美術館・博物館・デパートでの展覧会を訪ね歩き、近代建築を見て周り、歌舞伎・映画・物語に溺れる日々の『遊びに行った日を記す』場所です。 **なお現在コメント欄を閉鎖中です。

「モリサワ」で見たスゴイ仕事 その2

今度は蒐集されたウィリアム・モリスの美本の特集へ。

モリスの刊行した世界有数の美本、いわゆるケルムスコットプレス刊本が目の前にある。
あんまり綺麗なのでクラクラした。
何もかもがとても優雅。

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文字にからまる唐草の美。

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手描きなのが凄い…

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モリサワのコレクションって本当に凄い…
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装幀もすばらしい。
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内も外も立派。
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文字を集める。
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手描き装飾文字…

下絵もある。
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チョーサー著作集
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開かれた本たちは蝶の群れのようだ。
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モリス商会のデザインを基にしたグッズも紹介。
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素晴らしかったです…
陶然となりながらモリサワを離れる。
冊子もいただき、幸せなキモチになった。

「モリサワ」で見たスゴイ仕事 その1

昨秋のイケフェス2016で大国町にある「株式会社モリサワ」に初めて伺った。
わたしは大国町に降り立ったのも初めてで、イケフェスのおかげでここへ来れたようなものだ。
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建物は現代のものでたいへん機能的であり、地下から地上へ上がり、仰ぎ見たときにそこに在るのが印象的だった。
そう、知らない街で探す建物が真っ先に目に入ると安堵する。しかも立派な建物なのだ。
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いそいそと入口へ出向いた。
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建物を見る前に、ここでは資料室が開放されていると聞き、そのフロアへ上がった。
実は「モリサワ」がなんの業務をされているのかを知らなかった。
受付には親切な女性がおられて、丁寧な説明をしてくだされた。
そこで初めてわたしはモリサワがどういったお仕事をする会社なのかを知ったのだ。
わたしの再話ではうまく伝わらないので、会社のサイトを見ていただきたい。
こちら

「文字を通じて社会に貢献する」
それがモリサワの社是であり理念であり実行していること。
フォントの、書体のプロフェッショナルの企業なのだ。
わたしは何も知らずにお訪ねして資料室で説明を受け、展示物を見て驚嘆するばかりだった。
スゴイ会社ではないか。
わたしは本当に何も知らないままだった。
撮影可能ということから喜んでパチパチ撮らせていただいた。
知ってる本や雑誌などの印刷物はおろかアドビのフォントもモリサワによるものとは。
あああ、知らなかった。
しかし教えてもらえて幸運だった。
知らないままより、こうして教わったことでわたしの前に世界は広がる。

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おや、素敵な工場の紹介の雑誌がある。
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酒井一光さんの署名記事。

所蔵されている本や書などを見てゆこう。
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なんかもう絶句するようなレベルの高さ…

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本当にここを知らなかったのは不覚。
しかし知ったことはよかった。

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聖武天皇、光明皇后から小野のお通まであるものなあ。
それに地震のビラとか。

参考図書も色々並んでいる。
見学自体は要予約。
詳しくはこちら
モリサワ・スクエア。
MORISAWA SQUARE

素晴らしい空間でした。

ギャラリー再会 #イケフェス2016

イケフェス2016もいよいよ終盤へ。

さて電車に乗って新世界へ。
ギャラリー再会は通天閣の近く。





織田廣喜の絵がいくつも飾られていた。
撮影しないように気をつけたが、見れたのは思いがけない喜び。

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中へ。
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インテリアも素敵。

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綺麗な階段でした。

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再び会いましょう。

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ご近所の映画館。
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ええ作品を集めてるね。
いつかここで見たいわ。

宇部市でみた村野藤吾の建築 拾遺

以前に宇部市渡辺翁記念館などは紹介しているが、宇部市には村野藤吾の物件がいくつもある。
挙げていないことに気付いたので、今日は挙げよう。

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宇部市は総じていい感じの建造物が多い。

宇部興産ビル 1983年
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ANAクラウンホテルも入ってるのね。
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こういう辺りが面白い。
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正直な話、わたしなどは不安な感じもするが、杞憂なのだろうな…

