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美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 

奈良絵本の美

過日、素晴らしいコレクションを秘かに見る機会に恵まれた。
奈良絵本と絵巻などである。
お誘いをいただいたので、友人と二人でお邪魔した。
漫画家の近藤ようこ氏や花輪和一氏の作品世界を知る方なら、どういったものか想像がつくと思う。

手袋を嵌めた手で金銀の鏤められた美しい頁を手繰る。
撮影も許されたので撮影したが、どうもわたしの技術では追いつくことが出来ない。
スライドショーの機能はfc2ではちょっとタグを組み込むのにわたしでは難しい。
とにかくこの素晴らしい世界を少しでも伝えたいと思う。
奈良絵本の内容は基本的に御伽草子や今昔物語、伊勢・源氏の抜書きなどである。
室町時代から江戸初期頃まで、武家や公家、商人のうちでも裕福な人々が大切にしてきた絵本である。
絢爛な挿絵と仮名の多い読み文とで構成されている。
代表的な作品や時代背景・状況などについてはこちらが詳しい。
http://dbs.humi.keio.ac.jp/naraehon/about/index.html
素晴らしいコレクションを少しだけここで展開する。
しかしながら色々思うところがあり、何の物語かを明らかにはしない。
画像は全てクリックすると拡大される。
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一旦ここでおく。
続きはいつか後日に。

今回、本物の奈良絵本を手に取るうちに、何故自分はこんなにも古美術に愛情を感じるのだろう、と自問した。
思えば最初に親から与えられた絵本が、絢爛な彩で満ちた『むかしばなし』の類だったからだと気づいた。
親は創作絵本を一切わたしに与えず、わたしは大人になってから自分で創作絵本を手に入れるようになった。
わたしはそこから古い伝承に惹かれ民俗学を学び、絢爛な絵から大和絵を愛し、本そのものへの関心から近代児童文学や挿絵に耽溺していった。
三つ子の魂百まで、その実証がここにいる。
最後に、大切なコレクションを見せてくださったそのご厚意に、ただただ深く感謝している。
ありがとうございました。
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コメント
こんばんは。

これは個人の方のコレクションですか?
素晴らしいものをお持ちですね。
惚れ惚れ。
2007/11/16(金) 22:39 | URL | Tak #-[ 編集]
こんばんは。
なんと美しい奈良絵本でしょう!!
それに、今熱中しているのは御伽草子で驚きのタイミングでございます。
市古貞次御大の校注本と、大岡信氏のおとぎ草子、坪田譲治の日本むかし話を岩波文庫やら、少年文庫やらでみつけて読んでいるところです。
しかし、遊行さんのご覧になった本は
さぞ由緒正しき姫たちのための
名だたる絵師達に作らせたのでしょうね。
美しいです。なんという吉縁でしょう。
ご照会先の奈良絵本のサイトもすばらしいです。しばし画面とにらめっこさせていただきます。
2007/11/16(金) 23:08 | URL | あべまつ #-[ 編集]
☆Takさん こんばんは
そうなのです。
実に素晴らしい個人コレクションでした。
他にも凄い作品群と所蔵本などを拝見させていただいたのですが、クラクラしました。
見せてくださったそのご厚意に深く深く感謝です。
実に奥深いなぁと思いました・・・。


☆あべまつさん こんばんは
本当に綺麗でした。不思議なくらいの美麗。
わたしは御伽草子も今昔も宇治拾遺も大好きです。説話そのものが好き。
>なんという吉縁でしょう
本当にわたしもそう思います・・・
夢のような時間でした。
慶応のサイトもお楽しみください。
2007/11/16(金) 23:47 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
遊行七恵さん、こんばんは
素晴らしい体験をなさいましたね!
羨ましいの一言に尽きます。(笑)
慶応のサイトも楽しいですね。
おかげさまで、目の保養をさせていただきました。
2007/11/17(土) 00:01 | URL | lapis #e8.b9ePc[ 編集]
lapisさん こんばんは
本当に素晴らしい体験でした。
ネットのおかげです。
うちの記事をご覧になって、わざわざお誘いくださったのですから。
こんな体験、二度はないでしょうね~
本当にすばらしい世界です・・・
2007/11/17(土) 00:36 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
こんばんは。
なんと豪華で美しい絵本。江戸時代のものですね。「○○○の本地」(伏せるんでしょうか)は見たことがなかったので、興味深いです。

私は「ほげー」と脱力するような下手な絵の奈良絵本も好きですが、こういう家宝になるようなものもいいですねー。嫁入り道具に入れたりしたんでしょうかしら。
2007/11/17(土) 22:32 | URL | ひろすけ #-[ 編集]
ひろすけさん こんばんは
さすがひろすけさんですね♪
実はこちらのコレクションには孤本があるようなので、色々考えた結果、一切説明なしにしました。
>脱力するような
ああ「熊野の本地」にそんなのがありましたね。好きです、わたしも。
素朴さと豪華さ、どちらの魅力にも抗し難いです~
2007/11/17(土) 22:46 | URL | 遊行七恵 #-[ 編集]
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2009/09/03(木) 22:48 | | #[ 編集]
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