編集]
福田さん こんにちは
こちらこそどうもありがとうございます。
大勢の方のブログが並び、やっぱり皆さんの参考になると思います。ガイドブックだけでない何かが必ずあるはずですし。
また折を見て遊びに行こうと思います。
2007/03/07(水) 15:12 | URL | 遊行 #-[ 編集]
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