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少し歩いて今度はこちら
旧宇部銀行 1939年
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1939年には思えないな。
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サイドには可愛い階段と装飾。
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面白かったです。
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「白描の美 ―図像・歌仙・物語―」 後期

大和文華館で「白描の美 図像・歌仙・物語」の後期を見た。
前期の感想はこちら

大随求曼荼羅諸尊等図像 鎌倉時代 奈良国立博物館  これは色んな仏さまの画集なのだが、名前がいちいち読み取れない。
ひろげられた最初に現れるのはたぶん兜跋毘沙門天。冠をかぶっているのと足元を支えるのが地天女、そして二鬼がいる。
線は同一の太さで統一されているようで、甲冑も実に濃やかに描かれている。とはいえどうも白身魚のお刺身が並ぶように見える。
左手に宝塔、右手に細い武器を掴む。
地天女は顔も柔和、両手の掌で毘沙門天を支えるが、それ以外は全てキャベツのように見えるアカンサスの葉の中に埋もれている。
そして彼女の両側には鬼が二人。一人は通常の耳、もう一人は布のように長く垂れた耳をしていて、その耳で空くらい飛べそうである。この様子を見ると鬼たちは西域の出身のようでもある。トバツがトルファンという説に乗ると、なるほどご一行さまですねという感じがする。
この描き様が非常に魅力的で、結局何度も行きつ戻りつしてはここへ立ち返り、じっくりと眺めた。
画像はこちらにある。

他にも菩薩の絵がたくさん続く。
西域風な、というよりむしろ天竺の別な宗教の女神を思わせるような艶めかしさを見せる菩薩も幾人もいた。
また馬頭人身もいて、彼らは楽隊を組んでいた。
なかなか楽しそうである。

先徳図像 平安時代 東京国立博物館  禅師たちの姿がずらずら。皆さん坊主頭に半分体の見える装束。誰が誰か区別なんか出来ないが、達磨、慧能らがいて、巻物の奥には聖徳太子もいるそうだ。

十二天図像(珍海本)のうち帝釈天・毘沙門天 鎌倉時代 東京国立博物館  どちらもキリリとした凛々しさがある。
特に帝釈天はハンサムで凛々しかった。

時代不同歌合絵 伊勢・後京極良経 鎌倉時代 五島美術館  今回は伊勢vsというのを集めたのか、伊勢と誰かのが3点出ていた。伊勢はそれぞれ違う仕草・表情を見せる。
対する藤原清輔は顔だちのぼってり大きな人で、伊勢を見るともなしによく見ている。

源氏物語や隆房卿艶詞などは巻替りがあってそれぞれ違う画面になっていたが、意外に大きな違いを感じなかった。
申し訳ないことを言うと、やっぱり源氏の場合、大きな流れはあっても、基本的に光君はどこかで女と仲良くしているので、「えーとこれはどの女かな」という程度で見分けているような気がする。背景で判断するといよいよ「ハイハイ」になる。これでは源氏絵を見ても甲斐がないので、やっぱり申し訳ない。
だが、絵はそれぞれ丁寧で綺麗なので、こんなわたしでも楽しいのだ。

隆房卿艶詞は悲恋ものではあるが、やっぱりサイドストーリー的な立ち位置にあることを感じる。思えば小督は気の毒なヒトである。

白鶴美術館からも源氏物語画帖が来ていた。淡彩の美麗な画帖で1シーンごとに楽しめるのがいい。

根津美術館の伊勢・源氏絵屏風は後期になって源氏絵が出てきた。こちらはまた優れた屏風で、時間の流れを巧い処理で見せている。
話の展開は分かっているから、その処理の巧みさを味わうこともいい。時間の推移には金雲が不可欠なのである。

新嘗祭行幸図 岡田為恭  さらりと愛らしい絵だった。いつもとはタッチが違い、可愛らしさが先に立つ。こういう絵も描くのか。いいなあ。

全期間出ているものは挙げず後期だけのものを中心にした。
白描の良さが身に染みるのは、マンガや挿絵がわたしの中で元気に活きているからだろう。
いい展覧会だった。
2/19まで。

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