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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

貴婦人が愛した化粧品

先日来、資生堂、ポーラと化粧品会社の所蔵品などを楽しませてもらってきたが、今回はクラブコスメ。商業・文化に力を入れる在阪メーカー。
大正期には『苦楽』を発行するプラトン社を起こし、’20?’30年代の文芸や商業芸術をリードした。
昨春から春秋二期に展覧会を開催している。四月と十月。
土日は休みなので平日の七時までに行く。
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東京博覧会案内図とクラブ館

今回は『貴婦人が愛した中山太陽堂』
中山太陽堂とは即ち現在のクラブコスメ。
中山太陽堂は明治36年創業。
自社製造第1号商品「クラブ洗粉」から始まる創業当初の歴史や広告宣伝の様子、さらには本格的近代工場といわれた旧工場内の設備や生産の風景などがご高覧いただけます。
主な展示資料:献上用化粧品セット・記録写真・旧商品・ポスター・ちらしなど

創立者の中山太一はメディアをいかに使うか考えた人で、宣伝に力を入れたのが資料からわかる。
クリックしてください。mir396.jpg mir397.jpg

フォードがある。レトロな車。クラシックカー。素敵だなぁ…
そして六甲辺りにあった素敵な洋館…こういうものが見たくて来たので、嬉しくて仕方ない。
中山太一と著名人たちとの記念写真がいくつか並ぶ。
新渡戸稲造、ダルマのような高橋是清、大谷光瑞、そしてインドの詩人タゴール。…タゴールを見たとき思わず♪インドの山奥で修行をして…と歌ってしまいそうになった。
綺羅星のごとき人々のいた時代。

外での活動だけでなく、従業員への福利厚生もよかったようだ。
工場の写真を見ると、お弁当を温める抽斗もあった。そして洗面所には自社製品の洗粉などが並ぶ。なんとなくそれが楽しい。

天王寺にあったレンガ造りの倉庫などは、本当に素敵だった。
今あればおしゃれだと思う。残念だ。
さてタイトルのことだが、素敵な絵柄のついた容器があるのを見て納得がいった。
ご成婚前の良子様つまり香淳皇后が愛されたのがここの製品だったようだ。
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他に西本願寺御用達とあるから、門主・大谷光瑞の妹・九条武子(大正期きっての美人と評判だった)も使用されたようだ。
イメージ的に「あんな綺麗で高貴な方が」使われるなら、と購買意欲も増してくる。

貴婦人ではないが美貌で有名な芸妓・萬龍をイメージキャラに使ったのも効果を挙げている。
昨日菅楯彦の記事を挙げたが、そこには富田屋八千代がいたが、萬龍は赤坂の芸妓で三越のキャラにもなったようだ。
当時の芸妓はアイドルでもあり、多くのメディアに登場している。
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楽しい展覧会も次は来春四月まで待たねばならない。

おまけ。友人と展覧会を見た後、西本町のあぐら一番という焼肉店に行った。
ここは以前から大好きなお店なのだが、行くのは久しぶり。
肉そのものの味わいがすばらしい。
「ナマでもOK」な肉を軽く焙って塩で食べるのだが、泣きたくなるほどおいしかった。
タンのお刺身もおいしかった…塩ばかりで食べてしまうほど、肉そのものがいい。
ココロもハラミもほぼレアで食べる。カルビなんか溶けるし。
塩ミノもほぼレアで食べるのを勧められる。あうあうあうあう?
おいしすぎてせつないくらいだ。カイノミもシアワセだーーっ
タレも食べようと、ホルモンのアカセンを頼む。タレ自体は甘みが強い。しかしこのアカセンのおいしさ…!ちょっと目眩がした。
翌日も食べに行きたくなるほどのおいしさなのだ。
ああ、シアワセだった。
因みにタレの焼肉を食べたいときは、同じ本町でも堺筋に近い珍三カルビに行くのだった。

化粧品会社の資料を見に行ったのに、この夜はナイトクリームなしで寝てしまった。
塗ろうにも顔が肉の脂でテカテカしていたのだった。
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コメント
こんにちはv

わーこれもまたステキな展覧会ですね!!
乙女心をくすぐるなぁ…v
良子さまに献上した化粧品というのがまた
すてきでときめきました…!
化粧品にはときめきが必要ですよね。

お肉もおいしそうv
2007/11/01(木) 07:17 | URL | ろこ #-[ 編集]
ろこさん こんばんは
>化粧品にはときめきが必要ですよね。
化粧品がお好きなろこさんのご意見だけに「うんうん」としっかり頷けます。
わたし、挙げた資生堂、ポーラ、クラブコスメ・・・全て使ってます。
化粧水がポーラ、下地がクラブコスメ、白粉が資生堂(ファンデーじゃなくてこっちです)なのです。
なんとなく展覧会などでお世話になると、ヒイキになるのでした。

お肉おいしかったです。シアワセでした。
2007/11/01(木) 21:03 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
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